初秋 の商品レビュー
何年かぶりでの再読。 スペンサー・シリーズの第七作目。 「たった一夏で自分がやったことを考えてみろ」 「ただし、ぼくは、なにも自分のものにすることができなかった」 「できたよ」 「なにを?」 「人生だ」 (P.281~P.282) 人生を未だに自分のものにできていないわた...
何年かぶりでの再読。 スペンサー・シリーズの第七作目。 「たった一夏で自分がやったことを考えてみろ」 「ただし、ぼくは、なにも自分のものにすることができなかった」 「できたよ」 「なにを?」 「人生だ」 (P.281~P.282) 人生を未だに自分のものにできていないわたしは、ただ感動して読み終えました。
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★粗筋★ スペンサーシリーズの傑作。 両親から何の教育も受けず、何も与えられなかった少年をスペンサーがスペンサー式の少年教育で人生を救う! 数々の作家がスペンサーシリーズの中で「レイチェルウォレスを捜せ」と今作を推してたけども理由が分かりました。 たとえスーザンに反対されようと...
★粗筋★ スペンサーシリーズの傑作。 両親から何の教育も受けず、何も与えられなかった少年をスペンサーがスペンサー式の少年教育で人生を救う! 数々の作家がスペンサーシリーズの中で「レイチェルウォレスを捜せ」と今作を推してたけども理由が分かりました。 たとえスーザンに反対されようとも、少年ポールを育てることを主張したシーン。 不憫に思いつつも、かわいい子猫のように甘やかさず、一人の人間として厳しく教えるシーン。 ひとつひとつの行動に、確固たるスペンサー流の行動指針があって改めて自分を貫くことの困難さを知ることができた。 あなたは人生に何を求める? あなたは人生を何で満たす?
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自分がコントロール出来ない事柄についてくよくよ考えたって、なんの益にもならないんだ。 印象にの残る言葉でした。全体は期待値が高すぎたかな。自分の感受性が摩耗してきている。
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とても面白くて一気読みしてしまった。対立するクズの両親の駆け引きに使われるだけで、心を閉ざした少年を私立探偵が自立させる話。 僕の私立探偵のイメージはマーロウや原尞によって書かれるものだった。よくボコボコにされたり、金がなかったり、バカにされることばかり、そして寡黙で自分を曲げ...
とても面白くて一気読みしてしまった。対立するクズの両親の駆け引きに使われるだけで、心を閉ざした少年を私立探偵が自立させる話。 僕の私立探偵のイメージはマーロウや原尞によって書かれるものだった。よくボコボコにされたり、金がなかったり、バカにされることばかり、そして寡黙で自分を曲げず、美学による強さを持つ男。 この作家が書くスペンサーはよく喋るし、すげえ強いし、わりあい金を持っている。そしてもちろん美学に沿って行動している。ヒーローだから、安心してスッキリ読める。 それでいてこの本は、少年との交流による戸惑いや優しさ、叙情性が押し出されていて、バランスがとても良い。もう少しこのスペンサーシリーズを読んでみようかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ロバート・B・パーカー 「初秋」 何か重要なことについて考える時は、相手がそうするかどうかについてあれこれ考えるよりは、相手がそうした時にどうするのがいちばんいいか、ということを考えるほうがいいんだ。相手がそうするかどうか、君には判断できない。相手の考えしだいだ。君は、相手がそうした場合にやるべきことを決める。それは君の考え次第だ。
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ここに書かれていることを素敵だと感じて、しばらくすると忘れてしまう。再読してまたそれを思い出す。その繰り返し。
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私の人生のバイブル。 と言っても過言ではないです。 人が生きていく中での基本的に大事な事が随所に。 これをイイと言う人と結婚したい。 ムリそうだけど~
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ほとんどミステリーとはいえない。しかし、そんなことはどうでもいい。スペンサーの言葉に、自分はまだまだ子供だなと思わされる。
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[関連リンク] 「初秋」は息子に読ませたい: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2011/02/post-b255.html
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多分、一番読み返した回数の多い小説ではないかと思う。 人が成長するとは。そもそも「大人」としての振る舞い方、流儀など。 探偵物の要素は限りなく薄い。ハードボイルドよりも自己啓発として読めるかもしれない。
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