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キツネ山の夏休み の商品レビュー

4.6

80件のお客様レビュー

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2026/03/31

冨安陽子さんが絵も描いていて、ご本人がとても苦労したと最後に書かれていますが、 この絵こそが忘れられない物語の情景になり、想像の世界がふくらみます。 こんな不思議なことが本当にあったかもしれないなぁ、と五感で感じる自然の描写…「風の又三郎」や「平成狸合戦ぽんぽこ」が思い浮かびま...

冨安陽子さんが絵も描いていて、ご本人がとても苦労したと最後に書かれていますが、 この絵こそが忘れられない物語の情景になり、想像の世界がふくらみます。 こんな不思議なことが本当にあったかもしれないなぁ、と五感で感じる自然の描写…「風の又三郎」や「平成狸合戦ぽんぽこ」が思い浮かびました。 児童文学にまたハマりそうです♫

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2026/02/22

いつもですがファンタジーの世界に浸りすぎて 昔を重ねて読みました 心が癒されたり 勇気付けられたり・・・ 優しいおばあさんになりたい 心豊か人になりたいね

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2025/12/04

不思議で楽しく切ない夏休み。 おばあちゃんこのとしてはとても楽しいお話だった。 永も良い子で好きだなーと思いながらいた。 最初の方の警戒心は都会の子って感じがして どんどんワクワクしちゃう感じは子供らしくて。 その差も面白かった。 狐は神秘的で怪しくて、そう言うところも好きだなと...

不思議で楽しく切ない夏休み。 おばあちゃんこのとしてはとても楽しいお話だった。 永も良い子で好きだなーと思いながらいた。 最初の方の警戒心は都会の子って感じがして どんどんワクワクしちゃう感じは子供らしくて。 その差も面白かった。 狐は神秘的で怪しくて、そう言うところも好きだなと感じる。 10歳の夏休みは一回だけ。 そうやって一回だけを積み重ねて人生を生きていきたいなと思う。

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2025/11/13

 本書は、ひろさんのレビューをきっかけに出会うことができました。ありがとうございます。  富安陽子先生の児童文学は、どれも導入部で心惹かれるものがあって自然と物語に入り込みたくなるのが印象的で、本書の始まりも『八番線のホームには、みごとな桜の木がのびのびと枝をひろげていました...

