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完全保存版 第一次UWF伝説の名勝負とその舞台裏
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完全保存版 第一次UWF伝説の名勝負とその舞台裏

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 宝島社
発売年月日 2025/08/26
JAN 9784299071354

完全保存版 第一次UWF伝説の名勝負とその舞台裏

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2025/10/19

新日本プロレスのクーデター事件を受け 団体離脱を余儀なくされた新間寿が 同様に自団体の居場所を失った猪木に対する忖度で 見切り発車的に企画したのが UWFだったと思う だが実際にはテレ朝と佐川急便への当て馬として 猪木の借金返済に利用されただけ それで終わりかと思われた 1シリー...

新日本プロレスのクーデター事件を受け 団体離脱を余儀なくされた新間寿が 同様に自団体の居場所を失った猪木に対する忖度で 見切り発車的に企画したのが UWFだったと思う だが実際にはテレ朝と佐川急便への当て馬として 猪木の借金返済に利用されただけ それで終わりかと思われた 1シリーズ限りで解散・消滅するはずだったUWFを 無理やり延命させたのは 週プロ関係者の野心と、フロント社員の意地みたいなもんで 元々そこに選手たちの意思はなかった 上から言われて集まった若手・中堅・外様の選手たちと 一度は引退したスター佐山サトル そんな寄せ集め所帯に、週プロがひとつの物語を付与したことで UWFは運動体としての性格を帯びていった その物語とは 道場論をベースに置いたプロレスの王道復古である そういうと聞こえはいいが 裏を返せば、いつまでも道場という「家」から離れられない 子供たちの集まりで プロレスを総合格闘技へと進化させたい佐山サトルにとっては 二律背反だった 進歩主義者に言わせれば、王道にしがみつくなど 大人になるのを拒否するのと同じだ けれども、王道派から言わせりゃ進歩主義なんて 浮ついたレミング集団のデストルドーに何ら変わりないだろう Uは両者の性格を併せ持っていた そういう、アイデンティティの双極性が 前田日明を中心とする人間模様の複雑さに繋がっていった この本はかつての別冊宝島を彷彿とさせるスタイルで 第一次UWFの名勝負30選に レビューを付けて紹介している こうして振り返ると、第一次UWFというのは 初代タイガーマスクの続編にして完結編でもあったんだよな 理想を追い求めて新日本を離脱したタイガーは 同じ新日本の万年前座男だった藤原喜明と イデオロギーの闘いを繰り広げ やがてプロレスそのものからいったん離れていった

Posted by ブクログ