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同級生 の商品レビュー

3.5

367件のお客様レビュー

  1. 5つ

    34

  2. 4つ

    118

  3. 3つ

    178

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

    3

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2021/02/16

学園恋愛、友情などを、高校生にとっては比較的重い題材で書き上げた東野圭吾ミステリ。 話の内容は難しくないので読みやすかったですで。 読後感が結構切なかった。結果的に東野圭吾は学校という社会を愛しているのかなって思った。

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2021/02/06

東野圭吾が扱う学生モノは学生街の殺人や放課後などいくつかあるが、1番この本が自分の抱く学生感に近かったので、スラスラ読めた。 また分かりやすく伏線を貼っているので、それがいつ出てくるのかと考えてしまうが、話自体がテンポよく進むので、頭に負担がなく読めた。

Posted byブクログ

2021/01/10

ある日、同級生(宮前由希子)が交通事故で死亡した。事故現場の状況から自殺かと思われたが、彼女に自殺する動機など見当たらない。また、彼女が交通事故に遭った場所が産婦人科のある病院の近くだったため、西原壮一(主人公)は、様々な疑念を抱き、調査を始めた。 調査を進めていくと、2つのこと...

ある日、同級生(宮前由希子)が交通事故で死亡した。事故現場の状況から自殺かと思われたが、彼女に自殺する動機など見当たらない。また、彼女が交通事故に遭った場所が産婦人科のある病院の近くだったため、西原壮一(主人公)は、様々な疑念を抱き、調査を始めた。 調査を進めていくと、2つのことが判明する。1つ目は、妊娠していたのは壮一との子供であること、2つ目は、産婦人科に行くところを教師にみられ、逃げている途中で交通事故に遭ったということ。 この事実から、壮一はその教師を恨み、かつ自分の責任を果たすために、その教師を追い詰めるように様々なことにした。 しかし、その教師は、ある日突然死亡する。自殺なのか他殺なのかもわからない。殺人の可能性もあるということで、警察の捜査が始まった。 そこから様々な人間関係が明らかになっていき、事件の真相がみえてくる。そして、交通事故の件についても、事故の状況や由希子を追いかけた教師がだんだんと明確になっていく。 西原壮一は、どんな気持ちで交通事故と向き合い、教師への抗議を行ったのか、そもそも交通事故が起きてしまった背景はどんなものなのか。 各場面において、登場人物の気持ちの描写や人間関係を匂わせるような表現が多く、とても面白くて、各場面をイメージしやすい小説だった。 主人公の勇気ある行動の裏にある感情はどんなものなのか、という軸で、読み進める中でずっと楽しむことができた。

Posted byブクログ

2020/10/21

あとがきに「とても苦労した。あまり苦労したので初めてあとがきを書こうという気になった」とあるように、「放課後」以来の学園ものでプレッシャーもあったのでは。学園ものにしてはちょっとトリックが効きすぎているという印象。

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2020/10/09

放課後、卒業以来の東野圭吾の学園モノ。 学園モノは雰囲気が好き。 最後の最後まで真相がわからず、視点人物さえも疑わしく感じられる展開に、学園モノには珍しくゾクゾクしながら読んだ。 最後の「同級生さ」という発言は、彼女の存在に対する、彼なりにできる精一杯の肯定を意味するのかなと思...

放課後、卒業以来の東野圭吾の学園モノ。 学園モノは雰囲気が好き。 最後の最後まで真相がわからず、視点人物さえも疑わしく感じられる展開に、学園モノには珍しくゾクゾクしながら読んだ。 最後の「同級生さ」という発言は、彼女の存在に対する、彼なりにできる精一杯の肯定を意味するのかなと思った。いい幕引きや 関係ないが、お嬢様も通う進学校という設定なのに野球部の連中ちょっと血気盛んちゃう?笑

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2020/10/19

東野先生にしては珍しい一人称視点での書き方で、ついついのめり込んでしまい、気が付いたら深夜に読み終わっていたというのがこの作品です。 トリックとかに衝撃があるとか、凄く泣ける!とか、そんなのではないのですが不思議と引き込まれていきました。 なんだろう。 書き方が好きなのかもしれま...

東野先生にしては珍しい一人称視点での書き方で、ついついのめり込んでしまい、気が付いたら深夜に読み終わっていたというのがこの作品です。 トリックとかに衝撃があるとか、凄く泣ける!とか、そんなのではないのですが不思議と引き込まれていきました。 なんだろう。 書き方が好きなのかもしれません。 主人公の男の子がかなり影を背負っていて、その視点から考えられる謎がとても繊細かつ妖艶さを放っているように感じて好きでした。 この物語のミソは第一人称である主人公に謎があり、それがあるために主人公の行動にすら謎な部分があるということです。 それがとても今までに味わったことのないミステリーで好きでした。 ちょっと違うかも知れませんが山田詠美さんの『僕は勉強ができない』の秀美君(だったかしら?)に雰囲気が似てるなぁと思いながら読んでいました。 十代の不安定さと、社会に反抗したいけれどなかなか反抗できないもどかしさなどを感じられる素敵なお話でした。

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2020/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

荘一の、ひろこのこと好きなのに由希子と付き合ってることにしたりする、ひろこへの当てつけ的な思考はわかる気がした。結局は由希子以外自殺。この子救われないなあ、、最終はハッピーエンドだけど。はるみの心臓とひろこの父親が関係あるのは驚いた。もどかしい青春時代、「同級生」そんなタイトル。

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2020/05/25

3.5評価。 最初に読んだ時のような面白さは感じなかったが 学生時代の友情や恋愛を楽しめる。やっぱりひろこがとても魅力的だった。

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2021/02/16

この人の作品の犯人ってなかなか思いつかない。でも、一気に読めた!! 学生生活1日1日を大切にしていこうと感じた。

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2024/05/08

狂っている、と思った。何かがおかしいのだ。 同級生の宮前由紀子、同級生の水村緋絽子、教師である御崎藤江、灰藤、仕事に魂を売った父、主人公である西原荘一。みんなが少しずつ狂っていた。 水村緋絽子の気持ちは、西原が思うよりもずっと強いモノだったのかな。 西原と別れた理由がよく...

狂っている、と思った。何かがおかしいのだ。 同級生の宮前由紀子、同級生の水村緋絽子、教師である御崎藤江、灰藤、仕事に魂を売った父、主人公である西原荘一。みんなが少しずつ狂っていた。 水村緋絽子の気持ちは、西原が思うよりもずっと強いモノだったのかな。 西原と別れた理由がよくわからない、ここまでするなら、ここまでできるくらい好きだったのなら、もっと一緒にいることだってできたんじゃないか…とも思う。 御崎と灰藤は、どちらも苦手なタイプだけど、どちらかと言うと灰藤の方が最低だった。 犯人や結末を覚えていない理由に自分で納得。

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