子どものための哲学対話 の商品レビュー
すごくおもしろい。でも、わからない(笑) 子供のためのだけど 大人でも考えてみたいことがたくさんある。 哲学ごっこがみんなでできれば、 おもしろいだろうな。 しかし、もやもやがたまる一冊。
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子ども向けであっても、哲学っていうのはムズカシイらしい。内容もさることながら、多分にレトリックが盛り込まれた本文は、さすが子どもにも容赦がないとしか言いようがない(笑)。 本書では哲学について「問いそのものを自分で立てて、自分のやりかたで、勝手に考えていく学問」であると説...
子ども向けであっても、哲学っていうのはムズカシイらしい。内容もさることながら、多分にレトリックが盛り込まれた本文は、さすが子どもにも容赦がないとしか言いようがない(笑)。 本書では哲学について「問いそのものを自分で立てて、自分のやりかたで、勝手に考えていく学問」であると説明している。そして、この定義が本書を組み立てているのであって、かなり意図的に「考え」させようとする戦略が見える。子ども向けということに関しての、せめてもの慰めなのか、この本に盛り込まれた様々な「テーマ」自体に目新しいものはなく、それこそ哲学について述べた本では基本として語られるようなテーマが多い。でも、それらについて、意図的に「答え」は隠してある。 「哲学対話」というタイトルのとおり、対話形式で本文は綴られているんだけれど、ほとんどの対話が「ぼく」が「うーん・・・」と言って終わっている。つまり、「なるほど!」で終わらない。あくまで一つの考えを提示しているに過ぎず、「そこから先は君たちで考えなさい」ということなんだろうけれど、果たしてこれを読むどれほどの子どもがそれに気付けるか。そう考えると、本の中には答えがあるというのは勝手な思い込みなのであって、その思い込みに気付かせる本書は貴重な存在☆ なんていうか、この本を使って子どもと一緒に勉強をしてみたい。 【目次】 序章 第1章 人間は遊ぶために生きている! 第2章 友だちはいらない! 第3章 地球は丸くない! 終章 きみもやってみよう! 哲学ごっこ (絵/内田かずひろ)
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図書館で借りて読んだ。中学生程度を対象としているのかと思ったが、どうやら小学校中学年~高学年あたりをターゲットにして書いているようだ。 しかし、小学生には抽象的過ぎて意味のわからない内容ばかりだろう(大人の私にも分からない部分がたくさんあった)。「哲学」というのは、一番身近な...
図書館で借りて読んだ。中学生程度を対象としているのかと思ったが、どうやら小学校中学年~高学年あたりをターゲットにして書いているようだ。 しかし、小学生には抽象的過ぎて意味のわからない内容ばかりだろう(大人の私にも分からない部分がたくさんあった)。「哲学」というのは、一番身近な学問でありながら、一番理解しがたい学問である、ということを改めて感じさせられた。 10年以上前の作品だが、現在でも十分通用する。「哲学」という学問が、普遍的であるが故であろう。大人にとっても生きるためのヒントがちりばめられているので、忙しいときに目を通す分には平易な文体でいいかもしれない。
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私が子どものときに読んでても 難しかっただろうな~~って感じ。 ちょっぴり大人になった今だからこそ読める! そして「なるほどなー」って思える。 難しい哲学書は読めないけど こういう哲学書はおもしろい!!
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この人の著作は好きで安価で手に入るものは買って読むようにしている。 ただこの「子どものための哲学対話」はちょっと二番煎じの感が否めない。 猫と哲学的会話をするっていう手法は同じ著者の「翔太と猫のインサイトの夏休み」が先だし。 出版社も二匹目の何とやらを狙ったとしか思えない。...
この人の著作は好きで安価で手に入るものは買って読むようにしている。 ただこの「子どものための哲学対話」はちょっと二番煎じの感が否めない。 猫と哲学的会話をするっていう手法は同じ著者の「翔太と猫のインサイトの夏休み」が先だし。 出版社も二匹目の何とやらを狙ったとしか思えない。 この本は「翔太~」よりも更に子ども向けで、そういう意味では住み分けができているのかもしれないけれど。 まあとにかく子どもから大人まで楽しめる、っていう類のものなのだけど、人間の根源的な問いに対しているので大人が心の滅入った時に読むと楽になると思う。 というか自分自身がそうだったので、優先的に読んでみた。 自分の中では内容に目新しい部分というのがなかったのだけど、第3章以降は対象年齢の子には少し難しいように感じた。 それでも大人ならば数時間で読めると思うので、気分転換にはいいと思う。 しかしながら自分が子どもの時にこのような本に触れなかったのでは至極残念だ。 評価としては「翔太~」の方を勧めたいので星3つということで。
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なじ■6年ぐらい前に読んだんですが、私の悪役観にガツンとくる文章があって、今もそれが根底に生きてます
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(2005.10.01読了)(2005.09.28購入) 人間のことばを話すネコの「ペネトレ」と中学一年の「ぼく」の対話の記録です。 薄いし、挿絵もいっぱい入っているので、すぐ読めてしまう。読めるというのと書いてある内容が理解できるという事は、必ずしも一致しない。何せ哲学対話なの...
