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知性の磨きかた の商品レビュー

3.9

40件のお客様レビュー

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2024/06/08

仕事が休みになると、ある種、強迫的にどこかに行かなければとか、遊びに行かなければと思ってしまいがち。あえて余暇は何もしないべき。最も知的な生活というものは、余暇にとこにも行かずに本を読むこと。あるいは何もしないでゴロゴロしてても良い。そのうち何かやりたいことが出てくるかもしれない...

仕事が休みになると、ある種、強迫的にどこかに行かなければとか、遊びに行かなければと思ってしまいがち。あえて余暇は何もしないべき。最も知的な生活というものは、余暇にとこにも行かずに本を読むこと。あるいは何もしないでゴロゴロしてても良い。そのうち何かやりたいことが出てくるかもしれない。それが本当にやりたいことであり、それをやれば良い。

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2023/11/11

学ぶを学ぶために、知識を得るために長期的な知識を深めるために読んだ。 一つのことに邁進してゆるぎない方法を確立する。 それを応用する。

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2022/08/26

昔の人特有の決めつけてかかる口調に少し苛立ちを覚えるのは図星をつかれたと思うからなのか。 「趣味は片手間でやるものではなくプロを超える気持ちでやらないとものにならない」「本をたくさん読んだからといって偉い人なるわけではない」などは何をやっても中途半端で長続きしない私には耳の痛い話...

昔の人特有の決めつけてかかる口調に少し苛立ちを覚えるのは図星をつかれたと思うからなのか。 「趣味は片手間でやるものではなくプロを超える気持ちでやらないとものにならない」「本をたくさん読んだからといって偉い人なるわけではない」などは何をやっても中途半端で長続きしない私には耳の痛い話だった。

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2019/06/29

・二元論の恐怖  →読書する人は頭が良くて、読書しない人は頭が悪い、といったゼロサム考え方   ・読書を否定するものではない   ・読書に絶対性を求めることが問題   ・教養があっても悪い奴は一杯いる ・読書よりセックスの方が大事  →読書なしでも生きられるが、セックスしなかっ...

・二元論の恐怖  →読書する人は頭が良くて、読書しない人は頭が悪い、といったゼロサム考え方   ・読書を否定するものではない   ・読書に絶対性を求めることが問題   ・教養があっても悪い奴は一杯いる ・読書よりセックスの方が大事  →読書なしでも生きられるが、セックスしなかったら人類が存続しない(笑)   ・これくらい肩の力を抜いた生き方が好き ・読書しても人間的に偉くなるわけじゃない。その人に対して何か力を与えるもの。  

Posted byブクログ

2017/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本は、口調が大変きついので 人によってはスローイングブックに なりえる本だと思います。 何だこいつ、と思う箇所もちらほら。 特に学問のところは ある種の場所をかなり強烈に ディスっています。 まあ、うちはそういう系の方は 関係ないので問題ないですが。 どちらかといえば若者向けの本です。 シニアの人は読んだ時点で切れる人続出です。

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2016/05/28

知性とは知識があることではなく、物事を理解する方法が分かっていることだという主張に強く共感しました。本の読み方や余暇の過ごし方、個人主義的な生き方にまで言及しており、自分が言いたかったことを全て代弁してくれたような思いです。人生の糧となる一冊でした。

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2016/01/16

日本エッセイスト・クラブ賞と講談社エッセイ賞を受賞しているエッセイストにして、絵画、音楽、文学、書誌学も手掛けるリンボウ先生が、「知的生活」のノウハウを語ったものである。 リンボウ先生はまず、「知性」とは、外の世界と「主体的に」かつ「客観的認識をもって」交わっていくための「方法」...

