商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2025/07/29 |
| JAN | 9784101202440 |
- 書籍
- 文庫
らんたん
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らんたん
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商品レビュー
4.3
29件のお客様レビュー
導入部を終えると舞台は明治時代。決して優等生ではない女の子が西洋文化に触れて伸びやかに成長していく。当時の著名人が次々に出てきて、朝ドラみたいなお話と思っていたら、徳冨蘆花に対して、面と向かって、彼の作品を堂々と批判する場面が出てきて、前言撤回。朝ドラではなく、裏・朝ドラです。 ...
導入部を終えると舞台は明治時代。決して優等生ではない女の子が西洋文化に触れて伸びやかに成長していく。当時の著名人が次々に出てきて、朝ドラみたいなお話と思っていたら、徳冨蘆花に対して、面と向かって、彼の作品を堂々と批判する場面が出てきて、前言撤回。朝ドラではなく、裏・朝ドラです。 話は脱線するけど、ドリトル先生シリーズの黒人王子や風と共に去りぬのマミーについて、差別を背景に優位な立場から見て都合のいい描かれ方がされているという批判がある。この批判が的を射てるにしても、作品を全否定するのは間違ってると私は思っている。一方、戦前の日本文学や歌謡曲の歌詞において、優位な立場の人から見て都合のいいだけの、薄っぺらな女性像が描かれていても、そういうことには無関心で、昔からの賛美だけが残っているように感じることがある。この物語では、作者の柚木さんの文学者としての、そういう点への鋭い視線が光っているように思う。 物語後半、戦時中に、主人公は、体制に迎合するかのように見えながらも、女性の教育のための場所を懸命に守ろうとする。あの戦時下に、大きな翼の下で守られた、豊かな学生生活があったのかと驚いた。だが、主人公は、内心では、嘘を重ねているような自分のふるまいを許せないとも感じていたようだ。その象徴として、有島武郎の存在が使われてるあたりも興味深い。 この物語のどこまでが史実でどこからが創作なのかと、感じたりもする。だけど、田辺聖子さんが描いた吉屋信子さんの評伝には、若い頃、YWCA の寄宿舎で暮らした話が出てきたし、村岡花子さんを取り上げた本には、当時の有名な女性たちが一堂に会したような記念写真が掲載されていた。マイノリティ中のマイノリティだったから、どこかでつながっていたり、お互いに面識があったりしたのだろうけど、こういう女性たちが、それぞれの信念で錐のように突き進んで行き、風穴を開けたのだと思う。 女子校の共学化や女子大の廃校のニュースのたびに、社会的役割を既に果たしたという言葉を耳にする。だけど、その社会的役割を担い、力を尽くしてきた人たちのことを改めて思ってみる。 それから、この物語の中でも、欧米から来訪した女性宣教師が女子教育に少なからぬ影響を及ぼしたことに触れられている。こういった宣教師たちが、女性の視点から聖書を考察しようとしていたことや、遠い東洋の国に、自分たちの理想を伝えようとしていたであろうことにも思いをはせてみる。
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津田梅の一生。新渡戸稲造、野口英世からマッカーサーまで、偉人達がたくさん。とてもエネルギッシュな人でした。
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歴史に名を刻む人たちは、その人たちで繋がりがあるこたをすごく実感した。自分の信じる道をまっすぐに生きることの難しさ、でもだからこそ得るものがあひますね。
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