知性の磨きかた の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 自分の足で歩き、自分の目で見、自分の頭を使って、主体的に外の世界と関わっていけること。 そしてそのための正しい方法=ものの見方を身につけていること。 そんな「本当の知性」を磨くには一体どうすればよいのか? 多芸多才で知られるリンボウ先生こと林望氏が、学問の愉しみ・読書の幸福・創造的遊びの三つの側面から、その知的生活の全ノウハウを語り尽くす。 楽しく読めて、役に立つ、三日間集中講義。 [ 目次 ] 第1日 学問の愉しみ(知性とはそも何であるか 学問において最も大切なこと 財産としての時間をどう使うか ほか) 第2日 読書の幸福(「良い読書」という幻想 「奔放な読書」のすすめ 本は買って読む、寝ころんで読む ほか) 第3日 遊びは創造(何もしないことの楽しさ 渾然一体となるオンとオフ 面白い仕事、つまらない仕事 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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本当の知性とは主体的に外の世界と関わっていけること、そしてそのための正しい方法を身につけていること、と説き、学問、読書、遊びという三つの側面から著者の考えを述べた本。 印象に残ったのは以下の二点。 *大学の先生は親切に教える先生はダメで、弟子が方向を誤らないように見ていればいい...
本当の知性とは主体的に外の世界と関わっていけること、そしてそのための正しい方法を身につけていること、と説き、学問、読書、遊びという三つの側面から著者の考えを述べた本。 印象に残ったのは以下の二点。 *大学の先生は親切に教える先生はダメで、弟子が方向を誤らないように見ていればいい。良い研究者はそのまま良い教育者である。職人の世界で弟子には一切教えないというのも同じことで、教えるとそこで範囲を形成してしまってそこから伸びない。教えられないとどこまででも行くことができる。 *余暇には遊ばなければいけない、という強迫観念で行動しない。 現象的に遊びに見えても必ずしも遊びになっていないことがある。逆に仕事に見えても実は遊びだったりする。それは個人としての独立した心の持ちようである。
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知性とは。 学問と読書と遊びによって磨かれる? 本人がやりたい事をやりたいようにやればいいんじゃない? 結構軽い本。 読後当時のブログに掲載したコメント。
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林望さんの本は『芸術力の磨き方』に続いて二冊目です。 〈奔放な読書のすすめ〉というのが興味深かった。大人が若者に本を押し付けるから読まない。自分の好きなように本を読んで楽しめば良い。 勉強だと思わずに何もかも楽しむべきである。
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以下に知性を磨くかという議題に対してのハウツー本ではない。あくまで、著者(林望)が「知性とは・読書とは・遊びとは」に対して著者なりの考えを語り口調で述べていく感じ。いろいろと参考になる考え方がのっている。 何気なく手に取ったこの本で初めて著者(林望)を知ったが、地に足の着いた考え...
以下に知性を磨くかという議題に対してのハウツー本ではない。あくまで、著者(林望)が「知性とは・読書とは・遊びとは」に対して著者なりの考えを語り口調で述べていく感じ。いろいろと参考になる考え方がのっている。 何気なく手に取ったこの本で初めて著者(林望)を知ったが、地に足の着いた考え方ができている人だなぁという印象を持った。すこしへそ曲がりなところが個人的には好きである。 この本をよんで参考になった(なるほどなぁと思った)考え方をひとつ。 ->学問を学ぶ最大の理由は結果としての知識を得ることではなく、過程としての方法論を自分の体に染み付けることである。 このことの具体例が本書に載っている。
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果たして僕はいい指導者にめぐりあってきたのか。めぐりあっていたのに、それを活かせなかったように思う。しっかり考えて行動するということが足りなかった。大学教授というのはわかりやすい授業をするのが良い教育者というわけではないということ、これは昔からよく思っていたことで共感できた。それ...
果たして僕はいい指導者にめぐりあってきたのか。めぐりあっていたのに、それを活かせなかったように思う。しっかり考えて行動するということが足りなかった。大学教授というのはわかりやすい授業をするのが良い教育者というわけではないということ、これは昔からよく思っていたことで共感できた。それにしても、知性とは学問の方法を知っていることで、方法を知っていれば分野が違っても知識はつけられる、そのとおりだと思う。自分は基本的なものの考え方など方法が身についていない。努力が足りない・・・。
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本質は同じであるが、今まで読んできた、そして考えてきたものとは違う視点で「学問」「読書」といったものを捉えていた。 基本的に「放任主義」というか、強制を拒む。ぼくは強制を好むわけではないが、林さんの考え方は初めてみるものであった。
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この1冊は初版が96年なのでちょっと古い本なんですが、なんと なく手にとってなんとなく借りました。ですがこの本、ものすごかっ たです!やはり自分とは価値観の違う人だと刺激を受けます。自分 の中ではもう座右の書として仲間入りを果たすレベルまで行ってし まうぐらいの大ブレイクな1冊で...
