ニューロマンサー の商品レビュー
ともかく、読みづらい。当たり前だが小説は文章しかない。絵が無いのだから絵を文章からイメージして頭の中で映像化出来ないと、ただ文字を追っているだけになると、これは辛い。 この状況から、最後まで脱する事が出来なかった。 映画化されたら、もの凄く面白くなるのにな。
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様々なSFの原型になったのだろうなと思われる示唆に富んだ独創的なデバイスの描写が素晴らしかった。ただ固有名詞が当たり前のように登場し続けるためついて行くのが難しかった。
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サイバーパンクの始祖と言われているだけあって、キャラクター描写、スラム街の風景、仮想空間の描写はめちゃくちゃかっこよかったのですが、専門用語に対して細かい説明は抜きにしてガンガン話が進んでいくため、読むのに苦労しました。ウィンターミュートとニューロマンサーはテスィエ=アシュプール一族の作り上げたAI(自分たちの繁栄を永遠に維持するための)だったけれど、その機能を逸脱した存在になってしまって、最終的には合体してどこかに旅立ってしまったという理解で良かったのでしょうか…、、 モリイがクールな女でかっこよかったです!
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“サイバーパンク”の代名詞ともなっている長編SF。『ニンジャスレイヤー』シリーズに多大なる影響を与えたとのことで読んでみたけれど、確かに多彩なイメージに溢れていて、他にも多くのフォロワーを生んだことも頷ける。ハードボイルドな語り口も決まっていた。 タイトルの『ニューロマンサー』は(「ネクロマンサー」を“死霊術師”と訳すなら)さしずめ“神経細胞術師”とでもなるか。ハッカーたち、またAIたちの戦闘や、近未来の奇妙な街と人々、内的世界へのリンクなど魅力的なモチーフが多かった。それらを殆ど説明もなく提示し続ける硬派な文体は、読みづらくもあったけれど読み応えもあった。
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いやー、読了までに時間かかったぁ。 タイトルに惹かれて読み始めたはいいものの、文体に苦慮し過ぎた。 こういうものだよって理解はしていても、言葉慣れしていないと難しい。 率直に『攻○機動隊』?『マト○ックス』?と思われるような世界観で、そのどちらも映像作品では理解しがたいものだっ...
いやー、読了までに時間かかったぁ。 タイトルに惹かれて読み始めたはいいものの、文体に苦慮し過ぎた。 こういうものだよって理解はしていても、言葉慣れしていないと難しい。 率直に『攻○機動隊』?『マト○ックス』?と思われるような世界観で、そのどちらも映像作品では理解しがたいものだったから、それとなく読んだつもりで終わってしまったかな。 ある方がこの手のものに造詣が深いから、少しでも理解できればと思ったけど、無理だった。 文体が今の時勢や言い回しになったら、読みやすく理解しやすい感じになるのかな? どちらにしても、「サイバーパンクとは、ニューロマンサーとは何ぞや?」から始めなければいけない気がする…。
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サイバーパンクSFの金字塔。 またしても名作巡り。 そして今読んでも全く古びていない凄いエネルギーを感じる作品だった。
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言わずと知れたサイバーパンクの始祖。 冒頭から特殊な用語が連発され、怒涛のごとくイメージの洪水を浴びさせられる。単語の意味を把握するのが大変で、読み進みにくいということでも有名だ。急な場面転換、つかみにくい人物の行動に混乱することも。500ページ超の大作ということもあり、小説とし...
言わずと知れたサイバーパンクの始祖。 冒頭から特殊な用語が連発され、怒涛のごとくイメージの洪水を浴びさせられる。単語の意味を把握するのが大変で、読み進みにくいということでも有名だ。急な場面転換、つかみにくい人物の行動に混乱することも。500ページ超の大作ということもあり、小説としては読み切るのに気合がいる類だが、それだけの見返りはある。個人的には第二部のラストから突如面白くなってきて興奮した。挫折している人には、後半は面白くなるから頑張れ、と無責任に言っておく(笑)。 数多の映画やアニメなどに影響を与えた起源ということで、源流的な素朴さを想定して読んでみたが、以外にもこのジャンルで考えられそうなすべての要素がすでにあるのでは?と思うほど盛りだくさんの密度がある。「原点にして頂点」という言葉があるが、サイバーパンクでこれ以上他にやることがある?と思ってしまったほどだ。ラストの数ページでさらにガツンとやられ、 [ヒューゴー賞・ネビュラ賞] 受賞の文字が頭に染み込んできた。なるほどの衝撃だ。 作中で描かれる電脳空間を中心としたSFガジェットは、時代が進むにつれますますリアリティを増している。1984年の小説にもかかわらず、古さを全く感じさせないのはそのためか。きっとまた読みたくなる作品だ。
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雰囲気とか世界観を表現するような装飾が全編を覆っていて、ふむふむって読み進めてると、装飾に埋もれていつの間にか重要なイベントが過ぎていく。出来事の重み付けがなくて、装飾的な要素と並列に並べられてる感じ。何が起きてるか分からないことも多かったけど、世界を想像するだけでわくわくした。
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“サイバーパンク”の代表作って?と思っていたけど読んで納得。これはサイバーパンクだ笑! 分かりきっていないところもあるのだけど、それを差し引いてもの疾走感とサイバーパンクさ?がcooool。楽しかった!最後の終わり方(通信相手)もグッときた笑2021年読書はじめに刺激的な一冊!
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攻殻機動隊のソース、サイバーパンクの元祖。 現実世界とマトリックス世界では、生の概念が違う。現実世界の生(肉体)に縛られながら、マトリックス世界でしか生きられないケイスは、肉体を「肉」と呼び、忌み嫌い、敢えて破滅的に生きているように思う。 イェヘユァンはどんな味がするのかな。
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