商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2025/08/06 |
| JAN | 9784153400467 |
- 書籍
- 新書
幽霊の脳科学
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幽霊の脳科学
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商品レビュー
3.7
53件のお客様レビュー
人間の意識や脳の働きと幽霊の存在を結びつけて考察する本書は、脳神経内科医の視点から多様な怪談や幽霊譚を分析し、神経学的な背景を解明します。著者は、ナルコレプシーや統合失調症などの病が幻覚を引き起こすことを示し、一般の人々も疲労や寝不足が原因で幽霊を見たり金縛りに遭ったりすることがあると説明します。多くの症例を通じて、怪談の約三分の二は神経学的に説明可能であると納得させられる一方で、残りの三分の一には解明されない謎が潜んでいることも示唆します。幽霊は人間の脳が生み出した現象であり、私たちが長年にわたり語り継いできた存在でもあることを考えさせる内容です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
いわゆる怪奇現象を科学で解析するという内容で、そこまで目新しいものではない。 しかしながら、怪異現象をただの迷信だと切り捨てるためのナタではないのがポイントである。 古今東西、怪奇現象は現実にあるものと認識されている。個人的経験が前提なので、遭遇した人が遭遇したと現実として...
いわゆる怪奇現象を科学で解析するという内容で、そこまで目新しいものではない。 しかしながら、怪異現象をただの迷信だと切り捨てるためのナタではないのがポイントである。 古今東西、怪奇現象は現実にあるものと認識されている。個人的経験が前提なので、遭遇した人が遭遇したと現実として認識しているならば、現実にあったことになる。では、その現実認識はどこから来るものなのか? 昨今では金縛りの機序なども解明されており、金縛りとは睡眠中に覚醒したという夢を見ているという状況で、手足が動かないのは、夢を見る状態にあるレム睡眠中は、生理的に手足が動かないようになっているがゆえのことである。金縛りの機序が判明しているのと同じように、最近では測定機器の発達もあり、幻覚がどういう状況で生じるのかも分かるようになってきた。 その一方で、頭痛についての研究は、動物実験の観察が困難ということもあり進めるのが難しいという。 とはいえナルコレプシーの原因(ヒト白血球抗原の関連など)や、突発性睡眠を抑える薬の開発は進んでいて、睡眠不足がもたらす弊害についても新しい知見が増加している。 ある意味、怪異現象を無頓着に解析し、脳神経科学によって機序を暴いているので無粋といえば無粋ではあるのだが、幻覚を利用して他者を騙し、搾取する存在がいる以上、研究によって怪異現象が起こりえないものではなく、起こりうるものにするのは必要なことなのだろうと思う。また、怪異現象について、それそのものの解釈は文化に依存しているというのも事実なので、それを心に留めて置くのは大切なことなのだろうと思った。
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民俗学者や小説家が採集したり経験したりした幽霊話を、神経内科学の知識を中心に動員して解明を試みる内容。第1章から第4章までで、著者が提唱する幻覚の四分類を学ぶことができる。エピローグでは地下鉄サリン事件を起こした教団の信者達には研究者や医師もいたのに、安易に超常現象を信じたのは科...
民俗学者や小説家が採集したり経験したりした幽霊話を、神経内科学の知識を中心に動員して解明を試みる内容。第1章から第4章までで、著者が提唱する幻覚の四分類を学ぶことができる。エピローグでは地下鉄サリン事件を起こした教団の信者達には研究者や医師もいたのに、安易に超常現象を信じたのは科学者として稚拙であり、信じられないことが起きた時には既存の知識をフルに活用して仮説を立てることが大切だ、と述べられる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
たいがいのことは脳機能の問題らしい。 亡くなった母が、晩年小さい子が遊びに来てると言ったり(来てない)、家族が泊まりに来るからと客用の布団を敷いたり(そんな予定はなかった)、夜中に誰かが来ると怖がっていたことを思い出した。挙げ句、誰かが迎えに来るからと夜中に自立型の施設を抜け出して一晩中外で迎えを待っていたという……(そのせいで施設にいられなくなって特養の入所待ちになった) 「認知症」とひとくくりにして分かった気でいたけれど、もっと寄り添えたかもしれないと今にして思う。
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