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センス・オブ・ワンダー の商品レビュー

4.3

259件のお客様レビュー

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    97

  2. 4つ

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2020/12/26

人生を終える時、なにを後世に残すのか。レイチェルカーソンという一人の人間の尊い生きざまを感じ取ることができた。感じること。

Posted byブクログ

2020/11/29

生命の美しさを愛する心のエッセンスのような、宝物のような本。 「レイチェル・カーソン いまに生きる言葉」を先に読んでいたので、彼女の人となりやこれまでの人生のこと、ロジャーとの縁について思い出しながら本書をめくった。 自然に親しむことの楽しさを思い出させてくれる本であるのはも...

生命の美しさを愛する心のエッセンスのような、宝物のような本。 「レイチェル・カーソン いまに生きる言葉」を先に読んでいたので、彼女の人となりやこれまでの人生のこと、ロジャーとの縁について思い出しながら本書をめくった。 自然に親しむことの楽しさを思い出させてくれる本であるのはもちろん、地球の美しさに驚嘆し続けるレイチェル・カーソンの純粋さに、やさしい文章力に心が惹きつけられる。

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2020/11/03

育児書を何冊か読んでいると、 ほぼ全ての本が自然体験を勧めるので 山歩き、川遊び、お花摘み、牧場見学など これまでできる限り子どもを連れ出してきた。 でも雨が降る日は何すればいいんだろ? 屋内で遊べる場所は? いつもの図書館、いつもの児童館。 これまでは朝起きて雨が降っている...

育児書を何冊か読んでいると、 ほぼ全ての本が自然体験を勧めるので 山歩き、川遊び、お花摘み、牧場見学など これまでできる限り子どもを連れ出してきた。 でも雨が降る日は何すればいいんだろ? 屋内で遊べる場所は? いつもの図書館、いつもの児童館。 これまでは朝起きて雨が降っていると 憂鬱な気持ちで1日の予定を組む。 動きたい盛りの子供を連れていると それだけでストレスが溜まることも。 でもこの本を読んでからは お揃いの雨具を買って雨の中を歩き回りたい! という衝動に駆られる。 一昔前の本や専門書を読むと、 (時代に合ってないかも。実践が難しいな。) と思うことも多かった。 この本はただ子どもと一緒に自然を感じることがどれだけ素敵で大切なのか、丁寧に伝えている。 作者の思いが強い文章で、いかにも英語の文章。 薄い本なので是非原文で読んでみたい。 自然体験の経験がどれだけ素晴らしいか、 大人になったら忘れてしまうような感覚を 思い出させてくれる本。

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2020/11/03

★きっかけ Twitterの保育士兼ママアカウントの方が勧めていたので。 ★感想 綺麗で雄大な情景が広がる詩のような一冊。 例えば、今窓の外で鳴いている虫はオーケストラの一員のような、風の音の中になにが聞こえる?というような、自然の中で自分が小さな小人になったような感覚になった...

★きっかけ Twitterの保育士兼ママアカウントの方が勧めていたので。 ★感想 綺麗で雄大な情景が広がる詩のような一冊。 例えば、今窓の外で鳴いている虫はオーケストラの一員のような、風の音の中になにが聞こえる?というような、自然の中で自分が小さな小人になったような感覚になった。 でもそれは小人になる必要なんかなくて、ただ見方を変えること、子どもが感じる「感覚」に心を寄せることが大事なのかなと感じた。 自然って不思議だし、美しいし面白いよな…うーん、深い。。 最近子どもと外遊びをしていて、服が汚れるから、靴が濡れるからやだーって思ってたことがあるけど、別に洗えばよくない?って思えた(笑) し、よく立ち止まって色んなところを見ていることがあるから、今度同じ目線で私も物を見てみようかな。この時間って、とても素敵な子どもからの贈り物よねー。 大きな感動や発見はなかったけど、それって今でも私が自然が好きだからなのかなと気づきの一冊にもなった。

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2020/10/12

初めて環境問題を提唱した『沈黙の春』のレイチェルカーソンが晩年に書いた作品が『センス・オブ・ワンダー』。 とても印象に残った文章をいかに残しておきます == 「子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多く...

初めて環境問題を提唱した『沈黙の春』のレイチェルカーソンが晩年に書いた作品が『センス・オブ・ワンダー』。 とても印象に残った文章をいかに残しておきます == 「子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない“センス・オブ・ワンダー = 神秘さや不思議さに目をみはる感性”を授けてほしいとたのむでしょう。」 -- 「子どもと一緒に自然を探検することは、まわりにあるすべてのものに対するあなた自身の感受性にみがきをかけるということです。それは、しばらくつかっていなかった感覚の回路をひらくこと、つまり、あなたの目、耳、鼻、指先のつかいかたをもう一度学び直すことなのです。」 --- 「地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、生命の終わりの瞬間まで、生き生きとした精神力をたもちつづけることができるでしょう。」

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2020/09/24

「沈黙の春」で有名なレイチェルカーソンが、生前最後に書き残した「The sense of wonder」の日本語訳版。 平易且つ綺麗な日本語で、静かに、それでいて壮大に描かれています。 景色を見せ、音や匂いを感じさせるのに、難しい言葉は必要ないんだということを改めて実感させられ...

