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ミシンは触らないの
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ミシンは触らないの

中前結花(著者)

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ミシンは触らないの

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 hayaoki books/トランスビュー
発売年月日 2025/09/30
JAN 9784910767079

ミシンは触らないの

¥1,870

商品レビュー

4.7

12件のお客様レビュー

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2025/11/26

中前さんの本、涙なしで読めたこと一回もない。自分は今日のご飯も思い出すのが危ういのに、色々なことを大小関わらず記憶できる著者。1日1日、その瞬間を丁寧に一生懸命生きていらっしゃる印象。愛でいっぱいの本だった。

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2025/11/18

図書館で予約していて ようやく借りれた作品。 表紙が可愛くて好きだなぁ♪ 著者の幼少期や学生時代、会社員時代 そして父と母について描かれたエッセイです。 序盤で小学生の時にミシンの使い方が 分からずに泣いてしまったという場面が あったけれど 「分かるわ〜」と思わずうなづいてし...

図書館で予約していて ようやく借りれた作品。 表紙が可愛くて好きだなぁ♪ 著者の幼少期や学生時代、会社員時代 そして父と母について描かれたエッセイです。 序盤で小学生の時にミシンの使い方が 分からずに泣いてしまったという場面が あったけれど 「分かるわ〜」と思わずうなづいてしまった。 時々、不器用さが出る著者のエピソードには 共感できるし、そんな著者のことを温かく サポートしたり、見守る人たちの存在に ほっこり(^ ^)しました。 苦手なこと、できないことへのアプローチの 仕方についても改めて自分でも 見直してみようかなと思った。 また、自分にしかない良さや得意なことをしっかり わかっていることって大切だなぁと 感じました。 個人的には著者の父や母とのエピソードは ジーンと心に沁みるお話でした。 読み終わった後 なんだか実家に帰りたくなりました。

Posted by ブクログ

2025/11/17

本書を読んでいて、私もある日の出来事をはっと思い出した。 (以下本書の感想ではなく、思い出した私の過去の話です。思い出したことを覚えていたいと思ったので、ここに綴ろうと思います。) たしか小学2年生の頃、自分の名前について由来や意味など親に聞いてきて発表するという授業があった。...

本書を読んでいて、私もある日の出来事をはっと思い出した。 (以下本書の感想ではなく、思い出した私の過去の話です。思い出したことを覚えていたいと思ったので、ここに綴ろうと思います。) たしか小学2年生の頃、自分の名前について由来や意味など親に聞いてきて発表するという授業があった。私も自分の名前について母に聞き、「ふーん、そうなんだ。」と思いながら、しっかりメモを取って授業に備えた。 発表の日、私は中盤あたりの順番だったと思う。クラスの子達が次々と自身の名前の由来を発表する中、私が母から聞いてきた自分の名前の由来はみんなとはどこか違うということに気づいた。みんなの由来は「〜のような子に育つように。」とか「〜な人生を歩んで欲しい。」とか、親からの願いや希望が込められたものばかりだった。 しかし、私が母から聞いたのは、「梅雨明けの朝露が病室の窓から見える草木にかかっていた様子からとった」というもの。(7月上旬生まれ) 何だかみんなと全く違う。私は名前に願いや希望が込められていないことに「悲しい」と言うよりも、「みんなとは違う」という恥ずかしさでいっぱいだった。 私の発表の番になり、席を立ったが声が出ない。せっかく聞いてきたのだから宿題をしていないと思われることは心外だったが、どうにも言葉が発せず、ただ立ちつくした。1回の授業内でクラス全員の発表をする予定だったからか、先生は何も発さない私を座るよう促し次の生徒へと順番が回っていった。結局、私は自分の名前の由来を発表することなく授業は終わった。 せっかく母に聞いたのに発表出来なかった。それだけがずっと心の中で悔しさとして残っていた。 そんな日のことをふと思い出したのだ。 私の名前の由来もみんなに聞いて欲しかった。私は自分の名前を気に入っているし、漢字も結構好きだ。 ただ、あの時言えなかったことで、何となく両親に後ろめたい気持ちがずっとあった。せっかく付けてくれた名前なのに、と。 私は嬉しかったことも勿論たくさん覚えているけれど、何故かふと思い出したり、夢に出てくるのは、後悔や嫌な気持ちになった時のことが多い。マイナス思考な所がそうさせているのかもしれないが、そんな時はあの時の自分をぎゅっと抱きしめたあげたいと思う。あの時の自分はあれが正解で、ああすることしか出来なかったのだと思えるから。今の自分だったら違う行動を取ったなあと思うことでも、そう思えることもあの時の自分が居たからだと思うから。どんな時の自分も自分だけは必ず理解者で居てあげたいと思う。

Posted by ブクログ