ウインクで乾杯 の商品レビュー
作者らしい人間ドラマとしての深みはなく、玉の輿に乗ろうとする軽薄なコンパニオンとその隣人の刑事との間での軽妙な会話と調査を軸に進んでいくライトなミステリー。 そもそも、警察官が事件の内部情報を民間人に漏らしたりはしないだろう。それは許せたとしても、自殺した伊瀬がある事柄を伝えよう...
作者らしい人間ドラマとしての深みはなく、玉の輿に乗ろうとする軽薄なコンパニオンとその隣人の刑事との間での軽妙な会話と調査を軸に進んでいくライトなミステリー。 そもそも、警察官が事件の内部情報を民間人に漏らしたりはしないだろう。それは許せたとしても、自殺した伊瀬がある事柄を伝えようとして取った手法があまりにも不可解。こんなことに普通の人は気づかないだろうし、気づくことに期待したりはしないだろう。「そんなことができるの?」と思ったし、種明かしをされても面白いと感じられなかった。 人間関係も複雑にしすぎて、ややわかりにくい。 事件の真相を説明されても、感心するようなところは一切なく、「これが真相?」という残念な思いしか残らなかった。 私がこれまでに読んだ東野圭吾作品の中で、一番つまらない作品だった。
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3 普通の殺人事件の推理小説。パーティーコンパニオン香子が主人公。玉の輿狙いがうざい感じ。ドアチェーンをセロテープでつけておく話が印象的だった。暇つぶしにパラパラ読めるタイプの小説。
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登場人物の言動やタイトルに時代を感じる。とにかく古い。とくに主人公 香子。 「うわあ、まっずーい」これはキツい。
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東野圭吾にしては荒削りな感じ?彼らしいどんでん返しはなかったなぁ。 熱中してすぐ読んでしまったけど。 多くの読者が期待してたであろう、芝田と香子の進展が最後ほほえましかった。
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2017年の今読むと懐かしい言葉が沢山出てくるパーティコンパニオンが殺される話。それだけじゃないけど。 登場人物が沢山出てくると、これが誰だったか分からなくなるのはおれだけか?でもまぁこの頃から安定感あったのねと感心する。 加賀さんだけじゃなく、芝田さんシリーズは無かったんか...
2017年の今読むと懐かしい言葉が沢山出てくるパーティコンパニオンが殺される話。それだけじゃないけど。 登場人物が沢山出てくると、これが誰だったか分からなくなるのはおれだけか?でもまぁこの頃から安定感あったのねと感心する。 加賀さんだけじゃなく、芝田さんシリーズは無かったんかな?あれば面白そう。
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パーティ・コンパニオン小田香子は恐怖のあまり声も出なかった。仕事先のホテルの客室で、同僚牧村絵里が、毒入りビールを飲んで死んでいた。現場は完全な密室、警察は自殺だというが…。やがて絵里の親友由加利が自室で扼殺され、香子にまで見えざる魔の手が迫ってきた…。誰が、なぜ、何のために…。...
パーティ・コンパニオン小田香子は恐怖のあまり声も出なかった。仕事先のホテルの客室で、同僚牧村絵里が、毒入りビールを飲んで死んでいた。現場は完全な密室、警察は自殺だというが…。やがて絵里の親友由加利が自室で扼殺され、香子にまで見えざる魔の手が迫ってきた…。誰が、なぜ、何のために…。ミステリー界の若き旗手が放つ長編本格推理の傑作。
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+++ パーティ・コンパニオン小田香子は恐怖のあまり声も出なかった。仕事先のホテルの客室で、同僚牧村絵里が、毒入りビールを飲んで死んでいた。現場は完全な密室、警察は自殺だというが…。やがて絵里の親友由加利が自室で扼殺され、香子にまで見えざる魔の手が迫ってきた…。誰が、なぜ、何のた...
+++ パーティ・コンパニオン小田香子は恐怖のあまり声も出なかった。仕事先のホテルの客室で、同僚牧村絵里が、毒入りビールを飲んで死んでいた。現場は完全な密室、警察は自殺だというが…。やがて絵里の親友由加利が自室で扼殺され、香子にまで見えざる魔の手が迫ってきた…。誰が、なぜ、何のために…。ミステリー界の若き旗手が放つ長編本格推理の傑作。 +++ 四半世紀近く前に書かれた作品である。細かいところで時代を感じさせられる部分もないことはないが、そのまま現代に置き換えても充分通用するところがさすがである。バラバラに散らばっているいくつものピースが、いつの間にか納まるべき場所にぴたりと納まり、真実という景色が少しずつ姿を現していく過程は、わくわくする。芝田と香子のこれからも気になる一冊である。
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初期の東野圭吾作品は登場人物がトレンディドラマちっくで好きです。 この作品もトレンディな雰囲気が漂っていました。 コンパニオン香子の小悪魔的可愛さを見習いたいです。 なんだかんだで芝田刑事と結ばれるのかな。 それか香子の望みどおりのお金持ちのイケメンとくっつくのかな。 香子が普通...
初期の東野圭吾作品は登場人物がトレンディドラマちっくで好きです。 この作品もトレンディな雰囲気が漂っていました。 コンパニオン香子の小悪魔的可愛さを見習いたいです。 なんだかんだで芝田刑事と結ばれるのかな。 それか香子の望みどおりのお金持ちのイケメンとくっつくのかな。 香子が普通のサラリーマンと結婚して普通の主婦になったら面白いな。
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昭和63年に刊行された本だもの、時代を感じさせるものがずらり。 LPやボディコン、自動車電話などなど。 刑事が友人とはいえ、隣人に捜査情報をこれだけもらして良いものかと 訝しながら読んでいたせいもあって あんまりお話に集中出来なかったかな。 昔の2時間サスペンスを彷彿させるよう...
昭和63年に刊行された本だもの、時代を感じさせるものがずらり。 LPやボディコン、自動車電話などなど。 刑事が友人とはいえ、隣人に捜査情報をこれだけもらして良いものかと 訝しながら読んでいたせいもあって あんまりお話に集中出来なかったかな。 昔の2時間サスペンスを彷彿させるような内容。 当時からどんでん返しがお得意だったのですね。
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ビートルズのテープに仕組まれた謎。 まだLPとCDが共存する時代。 ポケベルが登場し携帯電話がなかった時代に書かれた小説です。密室トリックあり。 まあまあでした。
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