コーヒーが廻り世界史が廻る の商品レビュー
4121010957 234p 1998・5・25 10版 コーヒーを見ることで世界史が見える・・・そんな内容。
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世界商品シリーズ、今回はコーヒーです。 ザムザムの黒い水、知性のリキュールと呼ばれるコーヒーですが、 この手の世界商品って(紅茶・たばこ・砂糖・綿など) プランテーションとか奴隷貿易を抜きにはあり得ないよなーと、 しみじみ思いつつ読みました。勉強になったです。 2010/3/1...
世界商品シリーズ、今回はコーヒーです。 ザムザムの黒い水、知性のリキュールと呼ばれるコーヒーですが、 この手の世界商品って(紅茶・たばこ・砂糖・綿など) プランテーションとか奴隷貿易を抜きにはあり得ないよなーと、 しみじみ思いつつ読みました。勉強になったです。 2010/3/1読了
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コーヒー好きだがコーヒーについては何も知らない私。学生時代の恩師から、最近授業のテキストに使ったとの話を聞き、読んでみることに。 この本の概要はコーヒーの普及を通して世界史の展開をみるというもの。それにしてもコーヒーと世界史的出来事には図ったかのような一致が!現代文明はヨーロッ...
コーヒー好きだがコーヒーについては何も知らない私。学生時代の恩師から、最近授業のテキストに使ったとの話を聞き、読んでみることに。 この本の概要はコーヒーの普及を通して世界史の展開をみるというもの。それにしてもコーヒーと世界史的出来事には図ったかのような一致が!現代文明はヨーロッパ社会によってつくられたものだと思うのが、我々の通説。しかし、もう一歩ふみこめば、中東という存在がそのバックボーンにあることも常識。そして、コーヒーとは、その中東からもたらされ、ヨーロッパを啓蒙した媚薬だったのだ~というのが、この本を読むとよくわかる。 中東は「千夜一夜物語」が象徴するように夜の文化。もっと言えば、真夜中、深夜の文化。そして夜には神秘が巣くう・・・ イスラム神秘主義者たちは、夜の深みにひかれ、眠らない方法を考える。そこへ登場したのがコーヒー。これにより、人は眠らなくなる。眠らない文化。そう、現代社会と同じではないか。 そしてコーヒーは人を醒ます。覚醒。つまりは啓蒙。そう、目覚めの液体だったのだ。 ヨーロッパにもちこまれたコーヒーは、まずイギリスのコーヒーハウスで、郵便制度、保険、株式市場、ジャーナリズムの原型が生まれ、フランスではカフェで自由・平等・博愛の思想が生まれた。そしてドイツでは・・・ コーヒーと甘いお菓子の結合が生まれた・・・ というと、なんか甘ったるい感じだけど、ドイツのカフェ文化は軍人や官僚とともに発展。フランスのような流浪の民が階級を超えて文士にのしあがる場ではなかったというのが、もうすごい目から鱗。 そしてなぜか筆者の筆もドイツについて書くときは、自虐的、自嘲的。そう、この感じ。ドイツってそういう国だと思う。なんか抜けきらない感じ。体制にくみすことができれば、そんな”いけてなさ”を省みることなく、そのまま盲目的に従えばいい。だけど、そこにくみせない人たちは、そうした何とも言えないモヤモヤ感を処理するために、自分を笑うしかない。そしてそんな自分について考えるしかない。 ドイツにはまる人って、このいけてなさ、このダサさにコミットするんだと思う。私を含め。
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コーヒーとヨーロッパの歴史の関係がすごくおもしろい キリスト教や革命、プランテーションと黒人奴隷制度などもっと詳しくなりたいな
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コーヒーの普及・発展(?)を中心に据えて見る世界史の本。 うんちく好きのコーヒー党には面白い本です。
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物を中心にしてみた世界史というのをちゃんと読んだのがこれがはじめてで、本当に興味深かった。目からうろこ
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本当に世界史の本でした。まるで高校時代の世界史の先生の話を聞いているかのようでした。 コーヒーを飲むのは好きだけど,歴史的にも政治的にもいろいろあったのね,コーヒーって。
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これ一冊で西洋に於けるコーヒー史を概観できます。 子供のころはなんでこんな苦いものが広く飲まれているのか不思議でなりませんでしたが、その起源を知ってなるほどと思いました。惜しむらくはファシズムとコーヒーのあたりで、「世界史が廻る中に、コーヒーもあった」程度になってしまっているとこ...
これ一冊で西洋に於けるコーヒー史を概観できます。 子供のころはなんでこんな苦いものが広く飲まれているのか不思議でなりませんでしたが、その起源を知ってなるほどと思いました。惜しむらくはファシズムとコーヒーのあたりで、「世界史が廻る中に、コーヒーもあった」程度になってしまっているところでしょうか。 でも全体としてはとても読みやすく、面白い本でした。これからはコーヒーを飲むたびに、かつてコーヒーに蹂躙された国の人々の生活に思いを馳せることになりそうです。
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コーヒー1つでこんなに時代も世界も旅できるなんて! なーんておもしろいんだ。あらゆるところにコーヒーの影あり。この場合はシミ?(笑) 実にこの新書につまっているのは、コーヒーを追いかけながらコーヒーだけじゃない、すてきな歴史のかけらなんでございます。
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