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ビスケット
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ビスケット
¥1,650
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
誰にでも、存在する価値がある。 ビスケット。それは、誰からも相手にされず、存在感が消えて、見えなくなってしまった人たちのこと。 主人公の少年ジェソンは、過敏な聴覚を活かして、仲間たちとビスケット救出作戦を始める。 ビスケットを助けながら、そのやり方から、大人たちに誤解されがち...
誰にでも、存在する価値がある。 ビスケット。それは、誰からも相手にされず、存在感が消えて、見えなくなってしまった人たちのこと。 主人公の少年ジェソンは、過敏な聴覚を活かして、仲間たちとビスケット救出作戦を始める。 ビスケットを助けながら、そのやり方から、大人たちに誤解されがちなジェソンだったけど、仲間や理解してくれる大人にも出会い、少しずつ成長していく。 自分が自分の存在価値を認められること。大切な人に自分の存在価値を認めてもらえること。どちらも大事。 自分を受け入れられたら、周りの人たちにも関心を持ち、困っている人がいたら手を差しのべていけたらいいね。 そんな風に人と繋がっていくことも悪くないなと思えた。 あと、ジェソンと仲間たちの関係がとても魅力的。 自分をさらけ出して、それを認めてくれる仲間がいて。 周囲の目を気にしすぎず、思ったことや感じたことを伝えられる関係がいいなぁと思った。 すべてを相手にぶつけるということではなく、伝え方もあるとは思うが、相手に伝えようとすることは大事だね。 私自身、子どもの頃から口数が少なくて、友達と一緒に遊んでるのに探されちゃうくらい存在感が薄い。笑 でも、それで悩んだことはなくて。それは、見つけてくれる友だちがいて、受け入れてくれる家族がいたからなんだなぁ。 自分に存在価値を感じられないときでも、勇気をもらえる一冊だと思う。
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めっちゃよかったー!とは思わなかったけど面白かった。 3人組のバランスがとても良かった。こんな友達がいたら楽しいだろうなと思うし、この人たちがいたら、見つかったビスケットたちは安泰と言える。実際そうだったけど。 ビスケットかぁ。 存在感が消えちゃう時は、もしかすると誰にでもあるのかなぁ。 わたし自身にはその時間は必要だった。 自分の意識を徹底的に内向きにする時間。 だけど問題は、子供たちがそうなったとして、自力で出てくる強さを、育つ過程で身につけてもらえているかどうかなんだよな。 そのまま消えちゃう人も、大人でもいっぱいいそうな気がする。 途中から説明の部分はすっ飛ばしてしまった。 夢中で読めるほどにはわたしには刺さらなかった。 けど韓国のヤングアダルトは好き。
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いろんな理由から世界から消えかかっている脆くて壊れそうな人。ビスケット化現象。ビスケットが見える少年を主人公としたYA小説。ビスケットになりたくなる時もあるかもしれない。
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