三日月少年漂流記 の商品レビュー
天体議会の続編とも言…
天体議会の続編とも言える作品です。ぜひセットで楽しんでください。
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幻想的だった… ガラス細工のような美しい文章で きらきらした綺麗なものだけを集めた宝石箱のよう。 知らない言葉が出てくる度、どんなものだろうと想像する時間が楽しかった。そして水蓮と銅貨。なんて素敵な名前だろう、と思った。この2人がかわいい。ただ世界観に心酔しました。いつかまた再読...
幻想的だった… ガラス細工のような美しい文章で きらきらした綺麗なものだけを集めた宝石箱のよう。 知らない言葉が出てくる度、どんなものだろうと想像する時間が楽しかった。そして水蓮と銅貨。なんて素敵な名前だろう、と思った。この2人がかわいい。ただ世界観に心酔しました。いつかまた再読したい一冊
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
博物館から三日月少年が逃げ出した…そう話す水蓮と共に、銅貨はZ市の百貨店、プラネタリウム、展覧館をめぐりながら、真夜中の月光舎とそこから飛び立つという船を眺めます。彼らはどこへ行くのか? 水蓮は三日月に帰っていったと言いますが、銅貨にはこれが馬鹿げているようにも、案外本当かもしれないと思うのでした…。 トラブルが起こるわけでもなく、綺麗に進んでいって綺麗に着地(この場合離陸?)したのが本作です。瓦斯燈の灯りを点けたり消したりする描写や、美味しそうな食事のシーンなど、やはり長野さんらしい、細部と単語のイメージがとにかく好きです。解説の野上さんが言う「三日月少年の漂流先」も考えると、なるほど確かに本作はプロローグ感があります。読書中だけでなく読書後も膨らむイマージュ、やはり好い!
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銅貨と水蓮といえば う~~んそれにしてもテディベアにドロップを少年に組み合わせるの、マジで長野まゆみ世界観だな……と思うよね……
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三日月少年漂流記なんてタイトルだから、一般的にいう、漂流記を物語にしてるのかと思いきや…。長野さんの話は、文体や言葉が綺麗で好き。文章から想像される世界観はレトロなようでもモダンな感じ。綺麗な世界。あくまで、個人の感想である。
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面白かったです。 自動人形である三日月少年の跡を追う、水蓮と銅貨のふたりの少年の冒険でした。 自動人形にも惹かれたのですが、水蓮と銅貨のご飯が美味しそう…という本編には関係ないところもとても惹かれました。 列車や、プラネタリウムや海洋展覧館も懐古的で好きな世界です。 逃亡した三日...
面白かったです。 自動人形である三日月少年の跡を追う、水蓮と銅貨のふたりの少年の冒険でした。 自動人形にも惹かれたのですが、水蓮と銅貨のご飯が美味しそう…という本編には関係ないところもとても惹かれました。 列車や、プラネタリウムや海洋展覧館も懐古的で好きな世界です。 逃亡した三日月少年たちは飛行船で三日月へ帰るのだろうか…メルヘン。
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何度も何度も読み返す。 キラキラとした言葉を読むと、少し気恥ずかしくなるが、現実から離れて夢のような世界に没頭できる。
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うーん、文章もきれいだし描いている場面なんかもとてもきれいだし、ストーリーもそんなに悪くないんだけどなあ。この人の作品はそのきれいさだけが目だってしまって、いつも読み終わったあとにグッとくるような印象がないんだよな。この辺が僕の言うところの、女性における少年的せつなさの欠如なのだ...
うーん、文章もきれいだし描いている場面なんかもとてもきれいだし、ストーリーもそんなに悪くないんだけどなあ。この人の作品はそのきれいさだけが目だってしまって、いつも読み終わったあとにグッとくるような印象がないんだよな。この辺が僕の言うところの、女性における少年的せつなさの欠如なのだろうか? 再読 19970315
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久々の、長野まゆみ先生の初期作品。 水蓮と銅貨の登場するお話の中では構成が平易で読みやすく、二人の家出少年が自動人形を追いかける様子に没頭できます。独特の幻想的な文体に支えられた世界観が美しい。
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漂流記と聞いて真っ先に十五少年漂流記を思い出したのは解説の野上氏と全く一緒。笑 どこかわからないけれど、飛行船に乗ってどこかへ、漂流を始める三日月少年たち。そして、彼らの跡をつけて、いつもと違う、少し冒険(漂流?)する水蓮と銅貨2人の少年。 この構図が、長野作品を見る私たちを見て...
漂流記と聞いて真っ先に十五少年漂流記を思い出したのは解説の野上氏と全く一緒。笑 どこかわからないけれど、飛行船に乗ってどこかへ、漂流を始める三日月少年たち。そして、彼らの跡をつけて、いつもと違う、少し冒険(漂流?)する水蓮と銅貨2人の少年。 この構図が、長野作品を見る私たちを見ているようで面白い。つまり長野ワールドが三日月少年たち側で、それを垣間見るのが私たち読者といったような…。
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