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照柿 の商品レビュー

3.6

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    6

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2018/03/29

合田シリーズ2作目。「レディジョーカー」も「冷血」も読んだので順番が逆ですが。シリーズの中では今ひとつと感じました。少し持って回った感じが強いのとハッキリ言って書かなくてもいい部分が多過ぎると感じました。半分から2/3の分量で十分なのでは。

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2018/02/08

合田雄一郎シリーズ二作目 レディジョーカーから遡って読んでいる。 達夫の中のドロっとしたものが流れでる時にむけてなんとも言えない重たい空気のまま幼なじみだった雄一郎と達夫を行き来する。 ラスト、だれしも何かしら罪を背負って生きているのかも。 だいたいは明るい感じのものを好むのだ...

合田雄一郎シリーズ二作目 レディジョーカーから遡って読んでいる。 達夫の中のドロっとしたものが流れでる時にむけてなんとも言えない重たい空気のまま幼なじみだった雄一郎と達夫を行き来する。 ラスト、だれしも何かしら罪を背負って生きているのかも。 だいたいは明るい感じのものを好むのだけれど、この暗さ重たさであるのに読むのをやめられないハマる、さてまだ離婚に至っていない合田を見てみます。

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2017/02/05

合田シリーズ二作目。何とか読めました。 相変わらず重厚な内容でした。 しかしインパクトのある大事件が起きるわけでもなく、専ら合田刑事とその幼馴染の一人の女性をめぐる思惑の交差という構造なので物語の躍動感は乏しいと思いました。

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2016/11/23

やはりラストに向ける感情の波や渦が好きです。 最後まで読んで、ようやくすとんと落ちる感じ。 冷血は純粋に面白くて、ぞくぞくしながらも愛しい作品でしたが、 照柿は、また違った意味で愛しい感じ。 こういった事を突き詰めていった先、高村薫さんには何が残るのだろう? 出来れば、彼女が筆...

やはりラストに向ける感情の波や渦が好きです。 最後まで読んで、ようやくすとんと落ちる感じ。 冷血は純粋に面白くて、ぞくぞくしながらも愛しい作品でしたが、 照柿は、また違った意味で愛しい感じ。 こういった事を突き詰めていった先、高村薫さんには何が残るのだろう? 出来れば、彼女が筆を折るまで追いたいが、 その時まで気持ちは持続するのかな?どうでしょう。

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2016/07/02

私は「マークスの山」よりこちらが好みです 行動や背景の描写が鮮明であるほど どうしてでしょう、登場人物の感覚に取りつかれる そんな気持ちにさせてもらえる一冊でした

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2015/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りた本。 合田雄一郎シリーズの第2弾。 雄一郎が乗っていた電車に女性が轢かれた。轢かれる直前、被害女性が走ってきて、追いかけて来た男性が捕まえ、手を離し反動で前へ飛び出して事故にあった現場も目撃していたし、現場から逃げた男性と、それを追うようにいなくなった女性も気になっていた。 今回は、雄一郎氏が壊れてる感じがして、読んでいられなかった。しっかりしてよ!と思いながらなんとか読了。 1994年初版なので、内容が懐かしい。電話ボックスにテレホンカード。電話がない場所への緊急連絡方法が、電報!

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2014/06/22

忘れていた蒸し暑く沈む日の色、照柿 社会の歯車に組み込まれていた人の歯車が狂い出す。人の叫びは声にならない。 なぜ主人公は二人の人間を殺したか それは誰も説明がつかない

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2021/06/03

暑く、熱い人間ドラマ。 合田も達夫も美保子もかなしい。 NHKのドラマで三浦友和、野口五郎、田中裕子が演じて、ぴったりだった。特に野口五郎が狂気をうまく表現していて驚いた。もっと注目されてもいい役者だと思った。 しかし、自分より年下の設定だがこんなに濃く生きられない。。 高村さん...

暑く、熱い人間ドラマ。 合田も達夫も美保子もかなしい。 NHKのドラマで三浦友和、野口五郎、田中裕子が演じて、ぴったりだった。特に野口五郎が狂気をうまく表現していて驚いた。もっと注目されてもいい役者だと思った。 しかし、自分より年下の設定だがこんなに濃く生きられない。。 高村さんの小説で二番目によく読み返している。

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2013/07/15

数年前図書館本で読了したけど、暑苦しかった。今夏再読。やはり暑苦しく重たい。でもさすが。雄一郎恋物語。真夏にこそ読むべき本。

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2013/05/17

学生の時、200キロの道のりの灼熱の旅を続けながら読んだ。 それを思い出す、小説。 前作「マークスの山」が刺すような寒さの真冬、そしてこの作品は、溶けそうな暑さ・熱さの真夏の物語。 そのなかで、男たちの葛藤と狂乱があり、ついには戻れぬ地獄を味わうことになる。 合田シリーズのな...

学生の時、200キロの道のりの灼熱の旅を続けながら読んだ。 それを思い出す、小説。 前作「マークスの山」が刺すような寒さの真冬、そしてこの作品は、溶けそうな暑さ・熱さの真夏の物語。 そのなかで、男たちの葛藤と狂乱があり、ついには戻れぬ地獄を味わうことになる。 合田シリーズのなかで、一番人間のドラマが描かれているように思う。 最後の、合田が取り調べ受けるのシーンは圧巻。

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