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とり残されて の商品レビュー

3.6

167件のお客様レビュー

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    27

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2010/04/17

勤務先の小学校で「あそぼ」と呼びかける子供の幻。その声に従った主人公が、早朝のプールで見つけたのは女性の死体だった。子供の幻の正体と、女性の死体に隠された意外な真相を描いた表題作。とある山村で事故で行方不明になっていた兄と再会した女性。彼女は兄を連れ戻そうとするが、彼には既に妻子...

勤務先の小学校で「あそぼ」と呼びかける子供の幻。その声に従った主人公が、早朝のプールで見つけたのは女性の死体だった。子供の幻の正体と、女性の死体に隠された意外な真相を描いた表題作。とある山村で事故で行方不明になっていた兄と再会した女性。彼女は兄を連れ戻そうとするが、彼には既に妻子がいた(『おたすけぶち』)、ある原因で腕が上がらなくなったプロ野球の投手、彼は酔った挙句の喧嘩で刺されてしまう……彼を「案内」するためにやって来たのは一人の若い娘だった(『私の死んだ後に』)等、7編を収録した短編集。 どれも超常現象を扱って(中にはそう見えて実は……というものもあり)いるが、ホラーともファンタジーとも、無論SFとも違う味わい(『おたすけぶち』はホラーの味わいと言えなくもない)。これがこの著者ならではの味なのかもしれない。 気に入った作品は『囁く』。ダールやサキ的なブラックなオチがいい。

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2010/03/17

ハードカバー版が検索でひっかからない現実…orz 昔、日曜夜にやっていたラジオ(!)で朗読劇みたいなので知った表題作。当時は「ナントカみゆき」さんの『とりのこされて』しか覚えてなくて、見つけられずしょんぼりしていたら、兄の家に行った時に義姉のオレンジページでこの本のレビュー発見!...

ハードカバー版が検索でひっかからない現実…orz 昔、日曜夜にやっていたラジオ(!)で朗読劇みたいなので知った表題作。当時は「ナントカみゆき」さんの『とりのこされて』しか覚えてなくて、見つけられずしょんぼりしていたら、兄の家に行った時に義姉のオレンジページでこの本のレビュー発見!おぉぉ!と再会に興奮したものです。 作品はとても、ひんやりとしている印象でしたけれど、こう陽炎のような作品。

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2010/03/14

本当に毎回思うが、ハードカバーと文庫版の表紙デザインが違うのはいかがなものか。 違う本っていう印象を受けてしまう・・・。

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2010/02/20

読みやすい!一気に読破です!「世にも奇妙な物語」みたいな雰囲気で、いつかタモリがでてくるんじゃないかと思いました。 全く違う次元の世界に浸れます。

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2010/02/01

半べそで「エステティックかよ」にはやられました。(「たった二人」より。) 短編集で、連作でもないんだけど、ちゃんと統一感のある一冊になっているところはさすがです。 一編一編の世界観や設定がしっかりしているので、短編なのがもったいない感じがするかも。もっと読みたい!ってなりました。...

半べそで「エステティックかよ」にはやられました。(「たった二人」より。) 短編集で、連作でもないんだけど、ちゃんと統一感のある一冊になっているところはさすがです。 一編一編の世界観や設定がしっかりしているので、短編なのがもったいない感じがするかも。もっと読みたい!ってなりました。 宮部さんの作品の中で一番ホラーミステリーっぽいような気がします。 あと、短編ならではなのでしょうか、ちょっと遊び心が多い感じがまた、いいですね。

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2009/11/03

長編だと思って読んでみたら短編だった。 最初の話と最後の話(確か)で、人間の脆さのようなものを感じた。 人は簡単に狂ってしまえるというか。何が狂気で何が正気かなんて わからないよなーと感じた。

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2009/10/27

 古本屋をちょいと梯子したら、あってこんなことになりました(爆) 今邑彩は、まだ2冊あって、一冊は半分ぐらい読んでる。 なんか、人間やめてる気がするよ。 さて、宮部みゆきは、ホラー短編なんだけど、どれも処理(っていうのもなんだが) が上手い。独自の視点みたいなのがあって、それが上...

 古本屋をちょいと梯子したら、あってこんなことになりました(爆) 今邑彩は、まだ2冊あって、一冊は半分ぐらい読んでる。 なんか、人間やめてる気がするよ。 さて、宮部みゆきは、ホラー短編なんだけど、どれも処理(っていうのもなんだが) が上手い。独自の視点みたいなのがあって、それが上手くでてると思う。 でも、日曜日に映画「クロスファイアー」の宣伝番組を見て、なんだかなと思う。 なんだか、独善的。ま、映画は“別物”だしねぇ。 「i(アイ)」は、面白かったけど、ちょっと無理矢理かな。 でも、やっぱり読み出したら止めれないです。 困りもんです(笑)

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2009/10/25

ホラー要素の強い短編集。 ぞぞぞっと楽しめますが、著者が宮部みゆきさんということを思うと、ちょっと物足りない感じがしてしまう・・・。(それほど、彼女は偉大ってことで)

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2011/10/13

表題作の『とり残されて』しかちょっと覚えてナイんですが・・・ でも読んだ時にはどれも面白く感じたのは覚えてます(´ω`) 短編集なんで、サクサクとは読めました♪

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2009/10/04

全部で7つの短編からなる本。 「いつも2人で」が一番印象的でした。 どれを読んでも間違いなく面白い!

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