 本書は、ひろさんのレビューをきっかけに出会うことができました。ありがとうございます。  富安陽子先生の児童文学は、どれも導入部で心惹かれるものがあって自然と物語に入り込みたくなるのが印象的で、本書の始まりも『八番線のホームには、みごとな桜の木がのびのびと枝をひろげていました』と、読みながら思わず心の中でその風景を想像してしまう、そんな思い出の一ページとなるような魅力で溢れているのは、本書(1994年作)が初となる、素朴ながら一つ一つを丁寧に描かれていると感じられた、富安先生ご自身による絵もきっとあるのだと思う。  そして、そのホームのベンチに座って電車が来るのを待っているのが、本書の主人公の小学四年生「弥(ひさし)」であり、四年ぶりにたった一人で遠い田舎の地「稲荷山」にある、おばあちゃんの家に向かう途中の彼の心境は如何ばかりのものであったか、それは『心細さとなつかしさ、ゆううつな気分と期待とが、胸の中でおしくらまんじゅうをしているよう』と、単純に言い表すことのできないものである点に、裏表のない彼の率直さが垣間見えてくる。  稲荷山という名前にピンと来た方もいらっしゃるかもしれないが、ここは百八ぴきのキツネに守られている町で、弥も実際にキツネの「オキ丸」と出会い様々な不思議体験をしてと、そんな富安先生ならではの楽しい要素は稲荷山が『水と伝説の町』でもあることから、かつてそこで生きていた人々が現代に残るようにずっと伝えてきた伝承の素晴らしさや、そこに行けば至る所に水や風が流れる様を感じられる、自然と人とが一体化した田舎ならではの雰囲気も一緒に味わえる上、更にそこにおばあちゃんとの思い出が加われば、これほど思い出深い夏休みは無いのではないかとも思えてくる。  ただ、そこには楽しいことばかりではなく、学んで成長していく弥の姿も同時に描いている点に本書の素晴らしさを感じられて、それは本書が小学校高学年対象であることから、『たたり』や『神さまと仏さまの違い』を分かりやすい言葉で表現していることに加え、『人間と化け物の違いってなんですか?』という問い掛けには、おそらく大人もハッとさせられるものがあるのではないだろうか。  そうした問い掛けに対する一つの答えとして、弥とオキ丸との交流があり、彼らも最初から気心の知れた間柄だったわけではなく、お互いのことをよく知らなかったため、時には意見がぶつかり合うこともあったものの、何度か交流を重ねていく内にそれは言葉にはできなくとも、ふと気付いたら、自分の心の中では確かに信じられるものが既に形作られていたような、そんな思いの結晶に人間なのか、化け物なのかということは一切関係なくて、あくまで大切なのは富安先生が物語でよく唱えていらっしゃる、『見えない部分』なのだということを教えてくれながら、それが単なるきれい事ではなく説得力を感じられたのも、『化けていても、うっかりしっぽを出すことがあると恥ずかしいと思う』のように、人間だけが心の中に繊細な部分を持っているわけではないことを知る、富安先生ならではの描写だけではなく、人間同士に於いても、今とは印象が異なる子どもの頃のお父さんに出会ったような気がした弥の思いや、その人が何者であろうとも、その人の見えない部分を信じられるのであれば別にどうでもいいではないか、といった奥ゆかしさは、どこか日本人らしい情趣にも富んでいるようで、そうした趣は古来から伝わる行事に季節の終わりを重ね合わせることで、やがて訪れるであろう夏の終わりに思いを馳せた、顔で笑って心で泣く別れの切なさである。  そして悲しいことに、当時はそれくらい懸命な思いを抱いていたにも関わらず、『時がたてば、みんなわすれてしまう』ことに本書で気付かされたときの切なさといったらないと感じた、それは更に物語の終盤で弥が叫ぶ『ぜったいにわすれない』を知ることで、胸を締め付けるような思いに駆られてしまったのだが、それは弥とオキ丸の友情のことを書いているわけではなく、そもそも忘れてしまうのではなくて、ただ心の中に仕舞い込んだ引き出しの場所が分からなくなっただけだと私は思うのだが、それでもかつて子どもの頃に体験した、その年それぞれにあった特別な夏休みの思い出が、いったいどれだけ素敵なかけがえのない日々であったのかということを、本書は社会の荒波に揉まれている内に、いつの間にか大人になってしまっていた人達に思い出させてくれたことで、子どもと大人それぞれに違った感慨を抱かせてくれるという意味合いに於いて、児童文学でありながら、とても画期的な作品だと感じられたのは、本書の四年前に出版された『クヌギ林のザワザワ荘』も含めて大人にも響く児童文学を企画した、当時の『あかね書房』の方々の力もきっと大きいのだろうと思う。

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2025/10/14

ちょっぴり不思議で特別なひと夏の思い出。 十歳の男の子・弥(ひさし)が、夏休みに祖母の住む田舎の稲荷山で過ごした日々が描かれるファンタジー。 神社の境内に並ぶ百八匹のキツネ。その中のオキ丸と友だちになった弥が、オキ丸の背中に乗って夜空を飛ぶシーンがとても印象に残った。富安陽子さん...

ちょっぴり不思議で特別なひと夏の思い出。 十歳の男の子・弥(ひさし)が、夏休みに祖母の住む田舎の稲荷山で過ごした日々が描かれるファンタジー。 神社の境内に並ぶ百八匹のキツネ。その中のオキ丸と友だちになった弥が、オキ丸の背中に乗って夜空を飛ぶシーンがとても印象に残った。富安陽子さん自身が描いた挿絵がまた素敵。 ときにはケンカしながらも仲が深まっていく二人。祖母の家に遊びに来る猫又の大五郎も、弥のことを助けてくれて、いい奴だったなぁ。 そして別れのとき。二人の会話に胸がキュッとなる。忘れたくないと強く願ったことも、大人になるとにつれて少しずつ記憶が曖昧になっていくものだと、オキ丸はわかっているみたいだった。 そうだとしても、十歳の夏は一生に一度きり。オキ丸たちと出会い過ごしたひと夏は、彼にとってかけがえのない宝物になったに違いない。 一緒に冒険しているようでドキドキわくわく楽しかった。

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2025/09/14

もう9月ですが夏休みの頃になると読みたくなる キツネ、お祭り、妖怪、電車、言い伝え、神社、古い街並み、お山、冨安ワールドの定番が安心とわくわくを届けてくれます 「シノダ」はこの作品が元になってるのでしょうか?1994年の作品ですが時系列はあってる? 数年前に講演会でお見掛けし...

