大地の子(3) の商品レビュー
中国を舞台に中国残留孤児を主人公にした小説。時代考証や中国文化/社会のディテール描写が素晴らしく、小説とは思えない内容。大河小説を読みたい方におすすめ。
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山崎は取材力がすげえ。 これだって、インタビュー先がすげえ。 骨太と辞書で引いたら、山崎豊子って出ると思う。
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NHKでドラマ化されたものを何度も見ていたのでその世界観が損なわれてしまうのが嫌で、これまで小説は読まずにいたがその他の山崎作品を読みつくしたので堪り兼ねて読んでしまった。 ドラマは小説の世界観を忠実に再現しているので小説・ドラマ両方見てもいいと思います。 話の筋を完璧に覚...
NHKでドラマ化されたものを何度も見ていたのでその世界観が損なわれてしまうのが嫌で、これまで小説は読まずにいたがその他の山崎作品を読みつくしたので堪り兼ねて読んでしまった。 ドラマは小説の世界観を忠実に再現しているので小説・ドラマ両方見てもいいと思います。 話の筋を完璧に覚えているのに、それでも尚、引き込まれてしまうのは簡潔な描写でありながら登場人物の人柄・心情をズバリ抉り出すかのような山崎豊子独特の文体にあるのでしょうか。 妹との再会のシーン、二人の父の子を思う気持ちには涙がヒタヒタと流れてきました。
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悲しさと優しさが共存しているような話の展開は、涙なしには読み進めることができません。日中戦争、文化大革命、日中国交正常化といった歴史の流れに翻弄される人々…、まさに「壮大な叙事詩」という形容がぴったりです。NHKのドラマも良かった〜。養父・陸徳志の名前の通りの慈悲深さに、僕はかな...
悲しさと優しさが共存しているような話の展開は、涙なしには読み進めることができません。日中戦争、文化大革命、日中国交正常化といった歴史の流れに翻弄される人々…、まさに「壮大な叙事詩」という形容がぴったりです。NHKのドラマも良かった〜。養父・陸徳志の名前の通りの慈悲深さに、僕はかなり感銘を受けたものです。
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「あつ子、すまなかった、探すのが遅すぎた。」 妹の死で、一心と松本が再会。 親子だと判明。 何とも言い難い…運命。
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「あつ子、すまなかった、探し出すのが遅過ぎた」―陸一心こと松本勝男は、三十六年ぶりにめぐりあった妹・あつ子に泣いて詫びた。妹は張玉花と名のり、寒村で過労の果てに病いの床にあった。兄妹の実父・松本耕次は、子供らの消息をつかみえぬまま、奇しくも陸一心とともに日中合作の「宝華製鉄」建設...
「あつ子、すまなかった、探し出すのが遅過ぎた」―陸一心こと松本勝男は、三十六年ぶりにめぐりあった妹・あつ子に泣いて詫びた。妹は張玉花と名のり、寒村で過労の果てに病いの床にあった。兄妹の実父・松本耕次は、子供らの消息をつかみえぬまま、奇しくも陸一心とともに日中合作の「宝華製鉄」建設に参加していた。
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