商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 実業之日本社 |
| 発売年月日 | 2025/08/07 |
| JAN | 9784408559636 |
- 書籍
- 文庫
カレーの時間
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カレーの時間
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商品レビュー
3.9
36件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2026.02.21 きっと無限に時間があったら、この本の良さを長々と書き連ねていたと思う。 あらすじとタイトルから勝手に、レトルトカレーが売れるまでのサクセスストーリーで、その過去の栄光を知ることにより祖父と孫のわだかまりが消えていく、、のようなストーリーを想像してしまっていたので、これからこの作品を読む人には全く別物だと言いたい。 カレーが幾度となく登場するのだが、それはこの作品にそっと花を添えているような、この物語を縁取るような枠のようなものだ。 主軸は『ガンコで「昭和の男」をまさに具現化したおじいちゃん』と、『潔癖症の孫』がひょんなことから一緒に住むことになり、関わることにより過去と現在の祖父の3人娘たちとの関係性がどんどん紐解かれていく家族の物語。 令和にはそぐわない、男はこうあるべき!の思想の強い祖父だが、それゆえまっすぐで芯の強い、でも不器用なところが最後には愛らしく思える。 潔癖症でなよなよした、昭和の祖父とは対照的な今時な多様性の社会を生きる令和の青年、桐矢。 ちぐはぐなこの2人が生み出す空気や対話がクスッとくるのもこの作品の好きなところだ。 きっと関西弁なのも親しみやすさが出ていていいのだろうなとも思う。方言の力はすごい。 もっとたくさんこの作品の良さがあるのに、それをうまく文章化できない自分の語彙力、表現力の無さにもどかしく思うが、読んだ後のじんわりと心があったかくなった作品であることは忘れたくないのでメモしておく。 タイトルがいい意味での裏切りであると冒頭に書いたが、まさにこのタイトルの文字通り、桐矢にとっての祖父との思い出を振り返ったとき、そこにはいつもカレーを食べていた2人がいたな、と思うとなんともしっくりくるタイトルだなあと思う。 美味しいものを誰かと共有する時間は、きっとかけがえのない時間だと教えてくれるこの本を、 美味しいものを共有したい相手にも勧めたいなと思う。
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昭和の男なお爺さんと、多様性の時代に生きる孫の、分かり合えないけど寄り添おうとする話が面白かった。お爺さんの孤独な生い立ちや、離婚した理由、文句を言いながらも娘たちを愛しているのに、それを伝えられない不器用さが感動的だった。
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双方向から語られる「物語」も不完全なのだから、一方向から語られる「物語」はもっと、そう。「祖父」の無骨さと言葉足らずなところには嫌悪するけど、「知った後」なら許せないわけではない。知ろうとすること、知って判断すること、フラットな思考をもつこと。
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