商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2025/07/17 |
| JAN | 9784163920122 |
- 書籍
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トラジェクトリー
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トラジェクトリー
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商品レビュー
3.5
30件のお客様レビュー
アメリカニズムの強い男に憧れながらも それを真似ようとしたとき 戦後民主主義が足を引っ張ってくる 強い男は戦争を思い出させて 怖いんだそうだ そんなわけで恥を知ってるほうの男たちは 黙って女の尻にしかれるか さもなくば孤独に生きるしかなかったのである 昭和の良い子たちは そういっ...
アメリカニズムの強い男に憧れながらも それを真似ようとしたとき 戦後民主主義が足を引っ張ってくる 強い男は戦争を思い出させて 怖いんだそうだ そんなわけで恥を知ってるほうの男たちは 黙って女の尻にしかれるか さもなくば孤独に生きるしかなかったのである 昭和の良い子たちは そういった抑圧のなかで ドメスティックな人間関係の頂点に立つことを 夢見続けてきた だがしかし長い年月を経て屈折したその夢を 老人から一方的にぶつけられたならば 現代の若者たちは困惑しつつもやりすごすしかないだろう そういう立場に置かれた英会話講師が 「トラジェクトリー」の主人公だ テネシーから日本の名古屋にやってきたことで アメリカの閉塞した田舎を逃げ出し 広い世界に触れたいという、半ば強迫的な思いを 彼はとにかく果たすことができたのだけど そこで目にしたのは 自分同様、グローバリズムに煽られてカラ回りする人々 世界じゅうどこにでもいる庶民なるものの実相 そして、外から見たアメリカの姿であった なんだかんだで母国を愛するがゆえに 彼は日本を離れることができないのだと思う
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水の中を漂うような妙な浮遊感を感じたまま読み終えた。 グローバルとか大仰な言葉が(少なくとも日本では)定着している今。 日本に来た外国人ってそんな大層な思いは持っていないのかも。 何となく日本に来た。 何となく腰が重くて日本からでない。
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第173回芥川賞は該当作なし、と決まったが、候補作は4篇あり、本作はそのうちの1篇である。 主人公はアメリカの大学を卒業後、確たる目的意識もなく、日本の英会話学校で働く道を選択し、名古屋という東京と京都の中間点に移ってくる。英語を習うはっきりした動機が希薄に思える生徒を相手に教え...
第173回芥川賞は該当作なし、と決まったが、候補作は4篇あり、本作はそのうちの1篇である。 主人公はアメリカの大学を卒業後、確たる目的意識もなく、日本の英会話学校で働く道を選択し、名古屋という東京と京都の中間点に移ってくる。英語を習うはっきりした動機が希薄に思える生徒を相手に教え始めるが、用意した教え方には素直に従わず、自分の好みの主張が強い退職後の大人を相手に変わったレッスンが続けられていく。彼はある日を境に突然来なくなる。理由もわからず、片や同僚も辞めていく意思を飲み会で聞いたり、ふわっとした浮遊感漂う流れの中で・・著者が何を言いたいか、もやっとした内容であった。
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