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商品レビュー

4.3

64件のお客様レビュー

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2026/07/15
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直木賞受賞は逃しましたが、今回の直木賞ノミネート作品群の中でわたしの最推し、ほんとうにおもしろかった。 盲だからこその感覚の表現が心地よい。文体も美しゅう。 しかし彼の人生に美しさはほとんどなく、第4章 版木・半疑(この言葉遊び的章題も美しいが)なんてずっと揺さぶられる。 盲と目明きだけでない、すべての人間において価値観、思考は違うんだ。

Posted by ブクログ

2026/07/15
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発売当初から話題になって、山本周五郎賞も受賞して、ずっと読みたかった1冊。 塙保己一という実在の人物をもとに、見えるとは何か、見えないとは何かを生涯をかけて考えさせられる。 正しく見えるものなんてこの世に何一つとしてない、だから目明きも盲も一緒で、どちらであっても何一つ見えちゃいない⋯ラストの幼なじみ、輝明の台詞。 時々「見える」人物の視点で描かれるも、特に前半は基本的に保己一の視点。つまり、周りの景色や人物描写もわからないまま、読者は読み進めることになる。その代わり、音や匂いの描写は頻繁に出てきて、保己一の世界を少しだけ体感できる。 見えないから、素直に情報を信じたこともあった。保己一視点から晴眼者視点に移って、もう一度同じシーンを繰り返すと、保己一が好意的に捉えていたことでも、相手には強い悪意があったことも。やがて、保己一も気づく事もあるが、あえて見えていないのだから傷つけないようにと嘘をついているケースもあって、いたたまれない。 ラストを含め、時折見せる人間臭さが、保己一をより魅力的にみせる。盲だからって、聖人君子のようではないんだぞ、と。

Posted by ブクログ

2026/07/15
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見えてほしいと願う親、盲なのに勘が悪いという兄弟子たち、見えないことへの考えの違いに胸が締め付けられた。 幼い頃を一緒に過ごして、家族や兄弟子ほど近くにいない幼なじみが、一番見えないことにこだわってないと思った。

Posted by ブクログ

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