恋文 の商品レビュー

連城三紀彦【著】

2011/09/30

夫婦だったりそうでなかったりの二人の心のすれ違い、思いやりを描いた短編集。心の襞や綾を感じさせられる作品の数々。しっくりとそれを感じるのは結構難しいのですが、ほんのりとした気持ちが残ります。

2011/08/28

会社の先輩に借りた一冊。短編集。
思いのほか（といったら失礼だけど）
すごく良かった。どれも。
暖かくなるけどやりすぎじゃない（泣かせようとしない）
感じがちょうどよく、家族とか、
主に夫婦とかの形がうまくでている。

悪者が一人もでてこないところがいいな。
みんな人として、不器用ではあるけど悪い人じゃなくて
だから誰もせめられないんだけど、でも何かうまくいかない・・・
みたいな感じが切なくて、でもよくあるなぁ、と実感。

2012/02/15

「紅の唇」と「私の叔父さん」はとてもすてきな話。「恋文」はすごい内容。あのラブレターを言葉で伝えるのは難しい。

2011/06/11

様々な恋愛模様…。やっぱり「恋文」は心に残る作品です。
郷子さんカッコイイわ～。私は結婚２２年…。この夫婦は１０年。
比べるのは無理だけど、旦那さんを想う気持ちって大切だわ。
少しだけ、夫婦を考えてしまった物語でした。
「私の叔父さん」は泣けた。

2011/05/18

短編集。内「恋文」が直木賞受賞作。
「恋文」夫婦してお人好しにも程がある。そんな感情持てないだろうなあ。
「紅き唇」義母と息子の話。いい関係だなあと思った。息子いい人。
「ピエロ」よく分かってないかもしれない。旦那は悪い人？途中まで「何ていい人だ」って泣きそうだったんだけど、間違ってるかも。

2023/02/19

キーワードは、短編、紅き唇、ピエロ、私の叔父さん。人の優しさ、温かさが伝わってきました☆【第91回直木三十五賞】

2011/02/25

この手の小説の感想書くのは難しい。

男女の愛をテーマにした小説で、まだまだ僕にはわからない。
一番の勧めは「ピエロ」男がかっこいい。アメリカとか他国には無いスタイルなんだよなぁ。こんな男は絶対現実にはいないだろう。ピエロからこぼれる風船の描写が美しい。

2019/01/16

25年位前に読んでとっても好きだった作品。今回もやっぱり切ない。
病気で余命いくばくもない元恋人に、まだ独身だと嘘をつき残りの人生の側にいてやりたいと妻と子を置いて出て行った夫。妻のマニキュアで窓ガラスに描いた花吹雪。妻が渡した離婚届。子供が出した人生相談の手紙。全部わかっていて結婚し死んでいった彼女。本当に純な恋愛小説。

2010/08/08

第91回直木賞。
夫・将一は、妻・郷子というものがありながら、白血病で余命わずかの女性・江津子のもとへ行ってしまう。
しかし郷子は将一を送り出し、江津子のお見舞いにも足しげく通うことになるという、奇妙な三角関係に。
さらに、将一は郷子と離婚し、江津子と結婚すると言い出した。
ことごとく衝撃的で大胆でありえないストーリー展開なのに、ありえなくもない感じがするのが不思議。

2010/07/25

ビレバンで帯買いしたのだけど、間違いなかった。。。！ベタだなぁと思いつつ、思ってるんだけど、上手に巻き込まれてしまう感じ。とにかく、せつない話がぎっしり・・・。