リズム の商品レビュー
近くの図書館で借りられる森絵都さんの作品はコレで全部です。どっかでDIVEを借りたい。 この前に宇宙のみなしご、と言う作品を読んだので舞台設定が似ていて少し被るなあ…と思いつつ読みました。 正直ちょっと自分には合わなかったです。子供の頃からずっと大多数の方に属していたタイ...
近くの図書館で借りられる森絵都さんの作品はコレで全部です。どっかでDIVEを借りたい。 この前に宇宙のみなしご、と言う作品を読んだので舞台設定が似ていて少し被るなあ…と思いつつ読みました。 正直ちょっと自分には合わなかったです。子供の頃からずっと大多数の方に属していたタイプの主人公なんだなあ…と思います。少数派ではない。 続編は…自分はいいかな、うん。
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この本は私に前向きで優しいメッセージをくれました。 子供の頃に戻ったみたいに素直に読めるようでした。私も風みたいに、空みたいに、月みたいに変わらないものが好きです。しかし、私を取り巻くものの多くが変化してしまうものなのも知っています。だからこそ真ちゃんのくれた言葉は温かく、と...
この本は私に前向きで優しいメッセージをくれました。 子供の頃に戻ったみたいに素直に読めるようでした。私も風みたいに、空みたいに、月みたいに変わらないものが好きです。しかし、私を取り巻くものの多くが変化してしまうものなのも知っています。だからこそ真ちゃんのくれた言葉は温かく、とても嬉しいものでした。 登場人物はみんな人間味溢れる感じで、特にさゆきのおつかいに行く場面は可愛くてくすくす笑ってしまいました。私が一番印象に残ってるのはテツと秘密の場所から眺めた町の様子です。千年後もここから見た景色が変わってないといいね、っていうさゆきの言葉が切なく残っています。今まで変化を拒んでたさゆき自身の変化がここで見られたような気がします。
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そういえば中学生の頃はこんな感じだった、とふと思い出すような、 そんな懐かしい感情が沢山散らばっている小説でした。 家族のこと、親しい愛しい人が、自分の世界の中心である頃のお話です。 主人公の心のつぶやきのようなフレーズが、 するりと昔の自分を引き出してくるような、 そんなくす...
そういえば中学生の頃はこんな感じだった、とふと思い出すような、 そんな懐かしい感情が沢山散らばっている小説でした。 家族のこと、親しい愛しい人が、自分の世界の中心である頃のお話です。 主人公の心のつぶやきのようなフレーズが、 するりと昔の自分を引き出してくるような、 そんなくすぐったさがありました。
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森絵都さんのデビュー作。読んでいなかったので手にとってみました。 さわやかな読後感、中学生の心情の表現、まさに森絵都さんの作品でした。 中学1年の息子は森さんの本「ダイブ!」を読んで 「この森さん、すごい!なんでこんなに中学生の気持ちがわかるの? 言葉もすごくいい!表現もわかりやすい!」 と大絶賛。彼の好きな作家となったようです。 この本はそんな森さんの原点となるような本でした。 この本には「カラフル」のようなファンタジーの要素や「ダイブ」のようなスポ根もないけれど、子どもから大人への成長をとげる中学生の過ぎ去っていく日々をつなぎとめ、安らぎと安心感を与える彼女の力が遺憾なく発揮されている作品だと思います。
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「自分のリズムを刻めばいい」 毎日を時間に置いて行かれないように必死に生きる中で、この本は安らげる役割をしてくれる本だと思います。 無理してみんなにあわせなくていい、自分なりの生き方でいいと思わせてくれます。 息が詰まったらまた読みたいです。
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いやだ、いやだ 変わらないものが、あたしは好き。 みたいに、 空みたいに 月みたいに、 変わらずにいてくれるものが好き どこにいても、 いつになっても、 変わらずにいてくれるもの さゆきちゃんも大人になればわかるわ おばちゃんも子供にもどればわかるのに。
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カラフルやランをよんで好きな作家にランクイン。 カラフルやランは繊細なストーリーにちょっとファンタジーを入れた本に対して、リズムのほうはファンタジー要素を廃した話でした。 それでも大まかな雰囲気の違いはなく、面白かったです。 久々にボリュームなく楽しめた作品かな?
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2003年8月7日読了。以下、過去の日記から抜粋。 森女史のデビュー作だったか。 今日はずっと学校図書館に入り浸っていたが、 ちょうど仕事が終わって、時間が空いたために、 ざっと読んだ。おそらく1時間もかかっていないはず。 姉と従兄弟と幼馴染と。 幼い頃から一緒に培ってきた関係...
2003年8月7日読了。以下、過去の日記から抜粋。 森女史のデビュー作だったか。 今日はずっと学校図書館に入り浸っていたが、 ちょうど仕事が終わって、時間が空いたために、 ざっと読んだ。おそらく1時間もかかっていないはず。 姉と従兄弟と幼馴染と。 幼い頃から一緒に培ってきた関係が年を重ねるにつれ、 少しずつ変化していくのは、自然な成り行きだ。 年長者は当然そのことに気づき、受け容れていく。 ただ、主人公の少女はまだ戸惑いを隠せない。 そんな彼女を周囲の人間は優しく包み込む。 その変化を受け容れた時、彼女もまた成長するのだ。 まぁ、典型的児童文学のパターンであるが、 ラストがいい。「ふぅん」じゃなくて、「ほぉ」だ。 人間には皆、自分のリズムというものがあって、 周囲のごたごたに惑わされた時はカウントをとればよい。 ワン、トゥー、ワン、トゥー・・・ この考え方はいいよ。ステキだと思うよ。 特に打楽器やってた私には、よく分かるなぁ。
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何となく借りてみました。何だか近頃こんな感じの学生を題材にした内容にとても心惹かれます。何故でしょう。年を取ったからってことかな。 面白かったこともあるけれど、字が大きめだったのであっという間に読み終わりました。2時間位だったかな。そして既にゴールド・フィッシュも読み始めてい...
何となく借りてみました。何だか近頃こんな感じの学生を題材にした内容にとても心惹かれます。何故でしょう。年を取ったからってことかな。 面白かったこともあるけれど、字が大きめだったのであっという間に読み終わりました。2時間位だったかな。そして既にゴールド・フィッシュも読み始めています。 私がさゆきの頃はとにかく親が嫌いで、親を変えて欲しいと心から願っていて、思っていることも何も言わないし、聞いて欲しいとも思わない。ただ、今の生活を維持させてくれたらそれだけでいいと思っていました。それが反抗期と言われてしまうならそうかもしれないけど、見えない何かに対してイライラしていたわけではなくて、自分の母親に対してだけそういった感情が生まれてくるのです。それまでの親子関係が影響しているんだろうと思いますけどね。 そんな私が大人になって願うことは普通の家庭を作ること。 それは叶ったと思います。今のところ。 でもこの本を読んでいると、普通の家庭ですくすくと育ったさゆきと出会えて、とても幸せな気持ちになります。だからすごく心地よい。もっとこのままでいたいと思う。 息子は私と同じような気持ちを抱えながら生きていくことはないと思うけれど、思春期を迎える時にどんなものに悩み、どんなものと向き合っていくのか、上手に過ぎていってくれたらいいのになと思います。
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ガソリンスタンドで働きながらロックバンドで歌をうたう、いとこの真ちゃん。そんなハデな真ちゃんに、まゆをひそめる人もいるけれど……。小さいころから大すきだった真ちゃんの家族が、ばらばらになってしまうかもしれないと知った、さゆきは……。
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