「沈黙の春」で有名なレイチェルカーソンが、生前最後に書き残した「The sense of wonder」の日本語訳版。 平易且つ綺麗な日本語で、静かに、それでいて壮大に描かれています。 景色を見せ、音や匂いを感じさせるのに、難しい言葉は必要ないんだということを改めて実感させられました。 読み始めてしまえばものの数十分で読み終わってしまいますが、読んでいる間も、そして読み終わった後も、ドキドキが止まりませんでした。 読み終えた直後、外に飛び出して鈴虫の音色に耳を傾けました。あんな時間は久々だったなぁ。。 これまで身の回りに溢れていた素敵、不思議、命に対して注意を払ってこなかったことへの焦りや絶望と共に、これから素晴らしい世界に飛び込んでいけそうだという予感、希望を与えてくれます。 この薄い本を読み終わる頃には、読む前とはまるで違った世界が広がっています。 この気持ちを忘れないようにしたい。そしていつか子どもが出来たら、その冒険の芽を摘むことなく、同じ目線で世界の神秘を楽しみたいと思います。 原著の英文や写真も美しいと聞いたので、そちらも読んでみるつもりです。

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2020/09/23

子供と植物や鳥、動物を見る時、「自分はこんなに身近な動植物の名前すら知らないのか」と嫌になることがある。なんだか知っておかなければいけない切迫感。でもこの本を読んでいると、子供と自然の移ろいや偉大さを感じるだけでいいんだと肩の力を抜いて自然が楽しめるようになる。もしそこで興味が湧...

子供と植物や鳥、動物を見る時、「自分はこんなに身近な動植物の名前すら知らないのか」と嫌になることがある。なんだか知っておかなければいけない切迫感。でもこの本を読んでいると、子供と自然の移ろいや偉大さを感じるだけでいいんだと肩の力を抜いて自然が楽しめるようになる。もしそこで興味が湧いたなら、名前や知識は後からついてくるものでいいと。 それにしても、亡くなった姉の子供を育てて、またその姪が亡くなったあとその子を引き取り…そしてレイチェル自身56歳で亡くなる。はかない彼女とその周りを取り巻く命に思いをはせる。

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2020/09/22

こども時代に、自然の中で「不思議だな」と目を輝かせる瞬間の感覚は大人になっても残っていて、その感覚、センス・オブ・ワンダーが人生の道標にもなる。 この本を読んでいると、自分が昔に過ごした自然の思い出を思い出させてくれる。 自分のこどもに一番伝えたいことが、この本の中にかかれている...

こども時代に、自然の中で「不思議だな」と目を輝かせる瞬間の感覚は大人になっても残っていて、その感覚、センス・オブ・ワンダーが人生の道標にもなる。 この本を読んでいると、自分が昔に過ごした自然の思い出を思い出させてくれる。 自分のこどもに一番伝えたいことが、この本の中にかかれているようで、心にすっと入ってきた。 秋の夕暮れのときの寂しさや、海を見ているときの晴れやかな気持ちなど、言葉ではうまく言い表せない感覚になったりするのは、こども時代からのセンス・オブ・ワンダーが自分の中にあるからかもしれない。大事にしよう。

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2020/09/07

子どもに、自然を感じさせることの重要さ。を説く。 でもなんていうか、本人の自然への興味・愛・畏怖みたいなものがあふれ出ていて、また、文章もなかなかに美しくて、そちらのほうに少し掻き立てられた。 自分も自然が好きなので。 その感覚が、自然の中に入り込んだ時の自分の感覚が戻ってきた感...

子どもに、自然を感じさせることの重要さ。を説く。 でもなんていうか、本人の自然への興味・愛・畏怖みたいなものがあふれ出ていて、また、文章もなかなかに美しくて、そちらのほうに少し掻き立てられた。 自分も自然が好きなので。 その感覚が、自然の中に入り込んだ時の自分の感覚が戻ってきた感じ?  最近、あまりそういう経験をできていなかったから…。 子どもも…。自分の小さいときは、ものすごく偶然、都会に住みつつかなり豊かな自然の経験も同時にしてきているので自然にこの感覚はあるが……確かに、今東京で子育てをしようとすると、日々の発見を大切にすることはもちろんだが、自然への没入感というか、大自然の中の自分、みたいなものは、努力しないと伝えてあげられないのかもしれない。

Posted byブクログ

2020/08/31

子どもと歩く時に、子どもが立ち止まり、「みてみて」と教えてくれることがよくある。 あるいは、水道の水を出しっぱなしにして、何やら長いことあそんでいることも。 そんなときに、「早くして!」とか、「水がもったいない!」と切り上げさせてしまうことも多々あるのだが、子どもが何を感じてい...

子どもと歩く時に、子どもが立ち止まり、「みてみて」と教えてくれることがよくある。 あるいは、水道の水を出しっぱなしにして、何やら長いことあそんでいることも。 そんなときに、「早くして!」とか、「水がもったいない!」と切り上げさせてしまうことも多々あるのだが、子どもが何を感じているのか、たまには一緒に観察したり、遊んだりしてみるのも面白いと思う。 親はとかく、観察や遊びを通して、何かを子どもに教えなければと思うけれど、この本には「鳥の名前や草木の名前を知らなくても大丈夫。一緒に見て、聞いて、匂いを嗅いで、感動しよう」というメッセージが書かれている。それが、センス・オブ・ワンダーを育てる、あるいは思い出す上で一番大事なことなのだ。

Posted byブクログ