この1冊は初版が96年なのでちょっと古い本なんですが、なんと なく手にとってなんとなく借りました。ですがこの本、ものすごかっ たです!やはり自分とは価値観の違う人だと刺激を受けます。自分 の中ではもう座右の書として仲間入りを果たすレベルまで行ってし まうぐらいの大ブレイクな1冊でした。
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<感想> 著者が語りかけてくる文章。 最初はあまりにも高い志に抵抗感を抱いていたが、呼んで行くうちに、そうすべきだと納得感が生まれてきた。 いかにも大学教授という感じがした。 知性を磨きたくなった。 <要点> ■まず絶対に1つのことに遭遇しなさい。しかも十年間1つのことを...
<感想> 著者が語りかけてくる文章。 最初はあまりにも高い志に抵抗感を抱いていたが、呼んで行くうちに、そうすべきだと納得感が生まれてきた。 いかにも大学教授という感じがした。 知性を磨きたくなった。 <要点> ■まず絶対に1つのことに遭遇しなさい。しかも十年間1つのことをじっくりと修行して、ゆるぎない方法というものを身につけなさい。それによって将来、どういうふうにでも応用がきくから。 ○広く浅くではなく狭く深く。というより、簡単な知識よりは方法を身につけることが大切なんだろう。 ■方法の例 ・今までの人がどうやって研究してきたかトレースすること ・一つの言葉にどのようなバックグラウンドがあるかということを細かく見ていく ■趣味だからといって世界一を目指さなければならない。 ■世の中で大きなことを成し遂げる人は必ず忙しい中で何かを成し遂げる。忙しいからといって、それをいいことに、たまには休みをとらなきゃ、なんていって、時間ができたらビールを飲んでひっくり返ったりしているようではダメ。 ■内的動機のない読書は、読破することが目的になってしまう。また、読書を強制させるとその著書に対し「おもしろくない」というイメージを持たせてしまう危険性がある。 ■本は借りるのではなく買い、家に置いておくべき。本の内容は忘れてしまうが、印象深い本はその本の表紙などをみるだけでなんとなく内容を思い出すモノ。 ■論理的に考えれば、寝転がって読むということは、体を楽にして読むわけだから、無用な力を用いずして、ただ目と頭に集中できることになる。このように、読書はできるだけ快い、案楽な、自分のやりやすい方法でよみなさいということ。 ■一日24時間しかない時間を有意義に過ごすということは常に自分自身の目的を持っていきること <実践> ○広く浅くではなく狭く深く知識を身につける ○休みは遊ばなければならないという考えを捨てる。休みは休む。むしろ休みは必要?なにがオン?オフ? ■内的動機のない読書は、読破することが目的になってしまう。また、読書を強制させるとその著書に対し「おもしろくない」というイメージを持たせてしまう危険性がある。 ○教育にいかそう ○借りた本で良い本は買う、買う、買う ○細かいことにこだわらず、楽な姿勢で読む
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普遍の方法は、それまでの研究をトレイスすること、一つ一つの言葉にどのよう なバックグラウンドがあるか細やかに調べること。その上で、どのように解釈で きるかというのが方法。 雑学 次元とは、空間や図形の広がりぐあいや複雑さを表す。座標概念を作ったデカル トは、次元は位置を決める...
普遍の方法は、それまでの研究をトレイスすること、一つ一つの言葉にどのよう なバックグラウンドがあるか細やかに調べること。その上で、どのように解釈で きるかというのが方法。 雑学 次元とは、空間や図形の広がりぐあいや複雑さを表す。座標概念を作ったデカル トは、次元は位置を決める個数によって決まるとした。地球表面は、緯度と経度 の二次元。点が動くことのできる軸の数。 平面として入り、脳によって三次元か 。時間とは運動。この宇宙で絶対は光の速度だけ。 世次元立方体テセラクト。端が点が、ゼロ次元、端が立方体が四次元。 フラクタ ル図形 渇愛によって、乱れが生じる。分からなければ、分かる愛に委ねよう。ある実業 家は、成功するために必要な言葉は、私は困っていない。という言葉 ヤフーはじめメール 日本語文章小論文 商材 商材たち light ビジネス
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