1,800円以上の注文で送料無料

黒蜥蜴 の商品レビュー

3.9

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2009/10/04

きりんこは、江戸川乱歩「少年探偵団シリーズ」からミステリにはまったクチです。 その中でもいちばん「黒い魔女」が好きで、大人になったらその作品の原版「黒蜥蜴」を読むぞ! と意気込んでたわけです。 で、大人になってから読んだんですが、いやー面白い面白い面白い! この時代独特の、隠微...

きりんこは、江戸川乱歩「少年探偵団シリーズ」からミステリにはまったクチです。 その中でもいちばん「黒い魔女」が好きで、大人になったらその作品の原版「黒蜥蜴」を読むぞ! と意気込んでたわけです。 で、大人になってから読んだんですが、いやー面白い面白い面白い! この時代独特の、隠微な空気の、こもった感じが大好きです。 妖しくて美しくて、そして何処か牧歌的。 (刑事さんが八百屋に電話借りてる間に、犯人に逃げられたり) あと、明智さんが何故かソファに中に入り込んでて、そこに黒蜥蜴が座って二人で会話……というシーンが、何かもうシュールすぎて大好きです。 どうやって入ったんですか明智さん。 呼吸大丈夫ですか明智さん。 そのまま海に捨てられなくて良かったですね明智さん。 江戸川乱歩はいつか全作制覇したいところ。

Posted byブクログ

2009/10/04

黒蜥蜴と呼ばれる怪しく美しい女賊と名探偵・明智小五郎の対決を描く。 美しいものを愛する黒蜥蜴は宝石商の美しい令嬢を誘拐し、「エジプトの星」と呼ばれる宝石をも奪い取る。それを奪還しようとする明智小五郎。騙し、騙しあい、互いが互いを好敵手と認める壮絶な知恵比べ。 冒険小説・探偵...

黒蜥蜴と呼ばれる怪しく美しい女賊と名探偵・明智小五郎の対決を描く。 美しいものを愛する黒蜥蜴は宝石商の美しい令嬢を誘拐し、「エジプトの星」と呼ばれる宝石をも奪い取る。それを奪還しようとする明智小五郎。騙し、騙しあい、互いが互いを好敵手と認める壮絶な知恵比べ。 冒険小説・探偵小説として楽しめるのはもちろんだが、本当に実現可能かどうかはともかくとして江戸川乱歩が描くエロティックな世界観はなんとも言えず面白い。 またこの文庫本には初めて雑誌に掲載された当時の挿絵もそのまま再現されており、当時の雰囲気も楽しめる。「続きはどうなるのだろう」とわくわくしながら読んだその時代の雰囲気。

Posted byブクログ

2009/10/08

確か乱歩で最初に読んだ作品がこれ。耽美…とはまたちょっと違ったニュアンスで受け取るべきなのかな。女盗賊と探偵の構図はなかなか素敵。明智さんがでてくる乱歩の長編って結構他の作品と類似点があったりして(トリックとか登場人物のキャラとか)、同じ展開じゃあないかとごちゃまぜになりがちなん...

確か乱歩で最初に読んだ作品がこれ。耽美…とはまたちょっと違ったニュアンスで受け取るべきなのかな。女盗賊と探偵の構図はなかなか素敵。明智さんがでてくる乱歩の長編って結構他の作品と類似点があったりして(トリックとか登場人物のキャラとか)、同じ展開じゃあないかとごちゃまぜになりがちなんだけどこれは独立してて良い。美輪さんの舞台もぜひ拝見したいです。

Posted byブクログ

2009/10/04

明智と黒蜥蜴の幾度となく繰り返される駆け引きのようなゲーム展開に引き込まれます。探偵と盗賊、男と女、二人の間に生まれる不可思議な感情も本作の見所。

Posted byブクログ

2009/10/04

探偵VS女怪賊です。 明智さんもいいですが、やっぱり黒蜥蜴。 乱歩作品は、作品全体にただようエロスが何ともいえません。

Posted byブクログ

2009/10/04

 美輪さんのお芝居の影響で買ってみました。 江戸川乱歩の本って初めて読んだなぁ〜。 本で読むと、少しグロテスク??(笑) でも、お芝居はものすごくよかった

Posted byブクログ

2009/10/04

乱歩の世界にぐぐーっと引き込まれたきっかけは美輪明宏の黒蜥蜴をみたことかも。原作も結局美輪明宏の顔を思い浮かべながら呼んでしまった。。

Posted byブクログ

2009/10/04

小学生がお昼休み等に読む程度の位置付けであれば、其れは其れで楽しめる作品だと思う。 ゴチャゴチャとした挿絵がこれでもかと云わんばかりに織り込まれており、度々其れが邪魔に思える。 小説の中で、たかが挿絵如きが文字の邪魔をするのは無粋である。 だがしかし、これを小学生当時に読んでいた...

小学生がお昼休み等に読む程度の位置付けであれば、其れは其れで楽しめる作品だと思う。 ゴチャゴチャとした挿絵がこれでもかと云わんばかりに織り込まれており、度々其れが邪魔に思える。 小説の中で、たかが挿絵如きが文字の邪魔をするのは無粋である。 だがしかし、これを小学生当時に読んでいたのなら、感想もまた違うものになっていたであろう。

Posted byブクログ