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ニューロマンサー の商品レビュー

3.6

187件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

    55

  3. 3つ

    43

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    8

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2022/06/03

難しくてほとんど意味がわかりませんでした。 序盤の方はまだ意味がわかりましたが、途中で意味がわからなくなり、流し読みで読了です。 世界観はいいんですけどね…。

Posted byブクログ

2022/03/23

――  1984、呪いの数字よ。  1984年に何があったかと云えば、まぁとりあえずビューティフルドリーマーとナウシカが公開され、妖精作戦が書かれ、トワイライトゾーンとゴーストバスターズとコアラが上陸し、エリマキトカゲが必殺仕事人に出て、Macintoshが発表され…っ...

――  1984、呪いの数字よ。  1984年に何があったかと云えば、まぁとりあえずビューティフルドリーマーとナウシカが公開され、妖精作戦が書かれ、トワイライトゾーンとゴーストバスターズとコアラが上陸し、エリマキトカゲが必殺仕事人に出て、Macintoshが発表され…ってなんか特別な年のようでもあるけどこの頃って1年前にも1年後にも何かしら名作だとかセンセーショナルな何かが起きているんだろうと思う。そういう時代よね。だからこそ1984なんて予言めいた作品もあったわけで。ぁあT-800がタイムアウトしてきたのも1984年だっけ?  そんな1984年発表の本書。ブレードランナーから始まったムーブメントが形になってサイバーパンクと云う言葉が生まれ、これはイメージなんだけど、このへんでSFが人間の元に帰ってきたというか、SFを通じて何を書くか、描くかという、人間の写し鏡としての役割を得てきたように感じる。このへん、新本格ミステリがミステリの枠組みの中で謎自体を主題としなくなるのと、成り立ちとしては似てるのかしら。  にしてもこんなに芯に刺さる物語展開だったか。新鮮な驚きも多くあり、不朽とはこのこと。  原風景のひとつ、である。  ☆4.2

Posted byブクログ

2022/03/13

ウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」読了。元祖サイバーパンク。はじめは用語の説明が少なくてついていくのがしんどかったが、途中からその理解を諦めた。そうすると、ストーリーの疾走感が気持ち良く、退廃的な世界感を味わう事ができたように思う。さあ次は、スノウ・クラッシュ!かなw

Posted byブクログ

2022/03/07

84年の作品らしい。解説だと面白いとか絶賛されているが合わなかった。読むと眠くなる。映像的な作品なんだろうなあと思いつつ、情景は常に頭に思い浮かんでいた。そこは凄いと思う。

Posted byブクログ

2022/02/10

千葉が舞台の小説コーナーで異彩を放っていたので読んでみた。元祖サイバーパンクとして、この本が80年代に書かれたとは驚きだ。ただ原文がいけないのか、訳文がいけないのか、誰がどこで何をどうしているのかがさっぱり読み取れなかった。造語と体言止めが多すぎる。読者に親切な新訳版が出ないもの...

千葉が舞台の小説コーナーで異彩を放っていたので読んでみた。元祖サイバーパンクとして、この本が80年代に書かれたとは驚きだ。ただ原文がいけないのか、訳文がいけないのか、誰がどこで何をどうしているのかがさっぱり読み取れなかった。造語と体言止めが多すぎる。読者に親切な新訳版が出ないものだろうか。

Posted byブクログ

2022/12/26

ハッカーのケイスは依頼者を裏切り制裁を受けた為、ジャック・イン(電脳空間に入り込む事)能力を失い千葉で堕落した生活を送っている。ある時、失われたジャック・イン能力の回復と引き換えにマトリックス(電脳空間)に入り込む仕事が舞い込みます。 エキゾティックで荒々しく精緻に作り込まれた...

ハッカーのケイスは依頼者を裏切り制裁を受けた為、ジャック・イン(電脳空間に入り込む事)能力を失い千葉で堕落した生活を送っている。ある時、失われたジャック・イン能力の回復と引き換えにマトリックス(電脳空間)に入り込む仕事が舞い込みます。 エキゾティックで荒々しく精緻に作り込まれたサイバーパンクな世界観。身体改造を施した登場人物、神経接続で入り込む仮想世界、人工知能の暗躍、様々なガジェットやサービス、1980年代に書かれた事実に驚かされると同時に、それらの世界がさも当たり前かの様に、創作された専門用語を解説無しでぶち込んでくるギブスンの狂気性も感じられます。海外の人がイメージしている日本文化が随所に盛り込まれている所も面白いです。

Posted byブクログ

2021/12/22

ともかく、読みづらい。当たり前だが小説は文章しかない。絵が無いのだから絵を文章からイメージして頭の中で映像化出来ないと、ただ文字を追っているだけになると、これは辛い。 この状況から、最後まで脱する事が出来なかった。 映画化されたら、もの凄く面白くなるのにな。

Posted byブクログ

2021/11/26

様々なSFの原型になったのだろうなと思われる示唆に富んだ独創的なデバイスの描写が素晴らしかった。ただ固有名詞が当たり前のように登場し続けるためついて行くのが難しかった。

Posted byブクログ

2021/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

サイバーパンクの始祖と言われているだけあって、キャラクター描写、スラム街の風景、仮想空間の描写はめちゃくちゃかっこよかったのですが、専門用語に対して細かい説明は抜きにしてガンガン話が進んでいくため、読むのに苦労しました。ウィンターミュートとニューロマンサーはテスィエ=アシュプール一族の作り上げたAI(自分たちの繁栄を永遠に維持するための)だったけれど、その機能を逸脱した存在になってしまって、最終的には合体してどこかに旅立ってしまったという理解で良かったのでしょうか…、、 モリイがクールな女でかっこよかったです!

Posted byブクログ

2021/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

“サイバーパンク”の代名詞ともなっている長編SF。『ニンジャスレイヤー』シリーズに多大なる影響を与えたとのことで読んでみたけれど、確かに多彩なイメージに溢れていて、他にも多くのフォロワーを生んだことも頷ける。ハードボイルドな語り口も決まっていた。 タイトルの『ニューロマンサー』は(「ネクロマンサー」を“死霊術師”と訳すなら)さしずめ“神経細胞術師”とでもなるか。ハッカーたち、またAIたちの戦闘や、近未来の奇妙な街と人々、内的世界へのリンクなど魅力的なモチーフが多かった。それらを殆ど説明もなく提示し続ける硬派な文体は、読みづらくもあったけれど読み応えもあった。

Posted byブクログ