(2005.10.01読了)(2005.09.28購入) 人間のことばを話すネコの「ペネトレ」と中学一年の「ぼく」の対話の記録です。 薄いし、挿絵もいっぱい入っているので、すぐ読めてしまう。読めるというのと書いてある内容が理解できるという事は、必ずしも一致しない。何せ哲学対話なのだから。 全体は、以下の3章に分けられていいます。 第1章 人間は遊ぶために生きている! 第2章 友だちはいらない! 第3章 地球は丸くない! ●哲学とは?(121頁) ぼく:哲学って何? ペネトレ:自分で勝手にやる学問のことさ。既にある学問を一人で勉強していくんじゃなくて、問いそのものを自分で立てて、自分のやり方で、勝手に考えていく学問のことを、哲学って言うんだよ。カントとかニーチェとかウィトゲンシュタインとか、そういう人がそうなんだ。 ●何のために生きている?(12頁) ぼく:人間って結局は何のために生きているの? ペネトレ:結局は、遊ぶためさ。仕事をしてお金を稼ぐのも遊ぶためなんだけど、その仕事が生きていくことそのものになっちゃうのは、その仕事そのものが遊びになっちゃったってことなんだよ。「遊ぶ」って言うのはね、自分のしたいことをして「楽しむ」ことさ。その時やっていることの中だけで完全に満ち足りている状態のことなんだよ。その時やっていることのほかにどんな目的も意味も求める必要がないような状態のことなんだ。 ●「情けは人のためならず」は、どうして助けないほうが良いに成った?(46頁) ペネトレ:「情けは人のためならず」って言葉、知ってる? ぼく:情けをかけることは、その人のためにならないってことでしょ? ペネトレ:本当は「人に情けをかけてやること、つまり同情して助けてやることは、結局は自分のためになる」っていう意味なんだよ。人を助けたくない時に、その口実として「同情して助けてやることはその人のためにならないんだ」ってことを人前で言う必要が多くなってきたから意味が変わってきたんだよ。 ●強さ(62頁) ぼく:人間は、自分のことを本当にわかってくれる人がいなくては、生きていけないものなんだよ。 ペネトレ:そんなことはないさ。そんな人はいなくたって生きていけるさ。それが人間が本来持っていた強さじゃないかな。ひとから理解されたり、認められたり、必要とされたりすることが、一番大切なことだって言うのは、今の人間たちが共通に信じ込まされている、間違った信仰なんだ。 著者 永井 均 1951年 東京生まれ 慶應義塾大学文学部卒業 専攻 哲学・倫理学 信州大学教授 ☆関連図書(既読) 「ウィトゲンシュタイン入門」永井均著、ちくま新書、1995.01.20 「〈子ども〉のための哲学」永井均著、講談社現代新書、1996.05.20 「これがニーチェだ」永井均著、講談社現代新書、1998.05.20 (「BOOK」データベースより)amazon 学校なんか行かなくたっていい。うそをついてもいい。クジラは魚だ。地球は丸くない。…ぼくの家の猫のペネトレは、そんな普通じゃないことばかり言う。でも考えてみると、ペネトレの言うことの方が正しいんじゃないかって気がしてくる…。子どもも大人も考え方が変わる、ペネトレとぼくの40の対話。
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哲学というのは誰にでも出来る学問のようです。 誰しも何か考え、何か思って生きているのでしょうから。 ただ、誰にも正解を見つけることが出来ない学問でもあるようです。 人の考えなんて、その時その時、些細なことで変わっていくし、 全く同じ考えを持つ人間なんていないでしょうから。 それ...
哲学というのは誰にでも出来る学問のようです。 誰しも何か考え、何か思って生きているのでしょうから。 ただ、誰にも正解を見つけることが出来ない学問でもあるようです。 人の考えなんて、その時その時、些細なことで変わっていくし、 全く同じ考えを持つ人間なんていないでしょうから。 それにそれが正解だという保証をどこから持ってきていいのかもわかりません。 でも、自分の中での正解なら見つけられるかもしれません。 自分の中の正解が見つかれば、他の人なんてどうでもいいのかもしれないので、 そうなると正解を見つけることの出来る学問なのかもしれません。 この文章を読んでも訳がわからないという人が沢山いるかもしれません。 私の哲学の認識が合ってるのかもわかりませんから、 全然見当違いのことを書いてるのかもしれません。 しかし、哲学に認識も何もないのかもしれません。 かもしれません。 ……… ぺネトレ:眠るってことは、起きている時の世界とは別の世界に入ることだから、 眠るためには、まず、起きているときの世界のことは全てわすれてしまわなけりゃ だめなんだけど、ただわすれるのは、ただ待つよりも、もっとむずかしいんだ。 だから、逆に、眠ってから入る世界の方を、 あらかじめ自分で勝手に作っちゃう方が、かんたんなんだよ。 昔のことを思い出してもいいよ。 要するに、眠ってから見るはずの夢の世界を、 自分で勝手に作っちゃって、その世界の中で生きている気になっちゃうのさ。 それが完璧に成功して、ふとんの中にいることをわすれてしまったとき、 君はもう眠っているんだ。 ……… かもしれません。
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小さい頃、読んだはずだが、印象が変わった。 小さい頃の印象も、忘れないでとっておきたい。 大人も読むといいと思う。 20091028
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大人になるまでに、考えておいたほうがいい哲学の問題集。分量も少なくて、すらすら読める。学校の道徳の時間にいいかも。
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