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イキガミ(1) の商品レビュー

3.4

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    4

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2018/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この作品には複数の視点がある。 イキガミによって死を決定される人々を中心とした視点と、イキガミという制度を中心とした視点だ。 序盤は前者が集中的に取り上げられており、これはこれで面白くも、しかし白々しい。 物語のテーマがイキガミの制度になってからが本番。イキガミによって死ぬ人間の見え方が変わってくる。各話は美談や社会派ドラマとして単独で完結するものではなく、尾を引くようないやな後味を滲ませるようになる。 それがいい。 そこからが面白い。 今から買う人は、できれば3巻までは継続して読んでほしい。そのあたりから作品の性質がじわりと変わるので。

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2017/09/03

内容はおぼろげながら知っていたが、読了してその重さをさらに感じた。嫌いなストーリーではない。「20世紀少年」のような権力と反体制という図式を思い浮かべてはいるが、主人公は体制側の人間。洗脳され切っていない彼の迷いと、イキガミを渡された余命1日しかない人間の最後の過ごし方が、本書を...

内容はおぼろげながら知っていたが、読了してその重さをさらに感じた。嫌いなストーリーではない。「20世紀少年」のような権力と反体制という図式を思い浮かべてはいるが、主人公は体制側の人間。洗脳され切っていない彼の迷いと、イキガミを渡された余命1日しかない人間の最後の過ごし方が、本書を面白く読ませるキモなんだな~

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2015/06/23

・設定が安っぽい ・極限を描く為の手段をイキガミとかいう支離滅裂なツールに頼っているせいで全く魂は揺さぶられない ・全てが白々しい

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2013/05/04

星新一で似たような話があったような気もしますが、こちらは注射で既に殺せるようにしているところが違います。 こんな法律がまかり通った国で大人しく暮らせるわけねーだろ。

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2013/04/15

国家繁栄維持法で縛られている世の中の設定。「24時間以内に死にます」という逝き紙が届く。いやな漫画だと思いながら気になって読んでしまう。あり得ない法律で翻弄される余命24時間の人間の受け止め方、過ごし方に考えさせられる。自分だったらどうするかな?

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2012/12/20

 幼いころから『死』を『意識させられ』ながら生活させられて、あるとき、突然死の宣告をくだされる。アタリマエになっていることとはいえ、けっこうクルもんです。死に関しては。 「イキガミは、本人が最後の一日をどう生きるかによって、“逝く”紙にも“生きる”紙にもなるんですから」  斬新と...

 幼いころから『死』を『意識させられ』ながら生活させられて、あるとき、突然死の宣告をくだされる。アタリマエになっていることとはいえ、けっこうクルもんです。死に関しては。 「イキガミは、本人が最後の一日をどう生きるかによって、“逝く”紙にも“生きる”紙にもなるんですから」  斬新といいますか、姥捨て山の簡易版といいますか。

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2012/09/19

西新の喫茶店で読む。ミューコミが推薦していたので、読んでみました。作家の力量は抜群です。画力、構成力ともに一流です。ただし、この設定は、好きになれません。

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2012/06/26

2012年6月22日予約。予約順位1位。2012年6月26日借りてくる。パン吉ちゃんのレビューを見て。

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2012/05/09

人は、突然24時間後に死ぬ事を告げられたら如何なるのだろう? 自暴自棄に陥る人、復讐に捧げる人、誰かの為に生きる人。。。 そして、人に死を告げるその人にも。 其々のドラマが有る。 果たして、この社会制度は本当に何の為に有るのか? 誰が、本当はどんな目的で制度を作ったのか? 先が...

人は、突然24時間後に死ぬ事を告げられたら如何なるのだろう? 自暴自棄に陥る人、復讐に捧げる人、誰かの為に生きる人。。。 そして、人に死を告げるその人にも。 其々のドラマが有る。 果たして、この社会制度は本当に何の為に有るのか? 誰が、本当はどんな目的で制度を作ったのか? 先が気になる。 考えさせられるマンガです。

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2012/05/02

話には聞いていたが、やはりこれは「原案:星新一」くらい入れないと、偶然では済まされないだろう。 で、ショートショートだから細かいところは抜きにして生きたネタが、長い話にすることによって物凄く不自然な粗が目立つ。わかってるもんだからそれを塞ごうとして割れ鍋に綴じ蓋。 続けて読めば化...

話には聞いていたが、やはりこれは「原案:星新一」くらい入れないと、偶然では済まされないだろう。 で、ショートショートだから細かいところは抜きにして生きたネタが、長い話にすることによって物凄く不自然な粗が目立つ。わかってるもんだからそれを塞ごうとして割れ鍋に綴じ蓋。 続けて読めば化けるのかなぁ。 →その後、星新一氏の娘さんの文章 http://hoshishinichi.com/ikigami/index.html を読み、評価を星2→星1に下げさせていただく。 大手出版社の編集者ともあろうものが星新一の作品を「読んだことが無い」とまで強弁する様は呆れる。実に不誠実。 先達には敬意を払え。若造がそれを出来なければ大人が手伝え。それが出来なくて、何のための組織だ。

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