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こうばしい日々 の商品レビュー

3.7

220件のお客様レビュー

  1. 5つ

    34

  2. 4つ

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2013/01/20

あっという間に読みきる。こうばしいっていうのがぴったり。いまの状況にぴったりなシチュエーションもあったりして。愛するって複雑で美しくてすばらしい。

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2016/01/14

ローティーンの男の子と女の子がそれぞれ主人公の中篇2編。 ふんわりとした語り口で綴られる、何気ない日常の中の淡い恋が微笑ましいです。 そうかと思えばどきりとする描写もあったり、切なくて涙するシーンがあったりしてピュアな気分に浸れました。

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2012/12/03

『こうばしい日々』『綿菓子』の二篇からなる。まだ幼い大介とみのり、それぞれの恋を描く。江國香織の文章が瑞々しい。幼さ故の「真実の愛」を求める真っ直ぐさ、思春期故の複雑さ。 私は『綿菓子』の方が昔の自分への愛しさも募ってすき。

Posted byブクログ

2012/11/28

昔は、みのりの立位置で読めた綿菓子も、読み返したら、みのりとかよの中間くらいの立位置で読んでいた。 いつかそのうち、おばあちゃんの言ってることが理解出来る日がくるのかな。

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2012/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ダイとみのり、2人それぞれの思春期の恋愛模様。 マユコはなんでアメリカ(かぶれ)を嫌いながら、そして日本を恋しく思いながらも典型的なアメリカ男のデイビッドと付き合ってるのか? 巻末の解説を読みながら考えたけど、小さいときにアメリカに来て、アメリカ国籍を持つ弟のダイとは違って、マユコはある程度大人になってからアメリカに来た日本人。表ではアメリカを小馬鹿にしながらも、心の底では「アメリカ人」に近づきたいと思ってるのかな。マユコのことが好きなウィルは、マユコそのものが好きなのか、それとも憧れの「日本」人であるマユコが好きなのか。 みのりは最後には次郎くんとうまくいって、というかただの友達ではなくなってしまったけど、大学4年、しかも留年してるから23歳の次郎くんと、中学1年で13歳のみのりは、普通に考えたら恋愛関係には発展しない。10歳差は、みのりがもう少し大人になってらなら有り得るけど、13歳のみのりを、次郎くんは恋愛対象として見ているのか?みのりも「お姉ちゃんのかわりでもいい」と考えていたけど、本当に次郎くんは、かよこの代わりとしてしかみのりを見てないと思う。なんで別れたのかはわからないけど、かよこの方が年上で、しかも三年付き合ってはいたけど次郎くんは学生、しかも留年予定(当時)。このまま一緒にいても結婚できない。できてもずいぶん先。そんな状況を、かよこは嫌になったのかな。 子供だと思ってたみのりに、今でも未練がある元彼女の面影を感じて衝動的にキスしちゃった次郎くん。かわりでもいい、幸せだと思うみのり。この関係はこの先どうなるんだろう。

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2012/10/03

こうばしい日々  綿菓子 絹子さんのこと メロン 昼下り、お豆腐のかど 手紙 きんのしずく 題名がなんとなくかわいい。 こうばしい日々で半分ページをしめてて、 短いので10ページくらい。 あと、かなり脇役の”谷くん”かわいい。笑

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2012/09/25

ウィルミントンの町で暮らす11歳の少年、大介の日常を描く。2歳からアメリカで暮らし、国籍も言葉もアメリカ人である大介を囲むのは、ガールフレンドのジル、学校の食堂で働くパーネルさん、日本かぶれの大学生ウィル、アメリカかぶれした家族にクールな視線を向ける姉の麻由子…。彼らと交わる時の...

ウィルミントンの町で暮らす11歳の少年、大介の日常を描く。2歳からアメリカで暮らし、国籍も言葉もアメリカ人である大介を囲むのは、ガールフレンドのジル、学校の食堂で働くパーネルさん、日本かぶれの大学生ウィル、アメリカかぶれした家族にクールな視線を向ける姉の麻由子…。彼らと交わる時の大介の視線は、少年特有の繊細な感性に溢れている。 表題作のほか、大学生で姉の元彼氏次郎に恋心を寄せる小学生のみのりを主人公とした「綿菓子」を納める。

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2012/08/30

「こうばしい日々」「綿菓子」の二編。アメリカ育ちの少年の話、アメリカ社会の中で生きていくって、こういう感じなのか ・・と、シチュエーションに興味わく。

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2012/08/29

過去問として出会った時から全体のお話が気になっていた。 しかし実際読んでみると、問題に使用されていた表題作のこうばしい日々よりも同時収録の綿菓子のほうが好みだった。 解説者による親切な読書感想文用の指南ものっているのでそちらも是非。

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2012/07/22

解説、面白かったです。 全然解説になってなかったような気がするけれどw それはおいといて。← 「香ばしい日々」 どっちかというとダイの姉に共感するところがありました。 私も弟がいるので、最初の朝の喧嘩のところとか特に。 「綿菓子」 絹子さんのところが一番好きです。 それと、あ...

解説、面白かったです。 全然解説になってなかったような気がするけれどw それはおいといて。← 「香ばしい日々」 どっちかというとダイの姉に共感するところがありました。 私も弟がいるので、最初の朝の喧嘩のところとか特に。 「綿菓子」 絹子さんのところが一番好きです。 それと、あの、メロンの話。 愛なんてはたから見たらわかりませんよね。 どちらも『○○はなにもわかってない』みたいなシーンがありましたね だからどうというわけではないけれど。

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