商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2025/09/19 |
| JAN | 9784022520753 |
- 書籍
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パンチラインの言語学
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パンチラインの言語学
¥1,760
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商品レビュー
4
38件のお客様レビュー
漫画やアニメ、映画やドラマの中で使われた名ゼリフをパンチラインと称し、それを言語学の視点から考察しようという本。と言っても著者本人がエンタメ8割言語学2割と言っているように、肩肘張らずに気軽に読める一冊。ある程度の(私は気にならなかった、その程度の)ネタバレを気にしなければ、読ん...
漫画やアニメ、映画やドラマの中で使われた名ゼリフをパンチラインと称し、それを言語学の視点から考察しようという本。と言っても著者本人がエンタメ8割言語学2割と言っているように、肩肘張らずに気軽に読める一冊。ある程度の(私は気にならなかった、その程度の)ネタバレを気にしなければ、読んだことのない観たことのない作品でも楽しく読めるので安心。ただ漫画もアニメもあって特撮作品がないのはちょっと寂しかった(笑)。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
言語学者の川添さんが、自身が見たり読んだりした作品から印象に残っているフレーズを抜き取って、言語学的な観点で考察している本。 言語学の本って「言葉」そのものに関する説明が多いが、この本は物語を題材にしていることもあり、言語学者ならではの着眼点や考えが書かれていてエッセイを読んでるようだった。 ・勇者ヨシヒコ「はこびるって何だよ!」:物語と現実世界のブレンド感を作中のセリフから読み取っているのが面白かった。村のおばば役の人が「生贄を連れて出るのを拒否るやつが続出だったんじゃ」と「拒否る」という若者言葉を使っている様子や「村のしきたりを取り消してほしい」というヨシヒコの申し出に「いいよ別に」と軽く応じる様子。 そのような色々な観察から、最終的にヨシヒコの世界をロープレの世界だと見なして、ヨシヒコやムラサキ等はNPC,メレブはPC等と想定していて、物語の楽しみ方の幅が広がった。 ・違国日記:朝の「なりたい自分になりたい」というトートロジー的な言葉について。 他の言葉は ・「わかる人にはわかる」→わかる人がいるという事を意味している ・ダメなものはダメだ→ダメを強調している という意味を持つが、「なりたい自分になりたい」はどちらも違う。 最初の「なりたい」は朝の頭の中の理想を指していて、次の「なりたい」は最初に指した理想になりたい。ということなので、他のトートロジーに比べて冗長さが感じられないのではないかと考察してる。 言葉に対して「違和感」を持ち、そこをここまで深ぼれるのはやっぱり言語学者だなと思う。 「なんか面白いな」「違和感だな」と感じたことについて、「面白かった」で終わらせず、なぜ面白いのか、他とどう違うのかまで言葉で捉えられると、これまでより深く楽しめそうだと思った。
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取り上げられている作品で読んだり見たりしたことがあるものがひとつもなかった。 既発の作品の内容を取り上げて何かを論じるスタイルという意味で一番最近読んだのは三木那由他氏の「会話を哲学する」だった。本作の方が学術的な土台が強固なように思える一方で語り口はずっとカジュアルでとっつきや...
取り上げられている作品で読んだり見たりしたことがあるものがひとつもなかった。 既発の作品の内容を取り上げて何かを論じるスタイルという意味で一番最近読んだのは三木那由他氏の「会話を哲学する」だった。本作の方が学術的な土台が強固なように思える一方で語り口はずっとカジュアルでとっつきやすい。連載モノということでひとつの作品毎の長さは短いが、短くて平易な言葉だからといってパンチのきいた小ネタというようなレベルではない部分もあり鋭く胸に突き刺さってくるのが面白かった。
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