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ヘミングウェイ全短編(2) の商品レビュー

3.8

34件のお客様レビュー

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2009/10/04

ヘミングウェイといえば「武器よさらば」とか「老人と海」とかだと思っていたけれど。 短篇の方がおもしろく、理解しやすい気がする。

Posted byブクログ

2009/10/04

キリマンジャロの雪。 それが見たかっただけ。 ちょっと拍子抜けの感もあるけど、あの豹が好きなんですよ。

Posted byブクログ

2009/10/04

ヘミングウェイという作家にはそれほど大して魅力を感じているわけでもないと言うことが分かった。それでも『清潔で、とても明るいところ』や『ギャンブラーと尼僧とラジオ』、『世界の首都』といったスペインを舞台にしたものは中々いいと思ったのですが。ヘミングウェイが(スペインに)一種の親しみ...

ヘミングウェイという作家にはそれほど大して魅力を感じているわけでもないと言うことが分かった。それでも『清潔で、とても明るいところ』や『ギャンブラーと尼僧とラジオ』、『世界の首都』といったスペインを舞台にしたものは中々いいと思ったのですが。ヘミングウェイが(スペインに)一種の親しみをもって描いているのがよく分かります。 多分惰性でこの全短集は全て読んでしまうのだろうな。

Posted byブクログ

2009/10/04

あまり知られていない事実だが、ヘミングウェイという作家は相当な男色家であった。彼の三男グレゴーリーはオカマとして九十年代に刑務所から脱獄しようとして死んだはずである。そしてその三男に向かって、ヘミングウェイ(パパ)は言う。お前には、ワタシと同じ病気がある!なんというミステリーであ...

あまり知られていない事実だが、ヘミングウェイという作家は相当な男色家であった。彼の三男グレゴーリーはオカマとして九十年代に刑務所から脱獄しようとして死んだはずである。そしてその三男に向かって、ヘミングウェイ(パパ)は言う。お前には、ワタシと同じ病気がある!なんというミステリーであろう。改行。訳者の高見浩先生による解説を読んでもらえれば分かる通り、このヘミングウェイのキーウェスト時代というものは非常に特殊かつアグレッシブな時代と実験的な文体を確立した偉大なる頃であった。ヘミングウェイの最高傑作は、この勝者に報酬は無い(勝者は虚無を得る)である。この小説を前にして頭をたれて卑屈な気持ちに成らない者など読者失格の烙印を押されても仕方が無いぐらいの狂気の出来栄えになっている。さて、ページを捲って欲しい。『嵐のあとで』を読んで、少しゲンナリして、やっぱり『老人と海』の作者はたいしたことはねえな、と早合点する君!君は正しい。この『嵐のあとで』は雰囲気だけの小説だ。飛ばし読みで結構。しかしながら次作『清潔で、とても明るいところ』これこそが短編小説の最高峰であると断定する怪物小説なのだ。これを読まずしてこの世の虚無を語ってはいけない。ホモ作家ヘミングウェイの面目躍如。そしていきなりのストレートに酔っ払った読者を、次の『世の光』が襲いかかる。これも又かなり重量級のパンチである。この一冊を読めばヘミングウェイがどれだけ駄作を書いたとしても許せてしまうだろう。改行。ヘミングウェイはオカマ野郎の父親だったわけであるが、勿論、本人もオカマ野郎であったことは想像に難くない。初婚の相手に自殺する前にかけたお別れの電話など、全くマッチョな感じを受けない。勝者は虚無を得る。怖ろしい題名である。

Posted byブクログ