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言語化するための小説思考
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言語化するための小説思考

小川哲(著者)

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言語化するための小説思考

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2025/10/23
JAN 9784065410431

言語化するための小説思考

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商品レビュー

4.3

51件のお客様レビュー

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2025/12/07

最高に面白かった。手元に残しておきたい本だ。 私はど素人小説を書くのだが、その時の悩みや疑問に思っていたことのアンサーが安直に得られなかった、けどむしろそれがよかった。ヒントは沢山いただいたのだが、結局は自分がどう表現していきたいか、突き詰めて自分と向き合っていくべきなんだろう...

最高に面白かった。手元に残しておきたい本だ。 私はど素人小説を書くのだが、その時の悩みや疑問に思っていたことのアンサーが安直に得られなかった、けどむしろそれがよかった。ヒントは沢山いただいたのだが、結局は自分がどう表現していきたいか、突き詰めて自分と向き合っていくべきなんだろうな。 筆者は飢えた人に魚を与えるタイプではないと思う。釣り方も教えないというか教える立場にないと思っていそう。他者の魚の釣り方を見て「へー君はこうするんだねふーん」って言って立ち去るタイプなんじゃないかな。

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2025/12/07

「群像」での連載原稿を中心に、小説家が文章を生み出すこと、ストーリーを紡いでいくことをどのように考えているのかを伝えてくれる本。自分の仕事でないことには、勝手な批評になることが世の常であると思うが、こうして作品を楽しませていただいている作家の言葉を感じられると、読書に深みが増して...

「群像」での連載原稿を中心に、小説家が文章を生み出すこと、ストーリーを紡いでいくことをどのように考えているのかを伝えてくれる本。自分の仕事でないことには、勝手な批評になることが世の常であると思うが、こうして作品を楽しませていただいている作家の言葉を感じられると、読書に深みが増してくる。

Posted by ブクログ

2025/12/06

昭和の小説家たちはこぞって文章読本を書き、平成にはそれを論じた本まで出版された。令和の今、そこから随分遠くまで来ているみたいだ。 直接相手に話をする時は、相手の持っている情報や興味関心を意識するのは、昭和も今も変わっていないだろう。だが、不特定多数の読者を相手にする小説で、相手...

昭和の小説家たちはこぞって文章読本を書き、平成にはそれを論じた本まで出版された。令和の今、そこから随分遠くまで来ているみたいだ。 直接相手に話をする時は、相手の持っている情報や興味関心を意識するのは、昭和も今も変わっていないだろう。だが、不特定多数の読者を相手にする小説で、相手との情報のギャップを、対面で話をするのと同じくらい意識する時点で、小川さんが書いているのが、SNS時代の文章読本(または小説論)であることを示していると思う。不特定多数の反応を短時間で掴めるのは、SNSのおかげだから。 自分もこうやって、SNSに感想を載せているわけだし、何を今更という気にもなるが、最後に触れられているAIも含めて、インターネットが小説に与えている影響の大きさを感じる読書だった。

Posted by ブクログ