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ひとめあなたに… の商品レビュー

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68件のお客様レビュー

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新井氏の文体の特徴で…

新井氏の文体の特徴である「メルヘン」と「ホラ-」の絶妙な融合。しかも主人公のつぶやきで物語が進んでいくので余計に怖い。結末は賛否両論あろうが、個人的には消化不足の印象。中盤に勢いがあるだけに残念。

文庫OFF

地球滅亡まで一週間。…

地球滅亡まで一週間。人々が自暴自棄になる中、圭子は恋人に会うために歩き続ける。ホラーではないけど人が狂ってる姿は怖い。ラストはどうなるのか、最後のページにたどり着くこと自体が怖かった。

文庫OFF

2020/04/27

でたーチャイニーズスープ。これだよこれ、初めて読んだ時結構衝撃だったんだよね。素子さん好きになったのこれでかもしれない。 真理の章も結構鮮明に覚えてた。 読み返してみて、朗とのやり取りはあんま興味なし。甘い、むずがゆくなる。 最近素子さん読んでるけど、そのラブストーリー的な部...

でたーチャイニーズスープ。これだよこれ、初めて読んだ時結構衝撃だったんだよね。素子さん好きになったのこれでかもしれない。 真理の章も結構鮮明に覚えてた。 読み返してみて、朗とのやり取りはあんま興味なし。甘い、むずがゆくなる。 最近素子さん読んでるけど、そのラブストーリー的な部分はちょと…。そんな甘くないぜよって思ってしまうくらい年取ってひねくれてしまったんだな、きっと( ;∀;)

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2018/10/08

再読。何回読んだやろう。新井素子の描く狂った女たち、好きやわ。由利子さん以外、みんなに共感できる。初めて読んだ中学生の頃は、真理に一番共感して、幸せなまま死んで良かったと思ってた。今読んでも、それは変わらなかった。楽しい夢の続きを見たくて頻繁に二度寝をしてるので、智子にも共感でき...

再読。何回読んだやろう。新井素子の描く狂った女たち、好きやわ。由利子さん以外、みんなに共感できる。初めて読んだ中学生の頃は、真理に一番共感して、幸せなまま死んで良かったと思ってた。今読んでも、それは変わらなかった。楽しい夢の続きを見たくて頻繁に二度寝をしてるので、智子にも共感できる。どちらが現実か、迷うときがある。極限状態になったとき、私はどんな風に狂うだろう。

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2018/04/09

昔々、私がまだ少女だったときに読んだ本。 当時だったら星3つくらいはつけたのだろうけれど。 私もりっぱなおばさんとなってしまいました。 それでも、なんとなく覚えていたところもあった。 妻と愛人がやりあうところとか、思い出した。 あ、次にこんなセリフを言うぞ、と。 若いころの記憶...

昔々、私がまだ少女だったときに読んだ本。 当時だったら星3つくらいはつけたのだろうけれど。 私もりっぱなおばさんとなってしまいました。 それでも、なんとなく覚えていたところもあった。 妻と愛人がやりあうところとか、思い出した。 あ、次にこんなセリフを言うぞ、と。 若いころの記憶力は、実に素晴らしい。 改めて実感をした。 そもそも、文体がラフすぎて、それだけでもおばちゃんにはつらかったです。

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2017/07/31

独特な文体で書かれている小説。 好みが分かれそうですが私はスンナリと受け入れられました。 しかし若干古い感じ。 地球に隕石が落ちて、全人類が滅亡するだろうと言われ慌てふためく人たち。 隕石激突まであと五日。 交通機関がストップした中、迷いもせず一心不乱に恋人の元へ向かう主人公...

独特な文体で書かれている小説。 好みが分かれそうですが私はスンナリと受け入れられました。 しかし若干古い感じ。 地球に隕石が落ちて、全人類が滅亡するだろうと言われ慌てふためく人たち。 隕石激突まであと五日。 交通機関がストップした中、迷いもせず一心不乱に恋人の元へ向かう主人公。 正直少し羨ましい。 私はきっと迷いに迷って狂うタイプ。 家族とも一緒に居たいが、大好きだったあの人にも会いたい。考えまくって五日間が終わりそう。 人肉料理を作るシーンが衝撃的。 その日は本当はビーフシチューを作る予定で、材料も全て揃えておいたのですが、急遽レシピ変更。 しばらくビーフシチューは作りたくない。

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2017/03/18

リアルタイムでは読んでなかった。こっちの方がはるかに先なんだけど、終末のフールみたいと思った。今人気の作家は大なり小なり新井さんに影響受けてるのねと思った。

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2014/11/11

終○のフールに似た、隕石激突で地球滅亡直前。 と言う設定の中、『極限』に追い込まれた女子達の狂った様を、わりと軽いタッチで描きつつ、時に、垣間見せる女性作家ならでは?な、グロテスクな表現・描写… とにかく勢いで読み切った。 “女って、そんなあやふやな 何考えてんだか、自分でもよ...

終○のフールに似た、隕石激突で地球滅亡直前。 と言う設定の中、『極限』に追い込まれた女子達の狂った様を、わりと軽いタッチで描きつつ、時に、垣間見せる女性作家ならでは?な、グロテスクな表現・描写… とにかく勢いで読み切った。 “女って、そんなあやふやな 何考えてんだか、自分でもよく判らない、一つのものであると同時に他のものでもあり得る、そんな妙な生き物かしら” …女子自身でも判らない、妙な生き物を、そりゃあ、オトコが判るはずもないな。と改めて。

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2014/02/02

狂気と正気、混乱と絶望の最中。あたしは狂った人々と遭遇する。 哀しくも、実際正気でいられるのだろうかと疑いたくもなる作品。ラストはハッピーエンドで、綺麗に終わってる。 しかしながら、最後をどうやって迎えたのかは闇の中である

Posted byブクログ

2013/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地球が滅亡すると知ったとき、それをどう受け止めてどう過ごすのか…。僕も大半の人と同じように狂ってしまうと思います。 ところがこの物語では理由はどうあれそれまでの日常を繰り返す人々がいます。彼らは達観して狂ってる人を傍観するのですが果たして狂ってるのはどちらなのか? こういった極限状態の中で人間はどうなってしまうのか、女性を中心に描かれていて、女性の心情は複雑な感情が文字通り渦巻いてるんだなぁと思いました。 この作者さんはライトノベルの雛型といわれてるらしいですね。読んで納得。主に口語文で綴られている文章は今のライトノベルに影響を与えたんでしょう。ライトノベル読んだことありませんが。 しかし表現の生々しさにはびっくり!特に最初の由利子さんの話は引きました。読みやすい、今で言うライトノベル適な文章でありながらあそこまでグロテスクな表現ができるとは…。そしてこれを20で書いたというのは。なかなか信じられないです。 ここが現実だって言う証拠とは?地球が壊れてしまっても残るものとは? 若さ故のストレートな訴えも考えさせられました。いつか自分が死ぬときに形として残らないとしても、なにかしらを残せるようにしたいですね。

Posted byブクログ