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ヘミングウェイ全短編(2) の商品レビュー

3.8

34件のお客様レビュー

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ヘミングウェイは、長…

ヘミングウェイは、長編に有名な作品がいくつもありますが、短編の方が彼のエッセンスがつまっている作品が多いです。短く簡潔な文体で、実際書いてある以上に読ませる技は、短編でこそ生きてきます。

文庫OFF

キリマンジャロの雪は…

キリマンジャロの雪はヘミングウェイの作品の中でも評価の高い傑作だ

文庫OFF

2023/09/20

キリマンジャロの雪が1番読みやすかった。 豹の屍はどんなものか気になる。この子は同思いキリマンジャロで死んだのか。 banana fishでこの作品を知って、本作品を読んでよかった。ヘミングウェイ 人生そのものなのかと思った。

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2022/10/20

ヘミングウェイの人生をトレースしてるように感じる。たくさん読んでだんだんとヘミングウェイの人格みたいなものを理解できるような気がする。気がするだけかも知れんけど。

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2022/10/02

可愛らしい話(死ぬかと思って)や戦場のグロテスクな描写、精神の負傷?の話(最前線、死者の博物誌)などが印象的。ヘミングウェイの断片的な描写で終わる短編がさっぱりしていて、結局話が分からないのが(もちろん解釈できる方が良いのだが)却って良かったかもしれない。また読む。

Posted byブクログ

2022/09/13

ワイオミングのワイン、世界の首都、フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯が良かった。 それぞれに違った種類の緊張感があって、物語に引き込まれる。短編に重要なのは緊張感だと気付かされる。

Posted byブクログ

2022/07/18

「ヘミングウェイの『キリマンジャロの雪』に出てきたハイエナのことを覚えているかい、君?」 「ええ、もちろん。私、あの話好きだったもの」 -偉大なるデスリフ,C・D・B・ブライアン,村上春樹訳

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2022/05/30

ヘミングウェイは本当に素晴らしい。文章に潜む緊張感に押し潰されそうになりながらも、読んでいて心地良いというのはまたとない。「死ぬかと思って」可愛すぎて大好きだ。こんな視線もあったなんて。「フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯」も良かった。女を描かせた時の繊細さたるや見事としか言...

ヘミングウェイは本当に素晴らしい。文章に潜む緊張感に押し潰されそうになりながらも、読んでいて心地良いというのはまたとない。「死ぬかと思って」可愛すぎて大好きだ。こんな視線もあったなんて。「フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯」も良かった。女を描かせた時の繊細さたるや見事としか言いようがない。 しかしヘミングウェイの読める残りのものが少なくなってきた。悲しい。自分のためのというとちょっと大層で違う気もするのだが、久々に全作品読みたいと思える作家を見つけた気がしたのだった

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2021/09/29

先日読んだ「生き物の死にざま」の中で[キリマンジャロの雪]の冒頭の一節が紹介されていたので読んでみることにしたのだが,なんと翻訳物は,Kindleには存在しないらしく,短編のようだから原文でも良いか(原文ならkindleにもある)と,原文を少し読んで見たのだが,さほど難しくは思え...

先日読んだ「生き物の死にざま」の中で[キリマンジャロの雪]の冒頭の一節が紹介されていたので読んでみることにしたのだが,なんと翻訳物は,Kindleには存在しないらしく,短編のようだから原文でも良いか(原文ならkindleにもある)と,原文を少し読んで見たのだが,さほど難しくは思えない文の割にはさっぱり状況が分からないのであきらめて図書館で文庫本を借りてきた。 しかし日本語で読んでも「キリマンジャロの雪」はよく分からない。状況についての説明が一切ないのだ。読んでいくうちに何となく分かっては来るのだが...。世界的な文豪の各小説とはこういうものだったろうか? 随分久し振りに読むので忘れてしまった。結局何が書きたいのかよく分からなかった。一緒に収録されている「勝者に報酬はない」についても同様。唯一「フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯」だけは面白かったが。アフリカでの「サファリ」がどういうものか初めて知ったし、どれだけ危険なものかも良く分かった。

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2021/08/05

自我にめざめ個人が自由に行動するのは、明治の昔、簡単ではない。  西欧的思想の個我にめざめ、作家を志し自由結婚を望めば、昔気質の父には認められないことだ。  そして強い個性の似たような親子はぶつかって、もう好い加減に許そうと思ってもおのおのなかなか出来ない。  周りの家族に...

自我にめざめ個人が自由に行動するのは、明治の昔、簡単ではない。  西欧的思想の個我にめざめ、作家を志し自由結婚を望めば、昔気質の父には認められないことだ。  そして強い個性の似たような親子はぶつかって、もう好い加減に許そうと思ってもおのおのなかなか出来ない。  周りの家族に助けられ、状況の変化に引っ張られて「和解」にたどり着く。でも決して理解しあったのではなく、親子の情がゆるむような「和解」。  やはり小説の神様は小説がうまかった。堪能。  さて、親子の確執は現代でも続いている。ブログでも見受けるし、自分も無いとは言えない。しかしその内容は名作とは違う。  現代ではそれこそ「個人の自由選択」は法律でも保証されている。そのように社会もなっているようだが、本当の意味で西欧の言う「自我」を確立しているかどうか。  堕落かもしれない。未発達なのかもしれない。  もたれあい、あまえあい、きずをなめあう、風土は依然としてあるから。  「パラサイト」許し難い。 過保護もってのほか。  そこに親子の確執が起こるとどうなるのか?  最悪は親殺し、子殺し事件のニュース。  でも、いちばんわかってくれるのも親。子も親は捨てられない。  願わくは、お互いの自立。

Posted byブクログ