商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2025/11/12 |
| JAN | 9784163920375 |
- 書籍
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犯人と二人きり
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犯人と二人きり
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
SF、ホラー、サスペンス… 様々なジャンルを丁寧な筆致で読ませるミステリー作品集 #犯人と二人きり ■きっと読みたくなるレビュー 『13階段』『ジェノサイド』で有名な高野和明先生のミステリー作品集。 幽霊を絡めたがホラー風な物語が多く、以前直木賞候補になった『踏切の幽霊』を思...
SF、ホラー、サスペンス… 様々なジャンルを丁寧な筆致で読ませるミステリー作品集 #犯人と二人きり ■きっと読みたくなるレビュー 『13階段』『ジェノサイド』で有名な高野和明先生のミステリー作品集。 幽霊を絡めたがホラー風な物語が多く、以前直木賞候補になった『踏切の幽霊』を思い出してしまいました。丁寧かつ巧妙な筆致で、読者をゾクゾクッとさせるのがお上手ですねー。あっという間に全部読んじゃいました。バラエティーに富んで楽しい作品ばかりですが、私がイチ推しなのは『天城の山荘』ですね。 ■各短編の簡単レビュー ○ゼロ ある男が海岸で目を覚ます。過去の記憶がなくなっており… 記憶喪失のSFミステリーものですね。読み口もライトでするりと読めちゃう。生きるということは良くも悪くも変化していくこと。それ自体が幸せなことなんだと思った。 ○跫音 学生時代の友人からの相談事、帰宅途中の夜道に不気味な足音が近づいてくるという。確かめるためにその場所を訪れ、調べているうちに、自分にも足音がするようになってしまい… なんか足音がついてきてる気がする…ってこと、ありますよね。めっちゃ怖いんだよなー。終盤にかけてはマジ震え上がりましたね、もう夜道が歩けない。 ○死人に口あり 邪魔になった恋人を殺害した男の物語、殺害現場のお寺に幽霊が現れ… たまらんです、このゾクゾク感。真夏に読みたい。小道具の煙草パイプが粋ですね~ 主人公がやたら鼻につくのがむしろ良かった。 ○二つの銃口 建設中の学校で作業をしていた男、建物にひとりきりのはずなのに誰かが侵入した物音がした。ラジオのニュースでは、近くで発砲事件があったようなのだが… どんどん追い詰められるサスペンスもの… と思いきや、終盤になると入り組んでくる。やりたい放題やりましたねって作品。 ○ハードボイルドな小学生 テレビの探偵ドラマに憧れる小学生。クラスメイトから、とあるいたずらの犯人捜しの依頼を受けて… 出てくる子どもたちが良く描けてる、素直で可愛くて好き。小学四年生の男子って、物心を突き始める年代なんだよね。男の子から少年、男子になりはじめるタイミング。みんなこの事件をきっかけに、少しだけ成長できたんだと思う。 ○天城の山荘【おすすめ】 戦後復興中の伊豆、いわくつきの幽霊屋敷の取材をする新聞記者の物語。 おもろい! 時代も人物も場面も良く、映像で観たくなる作品。狂いっぷりに惹かれますね。 ○三人目の男 交通事故にあって亡くなる寸前… そんな現実しか思えない夢を見た麻里子。調べていくうちに、事故にあった男性の家族や友人と知り合いになり… ありがちな枠組みなお話ながら、途中でしっかりギアを入れてきて、最後はバッチシ決めてくれた。やっぱり母親ってのは偉大だよね。
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どれも面白くて、しかも怖さや不思議さなどさまざまな気持ちに陥る。 安定した読みやすさもあって楽しめた。 「ゼロ」〜いつの時代か、自分が何者かわからない世界をどう感じるのか… 「跫音」〜自分の後から聞こえてくる靴音に悩まされる友人に助けを求められるが… 「死人に口あり」〜逃げ...
どれも面白くて、しかも怖さや不思議さなどさまざまな気持ちに陥る。 安定した読みやすさもあって楽しめた。 「ゼロ」〜いつの時代か、自分が何者かわからない世界をどう感じるのか… 「跫音」〜自分の後から聞こえてくる靴音に悩まされる友人に助けを求められるが… 「死人に口あり」〜逃げ切れると思っていたはずだったが…幽霊の正体を見るまでは。 「二つの銃口」〜通り魔事件の犯人と遭遇したことで、いったい誰から逃げているんだ状態に陥る。 「ハードボイルドな小学生」〜変なビラを入れた犯人を探すことで、見えてきたもの。 「天城の山荘」〜その山荘に隠されていたものに驚愕する。 「三人目の男」〜夢から始まる謎を求めて…
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スリルとサスペンスの怪事件7話。SFやホラー、ファンタジーなど多様な作品を楽しめた。最後に意外な展開が待っていたり余韻を残す感じでどの作品も面白く読んだ。
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