こうばしい日々 の商品レビュー
色んな意味で女の子の作品でした。 二編納められていて、一作目は主人公は男の子なんですけれど、描写は女の子のようなものでした。 解説にある通り、所々似通っていて、しかし別の作品であり、対比するのもまた面白いかと思います。 ハッピーエンドといえばハッピーエンド、私は「どうなの?」と思...
色んな意味で女の子の作品でした。 二編納められていて、一作目は主人公は男の子なんですけれど、描写は女の子のようなものでした。 解説にある通り、所々似通っていて、しかし別の作品であり、対比するのもまた面白いかと思います。 ハッピーエンドといえばハッピーエンド、私は「どうなの?」と思ってしまうところもありましたが、そこも「理屈ではない」のでしょう。 確かに「理屈ではない」方がリアルで、ある意味面白いです。弟がいる身としては「こうばしい日々」の方の姉が自分に近く見え、弟との関係もうんうんと頷いてしまいました。そこがまたいいのだと思います。
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「こうばしい日々」「綿菓子」の2篇。「綿菓子」は小学生の主人公がお嫁に行ったお姉ちゃんの元彼に恋をしている短編連作。その中で、主人公のおばあちゃんの友人がなくなる「絹子さんのこと」がいい。
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江國香織の作品は大人の女性が主人公の作品の方が好きなので、この作品はそんなに好きではなかった。 とはいえ、これが20代の頃の作品だなんて思えないくらい完成している。 ホントに言葉を選ぶセンスが天才的だと思う。
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私は真実の愛に生きよう。そう決めたのだ。みたいな感じのみのりちゃんのセリフがいい。2つ目の綿菓子という作品の中でのセリフ。
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江國香織さんの小説は無色透明。普通の日常を細やかに描いている。期待していた内容とは違ったかな。もう少し日米感の文化や感覚の違いにスポットがあたるのかと…。タイトルの魅力はピカイチ。
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去年読んだ時には何の感想も残らなかったのですが、今読んでみるとけっこうほのぼのおもしろく読めました。感受性が変わってきているのでしょうか。
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好きな人は好きだろうけど、私の好みでは全然ない。 始終主人公にイライラして読むのが辛かった。 こうばしい日々はアメリカの少年、綿菓子は日本の少女が主人公だが、分かったようなことばかり言って私の1番嫌いなタイプ。自分の子供の頃に似ているから苛立つのかもしれないけど、二度と読み返した...
好きな人は好きだろうけど、私の好みでは全然ない。 始終主人公にイライラして読むのが辛かった。 こうばしい日々はアメリカの少年、綿菓子は日本の少女が主人公だが、分かったようなことばかり言って私の1番嫌いなタイプ。自分の子供の頃に似ているから苛立つのかもしれないけど、二度と読み返したくない。
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「ねえ、ダイ。一つのことを、はじめから知っている人もいるし、途中で気がつく人もいる。最後までわからない人もいるのよ。」 「あるもん。私は心の中で言った。とってもせつなくて、苦しい恋をしてるもん。夜の中にぼーっとうきあがっているあんずあめの屋台をみながら、私は恋いに生きよう、と思...
「ねえ、ダイ。一つのことを、はじめから知っている人もいるし、途中で気がつく人もいる。最後までわからない人もいるのよ。」 「あるもん。私は心の中で言った。とってもせつなくて、苦しい恋をしてるもん。夜の中にぼーっとうきあがっているあんずあめの屋台をみながら、私は恋いに生きよう、と思った。」 江國香織のあたたかさ 私も恋したいな 解説は、なんかむかついた
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二回目(三回?)読みやすい ウィルミントンに家族と暮らす11才のダイが主役の「こうばしい日々」 かわいい男の子だ… 結婚したお姉さんの元彼、次郎くんに思いを寄せる女の子が主人公の「綿菓子」 次郎くんの静かな感じや優しい雰囲気、いいな…「コーヒー飲ませてあげようか」
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