もう9月ですが夏休みの頃になると読みたくなる キツネ、お祭り、妖怪、電車、言い伝え、神社、古い街並み、お山、冨安ワールドの定番が安心とわくわくを届けてくれます 「シノダ」はこの作品が元になってるのでしょうか?1994年の作品ですが時系列はあってる? 数年前に講演会でお見掛けしたのですが、お松おばあちゃんは冨安陽子さんのイメージにぴったりです

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2025/02/09

子供の頃に学校の図書館で借りて夢中で読みました。何度も何度も読みました。 日本の田舎の夏に帰れる本です。

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2024/06/07

これだ!たぶん…! 小学生の頃、学級文庫として置いてあって。休み時間に夢中で読んだ。 青い色味の表紙に課題図書の銀色のシールが貼ってあったこと。キツネとお祭りの場面。 その他は、内容も書名も全然覚えていなかったけど、この本に惹きこまれたのを覚えている。 子どもたちの一生に一...

これだ!たぶん…! 小学生の頃、学級文庫として置いてあって。休み時間に夢中で読んだ。 青い色味の表紙に課題図書の銀色のシールが貼ってあったこと。キツネとお祭りの場面。 その他は、内容も書名も全然覚えていなかったけど、この本に惹きこまれたのを覚えている。 子どもたちの一生に一度の夏。今年も、楽しい、すばらしい夏休みになりますように!

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2024/05/17

夏休み、一人暮らしの祖母宅で過ごす小学生の主人公。そこで出会う稲荷山の狐たちとの不思議な出会いと冒険。

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2023/11/12

2023年、8月の終わり。 子供達の夏休みの最終盤、クタクタになった私は、直前に自分で入手したこの本を1人でゆっくりと読んだ。 夏休みの間に読んで、すこしでもこの世界を肌で感じたいと思ったので、間に合ったことにホッとしている。 この本はかつて、小学生だった私には読めなかったけ...

2023年、8月の終わり。 子供達の夏休みの最終盤、クタクタになった私は、直前に自分で入手したこの本を1人でゆっくりと読んだ。 夏休みの間に読んで、すこしでもこの世界を肌で感じたいと思ったので、間に合ったことにホッとしている。 この本はかつて、小学生だった私には読めなかったけど、思い出のある本だった。 この本は当時、夏休み課題図書に指定されていた。 私自身は手に取らなかったものの、同じクラスのある男子が授業中に真剣に読み、この本を絶対借りる(買ってもらう?)と宣言していたのだ。 彼はあまり本など読まないタイプだったので、私にはそれが意外で、彼にそうまで言わせるなんて「読書の力って、すげーんだな!」cv松本梨香みたいなことを思ったのを覚えている。 結局そのまま30年くらいが経ち、たびたび図書館などでこの素敵な表紙イラストを見るたびに、あっ、あの本だ、とハッとしていた。 今回とうとう、夏休みなんだし、と30年前に出会わなかったこの本を手に取ることができた。 少年が父方の祖母のもとで過ごす、まぶしく、命と時間をいっぱい感じる夏休みがぎゅっと詰まった素敵な一冊だった。 ストーリーのメインは、キツネだけでもないし、祖母にまつわる秘密だけでもない拡がりのある一冊。 言葉を尽くして万事を表すこともできる少年の夏の思いを、あえて、花火のように消えてしまう美しいものに仕立てた潔いこの本が、だからこそ、あの少年の心をとらえたのだなあと、読書しない男児の親になった今の私にしみじみと見せてくれる一冊。 今、読めてよかったし、今後もこの本が子供達を明るく照らしてくれるように願う。 今やもう、ここにある昭和の香りのする夏こそがファンタジーになったとしても。

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