商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 海と月社 |
| 発売年月日 | 2025/09/30 |
| JAN | 9784903212890 |
- 書籍
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オマルの日記
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オマルの日記
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商品レビュー
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10月30日、ガザのドキュメンタリー映画を見に行った時にできた1つ年上のLINE友だちが、いま読んでいるんだと教えてくれた本。10日ほどあと治安維持法100年の学習会に二人で参加した時に、間違えてダブって注文したんだとプレゼントしてくれた本。 「オマルの日記⋯ガザの戦火の下で」 ...
10月30日、ガザのドキュメンタリー映画を見に行った時にできた1つ年上のLINE友だちが、いま読んでいるんだと教えてくれた本。10日ほどあと治安維持法100年の学習会に二人で参加した時に、間違えてダブって注文したんだとプレゼントしてくれた本。 「オマルの日記⋯ガザの戦火の下で」 読むたびにこころをかき乱されて、少しずつ少しずつしか読めなかったが11日目のきょう、やっと⋯。 「読み終えた」とか「読了した」とか書けない。本は2025年1月の一時的な停戦で終わっているが、案の定イスラエルは停戦直後から殺戮をやめなかったし第2次ジェノサイドを始めてしまっている。逃げ惑うオマルからのXへの投稿も続いているのだ。 パレスチナの専門家やジャーナリストの書いた本を読み続けているが、この本ほど生のガザがわかるものはない。 10月〜11月の新たな停戦も、トランプばかりが注目され、パレスチナ人の生命や土地をほんとに守れるのかどうか心許ない。 パレスチナの人々が幸せを取り戻せるかどうかは、世界の多くの、私やあなたのような普通の人間が何をするのかにかかっている。
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「オマルの日記 ガザの戦火の下で」読了。 ガザ地区で避難生活をしているオマル・ハマドさんのXへの投稿を翻訳して1冊の本にまとめた、という本でした。 2023/10/7までは、ベイトハヌーンという街で、薬剤師としてコスメショップを経営していたというオマルさんが、ハマス・イスラエ...
「オマルの日記 ガザの戦火の下で」読了。 ガザ地区で避難生活をしているオマル・ハマドさんのXへの投稿を翻訳して1冊の本にまとめた、という本でした。 2023/10/7までは、ベイトハヌーンという街で、薬剤師としてコスメショップを経営していたというオマルさんが、ハマス・イスラエルの衝突によって避難生活を強いられる中で、英語で投稿を続けている(2025年11月現在も)。 2024年4月から、2025年1月の、『停戦』、までの(多分)全てのツイートが収録されていました(実際には、その『停戦』は破られてしまうのだけれど…)。 ニュースとしては知っているガザの状況。でも、それは、ほんの一部が「報道」としてなされたもの。1人1人の市民たちがどのように生活しているのか、どのように死に向き合わざるを得ない状況なのかは、想像したくてもできない。 オマルさんの言葉を読むと、悲惨さがほんの少しわかる。そう、多分、言葉にして私が得られるのは、多分、ほんのほんの一部。想像しようと思っても、想像が追いつかない。だって、私は、日本で、満ち足りた暮らしをしていて、ご飯も食べられるし、温かい布団もあるし…、想像しようとしても想像できない。 時に「僕の言葉を読んだ人が不快になっていないといいのだけれど」というような、世界で投稿を読んでいる人に向けて優しい言葉をかけてくれている。それが、逆に悲しい。 そして、時には、イラダチを投稿にぶつけていたりもする。「僕の死を見せ物にしないでほしい」的な言葉だったり、「同情してくれても、この本を閉じたら映画とか見に行くんでしょ」的な言葉だったりも混ざっている(言葉はままじゃないけれど※栞を挟むのを忘れちゃって辿り着けない…)。 そして、イスラエルに対しての言葉も強い。 私がこれを読んだ2025年11月には、ハマスとイスラエルの間は「停戦」?「休戦」?の状態にある、という報道がなされているけれど、今後はまだ不透明のように思う。そして、「停戦」になったとしても、パレスチナの立場がどうなるのか、破壊された街はどう復興されるのか、道のりが見えない、そんな状態。まだまだ手放しの「平和な暮らし」には、たぶん、とても遠い。 具体的な行動は起こせないけれど、私にできることは、ガザのことを忘れないこと。 「ガザのことを話し続けてください」 (この本を読んだ直後なので、とてもパレスチナ側に感情移入してしまっているけれど、イスラエルで犠牲になった方達のことを忘れたわけではありません。全ての人が、相手を恨まずに暮らせる世界って来るんでしょうか……)
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