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伏尾美紀(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2025/08/20
JAN 9784344044791

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商品レビュー

4.3

374件のお客様レビュー

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2026/08/06

NHK「未解決事件」が大好きで欠かさず見ていた。我々一般人が事件のことで知っているのはほんの一部だけで、当然のことだが警察内ではあらゆる側面から捜査が行われていたことや意外にも凶悪犯罪の犯人のすぐ近くまでたどりついていたことなど知り、驚き、それでも未解決なままであることに全く関係...

NHK「未解決事件」が大好きで欠かさず見ていた。我々一般人が事件のことで知っているのはほんの一部だけで、当然のことだが警察内ではあらゆる側面から捜査が行われていたことや意外にも凶悪犯罪の犯人のすぐ近くまでたどりついていたことなど知り、驚き、それでも未解決なままであることに全く関係ない私が歯がゆい思いをしていた。 この小説が本当のことであればそして私が当時警察官であればどれほどの歯がゆさを味わっていたことだろう。とはいえ、昭和の鎌田、湯浅というふたりの警察官には遠く及ばないだろうけど。 物語の核となる事件は昭和49年の一家惨殺事件である。しかし、それはそこからまたさかのぼること約25年の函館で起こった同じく一家惨殺事件に実は端を発していた。 いや、端を発していたのは忌まわしい戦争のさなかの満州国での男たちの出会いにあった。ここに警察が至るのに膨大な時間がかかるがそれにかける当時の警察官の執念には感服する。 スピード感あふれる小説やドラマに慣れている現代の私たちに、昭和から令和までの途方もない時間をかけて事件解決に導いていく構成にどんどんひきこまれる。あまりに重厚で情報量が多いため、途中で、メモをしていなかったことを悔やむ。これからこの本を読まれる方はぜひ、メモを片手にどうぞ。時々「あの人物の特徴はなんだっけ?」などと見返そうにもどこだったか探すのも大変。結末を知ってから答え合わせにもう一度読むのが良いのだけど、そろそろ図書館の返却期限が迫っている。 「どんな些細な事柄も見逃すな、こだわり抜くんだ」昭和の刑事が残したこの言葉がこの小説のキモだと思う。平成から令和になってもバトンを受け取った、草加や藤森のふたりの警察官が「些細だと思われたこと」例えば、天井裏の鼠、木屑・・・ありとあらゆる証言、証拠、状況から拾い集めた「点」にこだわりぬいてとうとう犯人を見つけ出す。 とりわけ、幼馴染がオウム真理教信者であることを理由に閑職に追いやられた草加が満州のことを丹念に調査するくだりは読み応えがあった。 そして物語では登場人物の背景に合わせ、実際の昭和から令和までに起こった実際の事件が描かれている。連続企業爆破事件、八王子スーパー事件、一連のオウム真理教事件、そして、犯人特定に重要な鍵となる「血友病」患者に与えられた血液製剤が問題となった薬害エイズ事件など。 昭和生まれの私には記憶に残っている事件もあり、そのためさらにのめりこむ感覚があった。 とにかく読み終えるとアチチとやけどしそうなほどの警察官の熱量に圧倒される。アチチなのは、昭和49年の事件の犯人のひとり、九重の執念深い恨みもまたその上をいく。 警察と言えば不祥事ということばが枕詞になるほどの組織だと現代社会では思われているところもあるけど、実際にはきっと小説に出てきたような刑事もいるのだろうなあ。いてほしい。

Posted by ブクログ

2026/08/05

ボリュームがすごいあったのだが、意外とするする読める。そしてドドーン、と名場面があるわけではないのだが、胸が熱くなるお話だった。 正直情報に翻弄されてしまい、あの人物は死んでなかったのか? あそこに居たのはアイツだろ? とか最後の方は頭の中で整理するのが大変だった。 ただ噂に違わ...

ボリュームがすごいあったのだが、意外とするする読める。そしてドドーン、と名場面があるわけではないのだが、胸が熱くなるお話だった。 正直情報に翻弄されてしまい、あの人物は死んでなかったのか? あそこに居たのはアイツだろ? とか最後の方は頭の中で整理するのが大変だった。 ただ噂に違わぬ地味さと執念深さ。圧倒されました。 一つの事件のために別の事件、畑違いとも思える場所を捜査して、その苦労に頭が下がる。実際の事件も関わりはないとはいえ、影響を受けたことをうまく取り入れている。当時を知ってる世代は懐かしさとは別に苦さも思い出すけども。 登場人物たちも本人と周りの評から浮かび上がり姿がリアルで想像しやすかった。 これはドラマとかでじっくりやってくれたら、この人が…!とか思いながらソワソワしながら見れそうです。

Posted by ブクログ

2026/08/04

久しぶりにしっかりしたもの読んだーと思える読後感。時代の雰囲気がちゃんと描写されていて、年月を違和感なく感じさせてくれる。 何より丁寧で誠実な感じ。 この人、他にどんな作品あるんだろ??? もっと読みたいな

Posted by ブクログ

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