陰翳礼讃 の商品レビュー
谷崎潤一郎さんといえば、多才であるイメージです、が まさにその通りだと感じました。 この本は、日本芸能で見ることができる、 女形の美しさをはじめとする ”美”について読むことができます。 普段、ファッション誌でしか”美”に関する記事は 読んでおりませんでしたが、 価値観を...
谷崎潤一郎さんといえば、多才であるイメージです、が まさにその通りだと感じました。 この本は、日本芸能で見ることができる、 女形の美しさをはじめとする ”美”について読むことができます。 普段、ファッション誌でしか”美”に関する記事は 読んでおりませんでしたが、 価値観をひろげることができる一冊だと思います。
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谷崎の感性で描かれた、艶かしい随筆集。 翳の魅力、色気、そうしたものがジワジワと理解できてしまえるような、新たな世界が見えてしまうような逸品です。読むべし。
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日本人の持つ古くからの美的センスが、存分に描かれていて、面白かった。 明治までの人(戦前までかな?)までは日本古来の美的センスを受け継いでいるとおもうのだけど、今現在を生きている私にはなかなか難しい。 一度日本人の持つ、美に対する意識を勉強していきたいなと思った。
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あぁぁぁぁぁぁ、まさに!まさに! 陰翳とは日本か。日本は陰翳の上にあり。 日本人が日本人であることに誇りを持つことこそ、 陰翳の礼賛!
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市営の図書館で、司書さんに「谷崎潤一郎」で探してもらおうとしたのだけど、 「た・・・にざ・・・き?」 と初耳な顔で何度も聞きなおされ、 カルチャーショックを受けた記憶が。 図書館で働いてる人って、意外と日本文学には詳しくないのだと知りました。 まあ、あの図書館のあの司書さんくらい...
市営の図書館で、司書さんに「谷崎潤一郎」で探してもらおうとしたのだけど、 「た・・・にざ・・・き?」 と初耳な顔で何度も聞きなおされ、 カルチャーショックを受けた記憶が。 図書館で働いてる人って、意外と日本文学には詳しくないのだと知りました。 まあ、あの図書館のあの司書さんくらいだろうけど。
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羊羹のエピソードが有って、それを読み返そうと探してんだけど無いんだよ。 どっかいってもた。 2009.09.14 ちっ、結局また同じものを買うことになった。
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谷崎の美に対する意識・考え方に触れる事が出来ました。タイトルからは凄く堅いイメージが伝わってきますが、エッセイみたいな文体なので割と早く読めました。面白かったです。本当に日常のあらゆる事に対してしっかりした美意識・拘りを持っていた人なんだなと思いました。増々彼が好きになりました。...
谷崎の美に対する意識・考え方に触れる事が出来ました。タイトルからは凄く堅いイメージが伝わってきますが、エッセイみたいな文体なので割と早く読めました。面白かったです。本当に日常のあらゆる事に対してしっかりした美意識・拘りを持っていた人なんだなと思いました。増々彼が好きになりました。次は文章読本にチャレンジしてみようかな。
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素晴らし過ぎる…!! 読んでいて思わず鳥肌が立った。特に羊羹の件が…! この陰翳礼讃を読まずして日本の美は語れない。 どうでも良いが、六十三歳の谷崎と共通点が多い自分って一体…。 まだ二十一歳なんだが。(笑)
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暗闇と光が本当にエロティックでドッキドッキします、読んでて。 漆器でみそ汁を飲む時に必ず思い出す。 螺鈿を光の下で見ても思い出す。 嗚呼、現代人はなんて勿体ないことをしているんだろう、と。
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美しい情景が目に浮かんでくる。家で軽く飲みながら読んでたら、つい灯りを消したくなりました。 俗世間を批判するのではないが、ちょっと考えてみようよみたいなゆるい感じが良かったです。
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