日本エッセイスト・クラブ賞と講談社エッセイ賞を受賞しているエッセイストにして、絵画、音楽、文学、書誌学も手掛けるリンボウ先生が、「知的生活」のノウハウを語ったものである。 リンボウ先生はまず、「知性」とは、外の世界と「主体的に」かつ「客観的認識をもって」交わっていくための「方法」のことであり、「知性」のある人とは、そうした「方法」を身につけていることであるという。換言すれば、たくさんのことを知識として知っているということではなく、学問の方法を身につけているということである。 そして、その「知性」を磨くための方法を、学問、読書、遊びの3つの側面から、ハウツー本的なトーンではなく、エッセイ風に綴っている。 以下は、本書の主題に限らず、私が強く共感した部分である。 ◆福沢諭吉の『学問のすゝめ』は、学問について考えるときに「これを読まずして、学問を語るなかれ」と言える名著であり、そこで説かれている通り、社会のあり方の根本は、一人ひとりがどれだけ自分自身の志として勉強をするか、すなわち「私の独立」を為しているかにかかっている。 ◆読書というのは、ある一時に、その人にとって意味を持つ、即ち、その人に対して、生きていく力とか慰めとか、何らかの力を与えるものである。 ◆本は自分で買って読むべきであり、背表紙のタイトルの存在は、その本を読んだ記憶を常にリマインドしてくれる効果があるし、自分が読んだ本が書棚にたまっていくということは、その人の人生の軌跡なのである。(この点は斎藤孝氏も強調している) ◆人との付き合いで大事なことは、仕事でも遊びでも、全幅の信頼関係に基づいて、「個人」として話ができることである。 リンボウ先生は最後に、「私は、決して一つのところに立ち止まらない。いつも何か新しいこと、自分にとっての未知の大陸へと、志向するんです。・・・そして、その忙しい生活に疲れたら、そっと休もうじゃないか。人里離れた山林に隠れて、あるいは古い友人とくだらぬ話にでも打ち興じて・・・」と語っている。 いまだに取り組むテーマを広げ続けるリンボウ先生の、思考と行動のベースがわかる一冊である。 (2005年9月了)

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2014/06/24

リンボウ先生が、「知性の磨きかた」というテーマについて語った3日間の集中講義というスタイルの本。 まず、学問の「方法」ないし「筋道」を、しっかりと身に着けることの大切さが語られます。これなしに知識をつけても、単なる物知りに終わってしまうということです。福沢諭吉の『学問のすすめ』...

リンボウ先生が、「知性の磨きかた」というテーマについて語った3日間の集中講義というスタイルの本。 まず、学問の「方法」ないし「筋道」を、しっかりと身に着けることの大切さが語られます。これなしに知識をつけても、単なる物知りに終わってしまうということです。福沢諭吉の『学問のすすめ』や本居宣長の『うひ山ぶみ』を手がかりに、学問の正道とは何かが考察されています。 そして、そうした学問のスタイルをきちんと身に着けた上で、あとはとことん自由に楽しもうというのが、本書の主張になっています。 著者のリンボウ先生だけでなく、内田樹氏、鹿島茂氏、養老孟司氏といったエッセイの名手たちの著作を思い起こすと、一見軽く書かれているような文章の奥に、学問的な筋道という確かな基礎がかいま見えるような気がします。

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2013/11/06

読書録「知性の磨き方」5 著者 林望 出版 PHP新書 P92より引用 “頭のさして良くない人であってもね、何か営々孜々として怠ら ずに努めれば、必ずそれなりの功績はある。” 目次から抜粋引用 “知性とはそもなんであるか  良き研究者とよき教育者  「良い読書」という幻想 ...

読書録「知性の磨き方」5 著者 林望 出版 PHP新書 P92より引用 “頭のさして良くない人であってもね、何か営々孜々として怠ら ずに努めれば、必ずそれなりの功績はある。” 目次から抜粋引用 “知性とはそもなんであるか  良き研究者とよき教育者  「良い読書」という幻想  本はすすんで汚すべし  精神の遊びと個人主義”  書誌学・国文学者である著者による、学ぶことの愉しみについ て記した一冊。  知的であるということについてから歌を歌うことについてまで、 読者に語りかけるような文章で書かれています。  上記の引用は、本居宣長の著作を引用しながら学びについて書 かれた項での一文。学問を目指す人には、とても希望を与えてく れる一文です。学問を目指していなくても、自分の無力さを嘆か なくてよくなりそうなので、私にとってもいい慰めになる一文で す。  何事もさっさとやめてしまうことなく、続けて生きていくこと で、つまらないことでも面白くなるかもしれません。結果が出る までが長いので、焦らずゆっくりと取り組みたいものです。 ーーーーー

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2013/10/14

•まず絶対に一つのことに邁進しなさい。しかも十年間一つのことをじっくりと修行して、揺るぎない方法というものをみにつけなさい。それによって将来、どういうふうにでも応用がきくから。 •私ということをちゃんと考えて、学ぶべきことをきちっと身につけた上である職業につく。身につかなくても、...

•まず絶対に一つのことに邁進しなさい。しかも十年間一つのことをじっくりと修行して、揺るぎない方法というものをみにつけなさい。それによって将来、どういうふうにでも応用がきくから。 •私ということをちゃんと考えて、学ぶべきことをきちっと身につけた上である職業につく。身につかなくても、少なくともそういうものを身につけようとして努力しながらある職業につく。そうすれば、学校を出てからも、自分自身を継続して高めていける。

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