百年の時効
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百年の時効

伏尾美紀(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2025/08/20
JAN 9784344044791

百年の時効

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商品レビュー

4.4

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2026/03/26

昭和、平成、令和をまたいだ、刑事たちの執念の 物語。 重厚な作品だ。 昭和四十九年に発生した一家四人惨殺事件が 時を越えて、新たな事件を生んでいく。 ばらばらに見えた事件が、刑事の、鬼のような捜査で 徐々につながる。つながったときの、驚きと感動に 武者震いが止まらない。 ...

昭和、平成、令和をまたいだ、刑事たちの執念の 物語。 重厚な作品だ。 昭和四十九年に発生した一家四人惨殺事件が 時を越えて、新たな事件を生んでいく。 ばらばらに見えた事件が、刑事の、鬼のような捜査で 徐々につながる。つながったときの、驚きと感動に 武者震いが止まらない。 さらに、昭和二十五年の函館事件を浮かび上がらせたとき、思わず、息を深く吐き出さずにはいられなかった。 この壮大な物語の始まりは、令和六年。アパートの 一室で、一人の男の死体が見つかる。 事件性はなしと判断されたが、現場に赴いた所轄刑事、 藤森は小さな違和感を覚える。 後になって、この男性が、昔に起きた殺人事件の 容疑者であることが判明し…。 それぞれの時代の世相、そしてさまざまな凶悪事件を まじえながら物語が進んでいくうち、各時代で 捜査に当たった刑事たちに深く感情移入している。 ワタシは昭和の人間であるため、どの事件も 考え深いものがあった。 事件の足跡が丁寧に描かれ、その構成は、実に 見事だ。

Posted by ブクログ

2026/03/26

久しぶりに心の底から読んで良かったと思える作品に出会えた気がします。 とても読み応えがあり素晴らしい読書体験ができました。 昭和、平成、令和の時を超えて捜査のバトンを引き継ぐ刑事たちの執念の物語です。 まさに百年の時効というタイトルそのままです。 社会派小説であり、刑事ものであ...

久しぶりに心の底から読んで良かったと思える作品に出会えた気がします。 とても読み応えがあり素晴らしい読書体験ができました。 昭和、平成、令和の時を超えて捜査のバトンを引き継ぐ刑事たちの執念の物語です。 まさに百年の時効というタイトルそのままです。 社会派小説であり、刑事ものであり、ミステリーでもある、なんとも贅沢な作品です。 読み応えのある作品が好きな読書家さんなら全員読むべきだと思います。 必ず満足できます。 全ての事柄がひとつに繋がっていく終盤は圧巻でした。 著者の知識量の多さに脱帽です。 私自身、新たな発見と知識を得ることができました。 本当に読んで良かったです。 事件の発端についても、時代背景をしっかりと踏まえたものであり納得がいく構成です。 人の心に関する描写も大変良かったです。 素晴らしい作品でした。 著者の他の作品もぜひ読んでみたいと思います。

Posted by ブクログ

2026/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

骨太!重厚! 昭和平成令和を貫く警察官たちの執念に脱帽。 一つまた一つと事実を積み上げ、その時代には届かなかった事実が後の時代の技術で裏付けされる展開に時の流れを感じる。 同時に、私は昭和生まれの平成育ちだけど、自分が生まれた10年前の大人たちには当然ながら戦争やGHQの記憶が色濃くて、平成初期にも満州からの引揚者が現役に近い世代だったことに改めて驚く。 当時起きていたオウム関連や薬害エイズは記憶にあるけど、そのひとつであったかもしれない暴力団幹部殺人の裏にこんな事件が絡まっていたのかもと思わされる。 登場人物も展開も多くて全部読み切れず爽やかなカタルシスを得る作品ではないけれど、面白かった! 草加さんが、藤森に『当時のことだと何卒了解してね』って再三伝えるところが令和〜って感じ。 そして積み重ねていく展開自体は素晴らしいけど、最後の話はそこかぁっていうのが少しだけ肩透かし。 永遠のテーマといえばそうだけど、それまでが骨太だっただけに残念。

Posted by ブクログ