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チンギス紀(十一) 黙示 集英社文庫
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チンギス紀(十一) 黙示 集英社文庫

北方謙三(著者)

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チンギス紀(十一) 黙示 集英社文庫

935

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2025/08/21
JAN 9784087448009

チンギス紀(十一)

¥935

商品レビュー

4.7

3件のお客様レビュー

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2025/10/19

「候春殿、沙州楡柳館というところで書を読んでおられたのですよね」 「書というか、あることについて書き記された書類のようなもの、と言った方がいいかもしれません」 「あることとは?」 「梁山泊。そこに集まった男たちのことが、書き記されてあります。ほかに戦いのこと、政事のこと」 「梁山...

「候春殿、沙州楡柳館というところで書を読んでおられたのですよね」 「書というか、あることについて書き記された書類のようなもの、と言った方がいいかもしれません」 「あることとは?」 「梁山泊。そこに集まった男たちのことが、書き記されてあります。ほかに戦いのこと、政事のこと」 「梁山泊とは、場所の名なのですか?」 「場所の名であり、心の名でもある。と俺は思っています。人であろう、男であろう、とした者たちの、その志そのものを指しているとも言えます」 「ひとりやふたりでなく」 「ひとりが、いくつも集まって」 「なにか、夢の話をされているように聞こえます、候春殿」 「しかし、梁山泊は、ほんとうにあったのですよ。俺の曽祖父や祖父は、そこにいて、そこで生きたのです」(253p) チンギスはこの巻も金国を攻め続け、一度金国総帥軍を撃破する。そんな時に出来たポッカリと空いた時間と場所を借りて、チンギスは一度だけ祖父楊令がつくろうとした国を見ようと山東半島西、河水の辺りにある梁山湖を尋ねる。昔日の面影はない遺跡のようなその場所に遂に立つことはしなかった。 「夢だけが、いつも新しい」 それはまるで黙示のような呟きだった。 チンギスの見る夢は、梁山泊・楊令のそれとは違う。しかしいつか似か寄るのかもしれない。 チンカイ 目から鼻に抜ける男 金国絶縁使者に抜擢 九死に一生を得るが 休息不許可使命を帯 カラコルムの更に西 大兵站基地鎮海城を 鎮海自ら山羊の髭で 高級絨毯を作り売り 鉱山を掘り鉄を作り 鎮海城の財政を創る 国造は軍のみに非ず

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2025/09/12

チンギスが金国に本格的に攻め入る回。 抑圧された女真族から阿骨打が起こした金国も熟しすぎて根本が腐りゆく国に成り果てているのは過去作から見ていると盛者必衰を感じずにはいられません。 間をおいて読んでいるとチンギスの弟なのか息子なのかよく分からなくなってきましたが、偉大な父/兄を持...

チンギスが金国に本格的に攻め入る回。 抑圧された女真族から阿骨打が起こした金国も熟しすぎて根本が腐りゆく国に成り果てているのは過去作から見ていると盛者必衰を感じずにはいられません。 間をおいて読んでいるとチンギスの弟なのか息子なのかよく分からなくなってきましたが、偉大な父/兄を持つ家臣たちの心労と成長が伺えます。

Posted by ブクログ

2025/08/27

11巻のメインは金国との戦い。今までになかった大軍同士のぶつかり合いが見物です。チンカイ、マルガーシのお話も良いですが、森のトクトアのエピソードがなかったのはちと残念かなぁ。

Posted by ブクログ

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