蛍川・泥の河 の商品レビュー
景色の描写がとても…
景色の描写がとても印象に残っています。心のあまり触れない部分に触れて、切ない気持ちになりました。何度も読むのもいいかもしれません。
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すごく暖かいものに包…
すごく暖かいものに包まれている感じがします。 ふるさとを思い浮かべます
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ふるさとを思い出す暖…
ふるさとを思い出す暖かい作品。 なかなかの力作!!
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暖かいふるさとを思い…
暖かいふるさとを思い出します。。 最高傑作といっても過言ではない
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戦後の哀しい時代の空気が、文章を通して、強烈なイメージとして蘇る小説だった。 「泥の河」は、ずっと記憶に残りそう。素晴らしい小説だった。
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宮本輝をこの本から入った。 泥の河、とにかく泣ける、美しく哀しい。 昔の日本はこんな貧乏だったのかなぁと想像しながら読んだ。 映画もぜひ見たい
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風景描写がそのまま登場人物の心情を表す、お手本みたいだ。螢川の描写は特に美しい 蛍の大群は、滝壺の底に寂寞と舞う微生物の屍のように、はかりしれない沈黙と死臭を孕んで光の澱と化し、天空へ天空へと光彩をぼかしながら冷たい火の粉状になって舞い上がっていた。 土佐堀川に浮かんだ船に母...
風景描写がそのまま登場人物の心情を表す、お手本みたいだ。螢川の描写は特に美しい 蛍の大群は、滝壺の底に寂寞と舞う微生物の屍のように、はかりしれない沈黙と死臭を孕んで光の澱と化し、天空へ天空へと光彩をぼかしながら冷たい火の粉状になって舞い上がっていた。 土佐堀川に浮かんだ船に母、姉と暮らす不思議な少年喜一と小二の信雄の短い交流を描いて感動を呼んだ太宰治賞受賞の傑作「泥の河」。 北陸富山の春から夏への季節の移ろいの中に中三の竜夫の、父の死と淡い初恋を螢の大群の美しい輝きの中に描いた芥川賞受賞の名編「螢川」。
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感想 筆者の作品は似たような設定が多いから、前も読んだようなってなってしまうな。大阪、戦後、のぶちゃん、ポンポン船、きんつば、板金、遅くにできた子供など。 あらすじ 泥の河 戦後、大阪の安治川沿のうどん屋の倅の信雄は小学2年生。ある日、ポンポン船に住む喜一と銀子と出会う。喜一...
感想 筆者の作品は似たような設定が多いから、前も読んだようなってなってしまうな。大阪、戦後、のぶちゃん、ポンポン船、きんつば、板金、遅くにできた子供など。 あらすじ 泥の河 戦後、大阪の安治川沿のうどん屋の倅の信雄は小学2年生。ある日、ポンポン船に住む喜一と銀子と出会う。喜一の母親は、ポンポン船でパンパンをして生計を立てていた。 蛍川 新潟に住む竜夫は中学生。父親の重竜が病気で余命いくばくもない。そんな中、英子という気になる女の子との関係、友達の関根の死、父親の死など思春期に様々なことを思う。
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とても綺麗な2作品です。子供の揺れ動く機微を繊細に捉えながら、悲しみを含んでいたり、社会の黒いところを切り取っている物語が素敵でした。とても哀愁を感じさせる物語でした。宮本輝さんは、2作品目ですが、また読んでみたいなと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
泥の河 戦後、高度経済成長期前の日本での貧しい生き方を美しいと言えるような書き方で綴った作品。豊かさが美徳の損失であることを、感じざるを得なかった 子供心と他人と分かち合えないことなど直接的な内面の描写はあまり多くないのに行動で多くを考えさせられる作品だった 螢川 生と死を書き綴るとてもいい作品だった。 余りにも身近な死。その中で生きること。
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