男たちへ の商品レビュー
知的な女流作家のいう男性論なんて読んでも意味がないといっているのは塩野七生自身だけれども、これは塩野七生の挑戦ではないだろうか。 女性ファンが多い作家だからあえてこのようなエセーを書く気になったのだろうか。 つねにルネサンスやローマに言及するところが面白い。
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日本に居たときかだったらかなり反発したと思われる箇所が随所に見られる が、ヨーロッパ式の優雅さ(または「時代遅れさ」とも言うかもしれない)にどっぷり浸かり、ヨーロッパ故の優越感、既得権益などを知り、享受してしまっている今、ほぼ全てにおいて共感をもって頷いている。 この本はもちろ...
日本に居たときかだったらかなり反発したと思われる箇所が随所に見られる が、ヨーロッパ式の優雅さ(または「時代遅れさ」とも言うかもしれない)にどっぷり浸かり、ヨーロッパ故の優越感、既得権益などを知り、享受してしまっている今、ほぼ全てにおいて共感をもって頷いている。 この本はもちろんフツウの男たちに向けて書いてあるが、われわれ女性も読むべきである。なぜならそれまでフツウであった男がフツウでなくいい男になった時に、私たちもそれに匹敵するような女でなければならないから。 (2005.1.15)
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フツウでない筆者が男へのメッセージを書いたのだから、フツウでない男になるだろう。読みづらかった。そのうち再読する予定。
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そろそろカエサルかなと思い、そのつゆ払いとして読んだ。まぁ、悪くない。ためになる言葉もいくつかあった。
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【目的】 【引用】 【感じたこと】 身体全体からえもいわれぬ明るさを漂わせている男。 「明るい男」が成功者。 暗黒面にばかり気をとられているひとではない男。 自分の仕事に90%の満足と10%の不満を持つ男。 …納得。気をつけます。 【学んだこと】
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『銀器をめぐるお話』を高校の選択現代文の授業で読んだのを機に彼女のエッセイにはまった。 文章が淡々としていて好き。
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「男たちへ」となってはいるが、塩野七生的スタイルの書だ。これをバイブルに自己変革を図る男なんて居るのかしらん。居たとしたらきっと塩野七生に馬鹿にされるに違いない。
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男女を起点にした人間関係をするどく喝破している。すごい。この慧眼。掌編エッセイだから実に言葉が凝縮されてる。付箋を貼りながら読んだ。
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これは結構好みがわかれるのでは。塩野さんがまだ若い頃に書かれたものなので文章もそんな雰圍氣が漂っている氣がします。ブルジョワ嗜好が前面に押し出されているところとか(笑)。でも読んでいてやっぱり面白い。『再び男たちへ』の方が好きですが、これはこれで楽しいと思います。
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イタリア、ファッション、または歴史のどれか1つでも興味があれば楽しめます。「イタリア男、イギリス男に圧倒されるの巻」ではイタリアにやって来たイギリス男のとったある行動を紹介。カフスボタンを忘れた彼がイタリアで購入したモノとは?
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