コーヒーが廻り世界史が廻る の商品レビュー
コーヒーの発展から伝…
コーヒーの発展から伝達、そして今日の流行までも丹念に描く。時代や文化の違った人々がその「モノ」に対してどう向き合ったかを知ることは、非常に興味深い。いわゆるモノマニアックな分野から歴史全体を見通すことが好きな人に。
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私の知っている日本の…
私の知っている日本の喫茶店とは全く違ったカフェの話やコーヒーを取り巻く歴史が興味深く、一気に読んでしまいました。宣伝でのコーヒーの世界とは違うものを考えさせてくれました。
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アラビアから始まるコ…
アラビアから始まるコーヒーの旅は、イギリスのコーヒーハウス・フランスの政治カフェなどの時代を経て、現在に至っている。黒い液体が市民の暮らしに根付き、時には政治に与えた影響などを織り交ぜてコーヒーの歴史が語られています。
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コーヒーと人の関わり…
コーヒーと人の関わりという視点から見た世界史。コーヒーだけでなく世界史も分かってお得です。
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古来より、特にアラビア半島にて眠気覚ましとして飲まれるようになったコーヒー。その出自については諸説あるが、共通しているのはイスラームの中でもとりわけスーフィーに親しまれたという点である。当初コーヒーはカフワと呼ばれ、ワインなどの飲料と同一視されていた。スーフィーは特に、眠れなくな...
古来より、特にアラビア半島にて眠気覚ましとして飲まれるようになったコーヒー。その出自については諸説あるが、共通しているのはイスラームの中でもとりわけスーフィーに親しまれたという点である。当初コーヒーはカフワと呼ばれ、ワインなどの飲料と同一視されていた。スーフィーは特に、眠れなくなる点や食欲が減退する点などにコーヒーのよさを見出し、盛んに飲むようになった。その後コーヒーがオスマン帝国を介してヨーロッパに広まると、イギリスやフランスではコーヒー・ハウスやカフェなどが開かれるようになる。そこは単にコーヒーを飲む場に留まらず、政治や文化の発信源となった。ヨーロッパへのコーヒー豆の供給源は主にアメリカ大陸に置かれ、そこでは黒人奴隷を使用したプランテーションが営まれていた。また、ナポレオン戦争以降はブラジルが一大産地となった。ドイツについてはコーヒーの木の故郷とも言える東アフリカに植民地を獲得し、キリマンジャロやブコバを中心にコーヒープランテーションを営んだ。だが、ドイツのコーヒープランテーションは世界大戦の勃発で痛手を負う。 「黒い血液」コーヒーは人々の生活ばかりか、ときに戦争をも左右する。
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1992年発行ということもあり、紙面がかなり読みにくい。 文字が小さく余白が大きくて、老眼の眼にはかなりつらいものがあった。とはいえ内容はかなり面白い。 テイストは『砂糖の世界史』https://booklog.jp/item/1/4005002765によく似ていて、コーヒーとい...
1992年発行ということもあり、紙面がかなり読みにくい。 文字が小さく余白が大きくて、老眼の眼にはかなりつらいものがあった。とはいえ内容はかなり面白い。 テイストは『砂糖の世界史』https://booklog.jp/item/1/4005002765によく似ていて、コーヒーという世界商品を鍵として世界史をひもとくという感じだ。 個人的には、序盤に紹介されているコーヒーの成立というか、最初から少しばかり『怪しい飲み物』として扱われていたコーヒーの数奇な履歴が面白かった。 個人的には『砂糖の世界史』でもあったように、モノカルチャーの中心であり、植民地の負の部分を色濃く遺していることを、突きつけてくる感じがして胸が少々痛かった。けれども、それを承知の上で我らが文明の一端としての嗜好品たるコーヒーが、愛おしいとも感じた。 『身近な薬物のはなし』https://booklog.jp/item/1/4000249002についても想起されて、とても興味深くも思った。 『砂糖の世界史』『身近な薬物のはなし』を再読したいと感じている。
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●もともとアジアにコーヒー市場を広げたのはオランダ東インド会社。他方、オランダはコーヒーを買って売るよりも、作って売る方が利益の大きいことに気づき、自分の植民地にコーヒープランテーションを築いた。 ●良識のある言葉も多少大きめの尾鰭がつかなければ人心に及びつけないのも世の常であ...
●もともとアジアにコーヒー市場を広げたのはオランダ東インド会社。他方、オランダはコーヒーを買って売るよりも、作って売る方が利益の大きいことに気づき、自分の植民地にコーヒープランテーションを築いた。 ●良識のある言葉も多少大きめの尾鰭がつかなければ人心に及びつけないのも世の常である。 ●コーヒーとは茶や酒とは異なり、一連の産業構造(輸出業者、仲買人、船舶会社、倉庫会社、焙煎業者など)が機能していることを前提にしている。極めて人工的、文明的な側面の強い文化である。 戦時中は、これらが阻害されたことが多くあった。 I would have appreciated a bit more discussion of coffee in the modern world. That said, I found it particularly engaging to see how deeply coffee has been intertwined with world history.
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最初は戦国時代の茶の湯によって 当時の政治や経済が回っていく様と イメージを重ねて読んでいた だんだんNHK特番の 「映像の世紀」を観ているような 感覚すらしてきた 頭の中であのテーマソングが流れてきた 思っていた以上に面白い本だった 市リユース文庫にて取得
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コーヒーにそれ程思い入れはないが、日常的に飲んでいるものの世界的動きが分かって勉強になった。イエメン、ジャワ、西インド、ブラジル、アフリカそしてイスラムとユーロ。何気なく知っていた、モカ、キリマンジャロ、グアテマラといったコーヒー豆の名前の由来がよく分かりました。 悲喜こもごもな...
コーヒーにそれ程思い入れはないが、日常的に飲んでいるものの世界的動きが分かって勉強になった。イエメン、ジャワ、西インド、ブラジル、アフリカそしてイスラムとユーロ。何気なく知っていた、モカ、キリマンジャロ、グアテマラといったコーヒー豆の名前の由来がよく分かりました。 悲喜こもごもな世界史とリンクされたストーリーが面白く感じられました。
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ウィットに富んだ小気味いい文章を書く方だなと思った。著者の他の本も読んでみたい。 東アフリカからアラビア、ヨーロッパをめぐり、植民地支配やファシズムを経て自由資本主義時代の現代にいたるまで黒い血液として世界を巡ってきたコーヒー。世界史の中でその歴史や性質をひもといていくと、コーヒ...
ウィットに富んだ小気味いい文章を書く方だなと思った。著者の他の本も読んでみたい。 東アフリカからアラビア、ヨーロッパをめぐり、植民地支配やファシズムを経て自由資本主義時代の現代にいたるまで黒い血液として世界を巡ってきたコーヒー。世界史の中でその歴史や性質をひもといていくと、コーヒーがどれだけこの世界に直接的にも間接的にも影響を与えてきたのかがうかがえる。今自分がコーヒーを飲む時も、そのアロマの中に歴史の重み、人類の儚さや愚かさを感じずにはいられない。
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