探偵はバーにいる の商品レビュー
映画の方しか知らず、だいぶ遅ればせながら本書を手に取った。 80年台の設定であり、洋物のまがい物じみたハードボイルド感がなく、日本的な湿り気と、ススキノとが入り混じり良い作品だった。
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ハードボイルドは初めて手に取ったジャンル。ススキノの街の様子やバーでのやり取り、知らないお酒の名前、なんか新鮮だった。北海道弁で書かれている台詞が最初は読みづらかったけど、慣れてこればサラサラと読み進められた。28歳でオヤジかぁ。私はババァだな。人生は十人十色、自分の知らない生き...
ハードボイルドは初めて手に取ったジャンル。ススキノの街の様子やバーでのやり取り、知らないお酒の名前、なんか新鮮だった。北海道弁で書かれている台詞が最初は読みづらかったけど、慣れてこればサラサラと読み進められた。28歳でオヤジかぁ。私はババァだな。人生は十人十色、自分の知らない生き方を覗き見ることができたような気がする。
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前半乗りきるまで時間がかかったけど、後半は一気に読むことができた。コロナ以前はよくススキノに飲みに出ていたので情景が浮かびやすく、知っている地名が出て来るので想像しやすかった。 今では舞台のススキノよりもクリーンな繁華街になっているとは思う。 作中に出てくるスケタンのモデルとな...
前半乗りきるまで時間がかかったけど、後半は一気に読むことができた。コロナ以前はよくススキノに飲みに出ていたので情景が浮かびやすく、知っている地名が出て来るので想像しやすかった。 今では舞台のススキノよりもクリーンな繁華街になっているとは思う。 作中に出てくるスケタンのモデルとなった短大の子と付き合った思い出とかも思い出したりした(笑) 私の在学期間は舞台の年代より少し後で短大女子大生ブランドが落ちた時だったが、その時代は校門に迎えのナンパ車が列をなしてたらしい。 作中大通りの車列のくだりも出ていたが、そんな時代もあったんだなあ。 コロナが落ち着いたらススキノで飲もうと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
映画版未見。原作も初めて読んだが、この原作の第1作は映画版の3で設定が部分的に使われているのみで、映画版になってる3本は原作の2と5とオリジナルらしい。まぎらわしい。 とにかく、品のないものも含めてワードセンスや細かな描写がおもしろかっこよく(おもしろかっこいいとしか言いようがない。この言葉を生んだ魔神英雄伝ワタルのスタッフは偉大だ)、何度も賛嘆した。特にマスターの癖の描写なんかは天才的ではないか。飛行機が空中分解しても納得して瞬きしながら落ちていくだろうというところは爆笑した。全作読みたい。
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映画化されると初めて聞いた時、自分と同年代の大泉洋がこのススキノ探偵シリーズの主人公である「俺」を演じるってのはどうにもしっくりこない感じがしたものだ。 しかしながら、実際映画を見てみると、なんのことはない、自分も大泉洋も既にいいおっさんで、だいたいこのあたりのススキノのしょう...
映画化されると初めて聞いた時、自分と同年代の大泉洋がこのススキノ探偵シリーズの主人公である「俺」を演じるってのはどうにもしっくりこない感じがしたものだ。 しかしながら、実際映画を見てみると、なんのことはない、自分も大泉洋も既にいいおっさんで、だいたいこのあたりのススキノのしょうもない飲んだくれだべさ。ということに気が付かされるのであった。 そんなわけで、相当久しぶりにシリーズ第一作、記念すべき処女作を読み返してみたわけだけれど、スマホはおろか携帯電話すらない時代の、古き良き電話ボックスが並ぶ札幌の冬がとても懐かしくなったわけだべさ。
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本シリーズが原作の映画作品は全て鑑賞しているので、今更感はありながら手を出してみました。シリーズ初作品とあってか、主人公<俺>の年齢設定28歳に先ず驚き。流石に【ススキノの顔利き】という人物設定において些か説得力に欠けるのは否めず。また、主人公の心情描写と実際の出来事の境目が曖昧...
本シリーズが原作の映画作品は全て鑑賞しているので、今更感はありながら手を出してみました。シリーズ初作品とあってか、主人公<俺>の年齢設定28歳に先ず驚き。流石に【ススキノの顔利き】という人物設定において些か説得力に欠けるのは否めず。また、主人公の心情描写と実際の出来事の境目が曖昧で、場面場面で何が起きているのか非常に分かり難かった。ハードボイルドに成り切れない俺の三枚目なキャラクター、テンポよく進むストーリーなど魅力的な部分はありながらも、乱雑さが目についてしまった。続けて手を出してみるか非常に悩ましい。
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読み始めの感想は、ハードボイルドにしてはずいぶんぬるいなぁ、と。地元の言葉に馴染みがないせいなのか読みにくい部分もあり、途中で登場人物が混乱してしまったところもあったけれどそれでも最後まですんなり読めました。酒にも喧嘩にもとても強いことになっているのにずいぶんと痛めつけられたり酒...
読み始めの感想は、ハードボイルドにしてはずいぶんぬるいなぁ、と。地元の言葉に馴染みがないせいなのか読みにくい部分もあり、途中で登場人物が混乱してしまったところもあったけれどそれでも最後まですんなり読めました。酒にも喧嘩にもとても強いことになっているのにずいぶんと痛めつけられたり酒で前後不覚になったりしているのは若かりし過去を振り返る形で書かれている一作目のせいなのでしょうか。正直すごく面白いと思ったわけではないのですが変わっていくであろう主人公がとても気になるので続きももう一冊読んでみようと思っています。
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メディア・マーカー読了RSSで興味。 ずいぶん、興味を持ってから読むまでに時間がかかった上、すでに映画化されてるし汗 昔の作品だが、非常に、良い意味でも悪い意味でも今っぽい。すごい軽いタッチで、ライトな作品。 ハードボイルドなのか、なんなのか。
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一般的なミステリーと比べると事件の内容はありふれたものでしたが、探偵のキャラが良かったです。 ハードボイルドってよく分かりませんが、きっとこういう人のことなんだろうなと思わせてくれる感じでした。 けっこう隙がある感じも好感が持てました。
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ストーリーとしてはあまり目新しい所もなく、主人公の性格設定や会話を楽しむという作品なのかなと思う。 ハードボイルド風テイストのつもりなのだろうが、あまり笑えない会話が多くて、映画の方が面白い珍しい作品だと思う。
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