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百年の時効
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2025/08/20 |
| JAN | 9784344044791 |
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商品レビュー
4.4
312件のお客様レビュー
いつの間にかブクログを始めて一年が経っていました。 この本も皆様のオススメ本でございますm(_ _)m いや〜良いですね、ブクログ。 なんとなく始めたのですが、ここまで楽しくなるとは、そしてこんなにも読書の幅が広がるとは思いもしませんでした。 何よりも皆さんとコメントし合うの...
いつの間にかブクログを始めて一年が経っていました。 この本も皆様のオススメ本でございますm(_ _)m いや〜良いですね、ブクログ。 なんとなく始めたのですが、ここまで楽しくなるとは、そしてこんなにも読書の幅が広がるとは思いもしませんでした。 何よりも皆さんとコメントし合うのがとてもとても面白くて。ついふざけ過ぎてしまいますm(__)m これからも末永く、百年ほどお付き合い下さいませ。だってそのうち平均寿命が二百歳になるとかならないとか。(成瀬によると) で、そんな中(どんな中)読んだのが『百年の時効』 ええ、ええ、評判通り面白かったのでございます。 あらすじ? 言いません。 そんなもの知らなくても楽しめます。 スッと、滑らかにこの事件へとのめり込んで行けるのです。 部屋の襖が開くとそこに、背の高い男が立っていた。手に握られていたのは、鮮血にまみれた日本刀だった。 耳を劈くような雷鳴が鼓膜を揺らした。 それが母の悲鳴と重なったのを最後に、私の世界からは一切の音が途絶えた。 この序章(もっと長い)から始まり、第一章 令和編 2024 令和六年へと続きます。 そして昭和に戻り、平成、令和と時代が移ろいます。 まあ色々てんこ盛り。 だから分厚いの。553ページ。 そらだって仕方ないわな、昭和平成って色々あり過ぎ。 それら全てを振り返れる内容となっております。 なんかごちゃごちゃし過ぎて分からん!ってなってもダイジョーブ。 ちゃんとお終いまで読めばスッキリ伏線回収し、驚きと興奮に包まれる、のがミステリーの醍醐味じゃあないですかッ!!(ミステリー初心者の見解) 伏尾さん初読みでした。 この方の描き方、好きかも。 こんな出会いもあるブクログ。 これからもどうぞよろしくお願いいたしまする〜 m(__)m
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- ネタバレ
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かなりの分量だったけど、めちゃくちゃ面白かった 時代を超えて紡がれていく想いが最後に実るのが最高。刑事たちの熱量に震える。 事件もわかりそうでわからない、という何とも気になるラインをずっと攻め続けてくる。 どの刑事も好きだが、やはり鎌田・湯浅の初期コンビがカッコいい…!
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本書を一言で表現するなら、昭和・平成・令和という三つの時代を超えて真相を追い続けた警察の執念を描いた物語である。 本書の中心となる事件は、昭和49年に起こった殺人事件である。発生当時、警察は全力で捜査にあたったが、結果的に事件は未解決となった。捜査本部は解散されるものの、少人数...
本書を一言で表現するなら、昭和・平成・令和という三つの時代を超えて真相を追い続けた警察の執念を描いた物語である。 本書の中心となる事件は、昭和49年に起こった殺人事件である。発生当時、警察は全力で捜査にあたったが、結果的に事件は未解決となった。捜査本部は解散されるものの、少人数による捜査は継続される。そして、時代が変わっても当時の捜査担当者たちの意思は受け継がれ、科学技術の進歩や捜査手法の変化、さらには異なる時代背景の中で育った若手警察官ならではの着眼点によって、少しずつ真相へと近づいていく。 本書で特に印象に残ったのは、捜査担当者である二代目から三代目へ向けた次の言葉である。 「昔、(初代から)『あの現場に立った者にしか見えないものがある』と言われた。その点で私も君も失格かもしれない。だが、私はあの現場に立ったことがないからこそ見えてくるものがあると信じている。これまでのやり方では事件を解決することは難しいだろう。だから君には、先入観にとらわれず、自由な視点で事件を見直してほしい。」 私はこの言葉が、情報や変化の激しい現代においても非常に重要な考え方だと感じた。今までと同じ場所にとどまっていては、周囲の変化についていけず、見えているものも変わらない。場所を変えなければ見えないものがあるように、自分自身も変化に柔軟に対応しなければ、過去の考え方にとらわれたまま大切なことを見落としてしまうかもしれないと思った。 また、捜査方法については、DNA鑑定の登場とその精度向上に強い印象を受けた。もし昭和の時代に現在の科学技術や捜査手法が存在していたなら、どれほど多くの事件が解決できたのだろうかと考えさせられた。 しかし、本書は変わるものだけでなく、変わらないものについても描いている。それは罪を犯す人間の動機である。憎悪、復讐心、嫉妬といった人間の心理は、昭和であろうと令和であろうと大きく変わらないように感じた。 また、本書の魅力は事件そのものだけではない。昭和初期から令和までの時代の流れの中で、戦時中の満洲国、バブル崩壊、地下鉄サリン事件など、実際の歴史的出来事が巧みに織り込まれている点も非常に良かった。時代の流れを描くだけでなく、要所で令和の場面を挟むことで時代の区切りが分かりやすくなっており、歴史そのものを感じさせる構成となっている。553ページという長編でありながら、作者の構成力によって退屈さを感じることはなかった。 近年のミステリー小説では、科学技術の進歩によって事件が複雑化する作品が多い。しかし、本書のように昭和の事件を題材とし、時代を超えて真相を追い続ける物語を読んだのは初めてだった。非常に印象深く、ぜひまた伏尾美紀作品を読んでみたいと強く思った。
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