花のあと の商品レビュー
『蝉しぐれ』を読んで…
『蝉しぐれ』を読んで、藤沢周平の他の作品も読んでみたくて購入しました☆★短編がいくつか入ってて、最後に“花のあと”おお話が入ってます!『蝉しぐれ』が大変よかったせいか、私が長編が好きなせいかは分かりませんが、私にはちょっと物足りなかったです↓↓>< でも、ちょっとしたとき読むには...
『蝉しぐれ』を読んで、藤沢周平の他の作品も読んでみたくて購入しました☆★短編がいくつか入ってて、最後に“花のあと”おお話が入ってます!『蝉しぐれ』が大変よかったせいか、私が長編が好きなせいかは分かりませんが、私にはちょっと物足りなかったです↓↓>< でも、ちょっとしたとき読むにはいいと思います^^長編の場合、あまり間が開きすぎると、最初の方の話が分からなくなったり、登場人物が分からなくなったりしますからね↓↓でも一つ一つの作品はとてもいいと思います^^
文庫OFF
藤沢周平の時代短編集…
藤沢周平の時代短編集。静かで趣のある作品群です。
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だいぶ前にブックオフの本みくじで当たってゲットした作品。 普段時代小説は全然読まないので、最初は読みづらく感じてしまい、読むのを諦めそうになったけど、読み進むにつれてどんどん面白くなってきた。 『冬の日』『花のあと』が特にお気に入り◎
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話の主人公たちはいつもどこか誠実さと潔さがある。 女性でも武をおさめ、相手を力づくでやり込めてしまう姿にはスカッとする。 お以登さんの話も好きだけど、むささびの吉もかっこよくて好き。
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日常の裏に潜むドラマを鮮やかに 掬い上げた佳品ばかり。 出てくる女性が魅力的。 (悪女も含めて) 殿様の手をひねりあげる 雪間草の松仙尼と 花のあと、の以登が特によい。
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何の繋がりもない8つの短編集だが、どれも心に残る作品。本のタイトルになっている「花のあと」はよい歳を重ねた老婆が、剣を学んだ自分の若かりしときの活躍と、家老にもなった夫との出会いと人となりをユーモラスに孫に語って聞かせる体裁で面白い。解説によれば藤沢周平の円熟期の作品群ということ...
何の繋がりもない8つの短編集だが、どれも心に残る作品。本のタイトルになっている「花のあと」はよい歳を重ねた老婆が、剣を学んだ自分の若かりしときの活躍と、家老にもなった夫との出会いと人となりをユーモラスに孫に語って聞かせる体裁で面白い。解説によれば藤沢周平の円熟期の作品群ということでどれもエンディングは温かい。
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市井や武家の人々の悲喜こもごもを描いた珠玉の短編集。八話が収録されています。 個人的に藤沢さんは短編が好きなんですよね。という事もあり、各話端正な文体で綴られる人々の心の機微を堪能させて頂きました。美しい情景描写も良いですね。 特に、不仲だった姑の見舞いにいく女性を描いた第三話...
市井や武家の人々の悲喜こもごもを描いた珠玉の短編集。八話が収録されています。 個人的に藤沢さんは短編が好きなんですよね。という事もあり、各話端正な文体で綴られる人々の心の機微を堪能させて頂きました。美しい情景描写も良いですね。 特に、不仲だった姑の見舞いにいく女性を描いた第三話「寒い灯」と、苦労を重ねた男女が再会する第六話「冬の日」がほっこりする読後感で好きでした。 表題作の第八話「花のあと」も“想い人の仇討ち”という、ほろ苦くも胸にじんわりとくる物語で、この話は北川景子さん主演で映像化されているのですね。 秘めた想いを抱える女剣士を、美しい北川さんがどのように演じたのか、こちらも見てみたいですね。
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面白かった。特に、『花のあと』が。 江戸時代が舞台の小説は全然読んだことがなく、仕事や家に置かれてる物などが、何のことか分からなかったので、楽しめないと思ってたんですが、そんなことはなかった。 この時代の人たちも同じように、仕事して、恋をして、生きていたんだなぁとしみじみしました...
面白かった。特に、『花のあと』が。 江戸時代が舞台の小説は全然読んだことがなく、仕事や家に置かれてる物などが、何のことか分からなかったので、楽しめないと思ってたんですが、そんなことはなかった。 この時代の人たちも同じように、仕事して、恋をして、生きていたんだなぁとしみじみしました。
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昨年末から読んでいたけど、ブクログ新年一冊目がこれ。 幸先がいいなと思わせてくれる、素晴らしい一冊。 町人もの、武家もの、芸術家の葛藤、結婚や家族、仕事、恋愛、出会いや別れなど、生きることの悲喜こもごもが見事に綴られており、それをこの配分で…?まさに短編集の妙…!と唸らされる。 ...
昨年末から読んでいたけど、ブクログ新年一冊目がこれ。 幸先がいいなと思わせてくれる、素晴らしい一冊。 町人もの、武家もの、芸術家の葛藤、結婚や家族、仕事、恋愛、出会いや別れなど、生きることの悲喜こもごもが見事に綴られており、それをこの配分で…?まさに短編集の妙…!と唸らされる。 解説にもあるように、シンプルな文章に、時折挟まれる自然や街の描写が本当に素敵。 藤沢作品を母語で読めて幸せだなあと、中村雅楽シリーズに続いて感じた。 面白かったのは、鬼ごっこ、旅の誘い、疑惑、冬の日、悪癖。 この一冊のなかに、映像化された作品が二つあるけど、どの作品も映像化に向いていると思う。 藤沢氏の言葉によって作られた美しい怜悧な世界が、多くの人の手によって噛み砕かれ、それが再度、美しい人間、自然、物語の映像になって立ち現れるって、たまらないことだなあと思います。語彙力。 (ただ、『寒い灯』だけは、なんとも現代の感覚では、めでたしとは言えないなあと思った。今の時代に書かれていたら、時代小説とはいえ、このラストは多分ないなあ。) 「旅の誘い」を読むと、杉浦日向子の『百日紅』が読みたくなった。 英泉、カッコよくなったね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
藤沢周平「花のあと」、1989.3発行。味わい深い短編8話が収録されています。私は特に、わがまま殿様に意見をする腕力の強い尼僧を描いた「雪間草」、口うるさい義母から逃げた女房の心の中を描いた「寒い灯」、清さんといっちゃんの長い年月を経た恋を描いた「冬の日」がお気に入りです。
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