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美味礼讃 の商品レビュー

4.3

73件のお客様レビュー

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料理番組でお馴染み、…

料理番組でお馴染み、辻調理師専門学校の創立者・辻静雄氏の半生を綴った伝記。専門外から料理の世界へ飛び込み、情熱をそそぐ姿に感動しました。

文庫OFF

もっといいタイトルな…

もっといいタイトルなかったのかなァ~笑 半生を題材にしたものはよく見ます。典型的です

文庫OFF

辻静雄氏の半生を小説…

辻静雄氏の半生を小説風にアレンジした作品ということですが、氏の食にかける情熱がひしひしと伝わってきました。また、氏が成長していく上で大きな要素となったであろう「人との縁」というものについても考えさせられました。

文庫OFF

2024/05/13

彼以前は西洋料理だった。彼がほんもののフランス料理をもたらした。その男、辻静雄の半生を描く伝記小説。(e-honより)

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2023/12/14

辻静雄氏がフランス料理に出会う前から日本一の調理学校を創り上げる物語。自伝ではなくフィクションとされているので話半分程度に読み進めていたが、異国の食文化がどのように日本に広がっていったか、辻氏の信念や審美眼、さらに彼を支えてくれたフランスのレジェンドなど、食への熱量にあてられなが...

辻静雄氏がフランス料理に出会う前から日本一の調理学校を創り上げる物語。自伝ではなくフィクションとされているので話半分程度に読み進めていたが、異国の食文化がどのように日本に広がっていったか、辻氏の信念や審美眼、さらに彼を支えてくれたフランスのレジェンドなど、食への熱量にあてられながら一気に読むことができた

Posted byブクログ

2023/10/14

友人から借りた本 辻静雄のフランス料理にかけた情熱の物語。 料理人ではなかったけれど、ある意味、職人。 ここまでフランス料理を探求し、お金をどーんとかけて、日本の食文化を一転させた人だったとは! 特筆すべきは筆者の海老沢泰久。フランス料理の調理法をわかりやすく、簡潔に表現するこ...

友人から借りた本 辻静雄のフランス料理にかけた情熱の物語。 料理人ではなかったけれど、ある意味、職人。 ここまでフランス料理を探求し、お金をどーんとかけて、日本の食文化を一転させた人だったとは! 特筆すべきは筆者の海老沢泰久。フランス料理の調理法をわかりやすく、簡潔に表現することで美味しさまでも想像させる。オノマトペを使わず、豪華な修飾語を使わずに。あとがきを読んで、確かにと唸った。 フランス料理、食べたーーーい。

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2023/02/19

この本にもっと早く出会っていたかった!と思いつつ、出会えたことに感謝。初めは1990年代の話し言葉感じなど、少々の読みにくさを感じたけど、70ページを超えたあたりから、ページをめくるのが楽しくなった。 もともとは新聞記者だったが、あることをきっかけに本物のフランス料理を生徒に教...

この本にもっと早く出会っていたかった!と思いつつ、出会えたことに感謝。初めは1990年代の話し言葉感じなど、少々の読みにくさを感じたけど、70ページを超えたあたりから、ページをめくるのが楽しくなった。 もともとは新聞記者だったが、あることをきっかけに本物のフランス料理を生徒に教えることで日本のフランス料理のレベルを上げること、この大義に人生をかけ、大成功した人物、辻静雄のはじまりから丁寧に描かれている。 読む中で、いいと思うフレーズは数多くあったが、特に、辻さんが困難に直面する度に垣間見える、男気ある信念や懐の広さ、決断にに心うごかされることも多かった。 ※登場人物、フランス料理名、食に関する書名がよく出てくるのでメモをしながら読み進めると、スムーズに読み進められると思う。(前半、メモせずさかのぼるのに時間がかかった)

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2022/10/20

10年以上経ってからの再読。 美食も芸術。必須か?という問いは意味がない。 まだフランス料理が何か全く伝わっていなかった時代に食を文化として捉え、本物を追求した辻さんの眼力と一貫性に敬服する。

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2021/10/13

新規事業で、本物とは何かを徹底的に追求する。そして、得た知識は全て、惜しげもなく公開する。こんなやり方は、だれもやらないだろう。ビジネスとして成立するとは、誰も思わないだろう。何もかもセオリーに合わないのに圧倒的に成功する。ビジネスセオリーで動いた人は、彼方に置いていかれる。 本...

新規事業で、本物とは何かを徹底的に追求する。そして、得た知識は全て、惜しげもなく公開する。こんなやり方は、だれもやらないだろう。ビジネスとして成立するとは、誰も思わないだろう。何もかもセオリーに合わないのに圧倒的に成功する。ビジネスセオリーで動いた人は、彼方に置いていかれる。 本物を求める続ける事が、次第に関係者みんなの望みになり、皆の幸せになる。結果、ビジネスになり、お金がついてくる。 とても不思議な物語。惹きつけられた。

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2021/05/14

日本にフランス料理を啓蒙した辻静雄さんの半生を通して、料理への努力の徹底ぶりはもちろんですが、商売の本質が描かれてる気がします。 なんとなく料理学校といえば辻、くらいのイメージしかありませんでしたが、それまでの自分の理解が申し訳なくなるほど、まさに命を賭けて、本当に美味しい料理と...

日本にフランス料理を啓蒙した辻静雄さんの半生を通して、料理への努力の徹底ぶりはもちろんですが、商売の本質が描かれてる気がします。 なんとなく料理学校といえば辻、くらいのイメージしかありませんでしたが、それまでの自分の理解が申し訳なくなるほど、まさに命を賭けて、本当に美味しい料理と、それを産み出す料理人の育成にこだわり続けられた、凄い先駆者でした…。 非常に緻密で具体的な食材とその料理の描写を読むと、自然と脳内でイメージしながら食べてしまいます。作者の取材力と表現力が見事です。 為す方本人の努力は当然ですが、本当に一生懸命で夢中になる人には必ず協力者が現れるからこそ成功するという理も見えてきます。

Posted byブクログ