商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2025/09/05 |
| JAN | 9784022520883 |
- 書籍
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国宝 愛蔵版(下)
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国宝 愛蔵版(下)
¥2,750
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商品レビュー
4.5
54件のお客様レビュー
下巻も読了しました。 やはり、主人公の歌舞伎に対する徹頭徹尾に一途な想いに貫かれた作品でした。それが清々しくもあり、強すぎるが故に肌寒く感じもしたり。いずれにしても、しっかりした筋が一本通った作品で、ページ数以上の読み応えを感じました。 個人的に惜しむらくは新聞小説でなく書下ろ...
下巻も読了しました。 やはり、主人公の歌舞伎に対する徹頭徹尾に一途な想いに貫かれた作品でした。それが清々しくもあり、強すぎるが故に肌寒く感じもしたり。いずれにしても、しっかりした筋が一本通った作品で、ページ数以上の読み応えを感じました。 個人的に惜しむらくは新聞小説でなく書下ろしであったらと思います。規則的なシーン展開よりも場面に応じて自由度の高い滑らかな文章の流れとした方が本作の世界観には合っていた気がしました。
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最後まで上巻のエネルギーのまま飽きることなく読み終えた。俊介とのやりとりも良かったし、周りの女性陣の描写も良かった! 小説なので実際の歌舞伎のシーンは想像の世界だけど、それでも情景が浮かぶ描写、最高だった! 一番好きなキャラクターは徳次でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
美しいものを美しいと書いても伝わらない。 では、どうすればいいのか。 それは丁寧に描写を重ねるしかないのだけれど。 喜久雄が歌舞伎を好きなことは分かった。 俊介が鬱屈しながらも体に染みついた歌舞伎を求めていることも分かった。 でも、稽古の場面が少ない。 喜久雄が遊んでいる場面ばかりが目に付く。 俊介の空白の十年は、一つの芸を極めるためには、あまりにも長い空白だ。それなのに、俊介は喜久雄に肩を並べている。 その空虚さ。 歌舞伎はそんなに簡単なものだっただろうか。 そこではたと思い至った。 これまで喜久雄と俊介の物語のように思っていたけれど、そうではないのかもしれない。 真の主人公は、二人を取り巻く女性たちではないのか。 血の繋がらない喜久雄のことをずっと守ってきた義母マツ。 息子の俊介にとっては喜久雄がいない方が良かったのに、それでも喜久雄のために奔走する幸子。 愛されていないと分かっても喜久雄の味方になる彰子。 喜久雄を追いかけて大阪まで来たのに、割と放置されて、どん底にいる俊介を支え続ける春江。 喜久雄と俊介に比べて、どの女性も魅力的でたくましいのだ。 歌舞伎という魔物しか見えなくなった男たちを、陰で支え続ける。 彼女たちがいなかったなら、喜久雄も俊介も決して大成することはなかっただろう。歌舞伎だけに打ち込むことは出来なかっただろう。 だからこれは、歌舞伎を取り巻く女性たちの物語なのだ。
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