商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2025/09/05 |
| JAN | 9784023324565 |
- 書籍
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「いきり」の構造
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「いきり」の構造
¥1,870
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商品レビュー
3.9
15件のお客様レビュー
まさに本書で指摘されているとおりだ。 端的に教育の敗北を感じる。 “自分らしく” 育てられた結果、自我が肥大し自分の能力を相対化できなく全能感を抱えたまま実社会に出る。実社会に出ると下位層からスタートするため、それが自身で受け入れがたく、『いきって』しまう。努力不要で自身が...
まさに本書で指摘されているとおりだ。 端的に教育の敗北を感じる。 “自分らしく” 育てられた結果、自我が肥大し自分の能力を相対化できなく全能感を抱えたまま実社会に出る。実社会に出ると下位層からスタートするため、それが自身で受け入れがたく、『いきって』しまう。努力不要で自身が含まれるカテゴリーである『日本人』にこだわり、日本人ファーストに与してしまうのも根は同じだと思う。次に『日本人』の中で層別されてしまうのに…。
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自分もいきってる人に敏感だったのでつい手に取ってしまった。能町ミネ子的に、様々なイキる人たちを取り上げて考察する内容かと思ったが、思っていたよりも議論が幅広く深かった。なので本書を一言でまとめるのは難しいが、概ね著者の言いたいことには賛同した。いつも著者の本を読むと自分が社会に対...
自分もいきってる人に敏感だったのでつい手に取ってしまった。能町ミネ子的に、様々なイキる人たちを取り上げて考察する内容かと思ったが、思っていたよりも議論が幅広く深かった。なので本書を一言でまとめるのは難しいが、概ね著者の言いたいことには賛同した。いつも著者の本を読むと自分が社会に対して抱いていたモヤモヤを言語化してくれてありがとう、と思う。 著者が中学校の講演会で話したという「互いに合致しなくても、曇ったままであっても肯定し合うことが大切」という内容がとても良かった。著者のラジオを聴いていると色んな方が登場するが、皮肉っぽいスタンスは保ちつつも、どことなくゲストや共演者のありのままを否定しない人柄に好感を持っていた。 ただ本書での主題は講演会の内容ではなく、その内容を漂白して伝えた中学生の感想にあったのだが、、この感想に対しても著者は中学生自体を否定しないよう気を配っていたのが地味によかった。 本書が伝えたかったのは、近年の過度な効率化、表面的な繕いに対する批判だと思う。でもこうやって本書の内容をまとめることにも著者は問題を感じるのだろう。 本書は悪くいえば一見まとまりのない議論が繰り返されてるようにも見えるが、上記のような社会に対するアンチテーゼなのだと思う。 内容をまとめると簡単になってしまうが、ここに書ききれないくらいの沢山の細かいエピソードに共感しまくりだった。著者のように社会に対する細かい違和感を言語化してくれる方が今の時代にいてくれて良かったと改めて思った。
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面白かった。最初は結構ヒップホップかぶれしている自分のことを指しているのかと思って手に取ったがそんないきりではなかった。コンサートの警備員の話わかるなぁ。まさに今自分が会社員で同じ感じだからすごい身につまされた。石丸さんの話もなかなか興味深い。なんであの人があんなに支持されていた...
面白かった。最初は結構ヒップホップかぶれしている自分のことを指しているのかと思って手に取ったがそんないきりではなかった。コンサートの警備員の話わかるなぁ。まさに今自分が会社員で同じ感じだからすごい身につまされた。石丸さんの話もなかなか興味深い。なんであの人があんなに支持されていたのかわからなかったけどネットの心理をついた動きだったと思うとなっとく。問題の動画も見たけどコメント欄含めてびっくりしたな。現代社会における危うさについて改めて考えさせられるし、こういうことを知っていると知らないとでは全然違うと思った。政治のことはよくわからないけど強い言葉には気をつけよう。
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