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日日雑記 の商品レビュー

4.1

38件のお客様レビュー

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2012/03/06

かっこいいい。私もこんな年のとり方がしたい。飄々としてるかと思えばどろっと熱い表現が急にくる文章が素敵。

Posted byブクログ

2009/10/13

独特の文体に、ひきこまれる。 誰かの日記を読んでいるようで、それは小説のよう。 当時の日本をブラリと歩いているような、おかしみ。

Posted byブクログ

2009/10/04

著者の最後の作品。天衣無縫の感性ともいえる、何色にも染まらない天性の芸術家の目を通して見た風景がありありと綴られています。 水墨画のように淡く静かな文体で、ときに情熱的に、ときにエキセントリックに見せる鋭い観察眼には脱帽です。 ここまで達観した随筆を書き上げることができたらい...

著者の最後の作品。天衣無縫の感性ともいえる、何色にも染まらない天性の芸術家の目を通して見た風景がありありと綴られています。 水墨画のように淡く静かな文体で、ときに情熱的に、ときにエキセントリックに見せる鋭い観察眼には脱帽です。 ここまで達観した随筆を書き上げることができたらいつ死んでも悔いは無い気にさせられるほど完成された静謐な美がここにあります。

Posted byブクログ

2009/10/04

『犬が星見た』に続いて百合子さん2作目。あれから大分時がたっているのですな。離婚した娘さんとあちこち出かけていて味のある会話をしていて、良い親子関係で羨まし。百合子さんの独自の観点と文章がやっぱりたまらない。あ、タマの死の件、涙が出そうになった。

Posted byブクログ

2009/10/04

悲しいという言葉を使わないで悲しさを表現するという事がとても上手いな、と思う。淡々とした文章が書ける人って憧れる。

Posted byブクログ

2009/10/04

1979年に賞をとった「富士日記」が代表作といわれてますが10年以上前に読んだときどこが面白いのか分かりませんでした。日記と謳われながら、いろんな作家の日記(いま思い返せば読んでたのはみんな男性作家だわさ)とあまりにも違ったので。 今回88〜91年に書かれたこの日記風エッセイを読...

1979年に賞をとった「富士日記」が代表作といわれてますが10年以上前に読んだときどこが面白いのか分かりませんでした。日記と謳われながら、いろんな作家の日記(いま思い返せば読んでたのはみんな男性作家だわさ)とあまりにも違ったので。 今回88〜91年に書かれたこの日記風エッセイを読んで、この面白さは面白いブログを読んだときの面白さだとおもいました。ブログがなければこの面白さは私のようなものにはずっと分からなかったかも。とっくの昔にブログ文学があったとは、日本文学はあなどれません。 これを読み終わったら富士日記を再読します。

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2009/10/04

武田百合子さんは私が好きな写真家 武田花さんのお母さん。 武田花さんの本同様、何度でも読みたくなる一冊。

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2009/10/04

まわりのものたちが死んでゆく悲しさが入っている分、富士日記よりもしみ じみしたところはありますが、この人の目を通した世界は相変わらずおもしろみにあふれていました。愛猫玉が死ぬところ、この人は心で書いているのだな、と 思わせる名文です。

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