商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2025/06/20 |
| JAN | 9784087447828 |
- 書籍
- 文庫
黄金比の縁
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黄金比の縁
¥473
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商品レビュー
3.8
28件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
理系の男性が多く就職するような、男女日が9:1の、時代に追いつけていない化学企業の新卒採用の話。 主人公は、「女性」という理由で難癖をつけられ、自分がやりたい仕事から人事部へと移動させられた。 そんな進むべき「前(志をもって進むべき目的)」を奪われた主人公は、採用担当としての権利を活かし、会社を徐々に崩壊させる復讐を、新しい「前」に設定する。 それは、「顔の黄金比」のみで学生を選対すること。 顔の黄金比のいい学生は、離職率が高く、会社にいつまで経ってものさばるような「凡人」にはなる確率が低いからだ。 複数の基準を持って人間を総合的に評価する「新卒一括採用」とは、全くの矛盾の行動だが、そもそもそんなシステムは欺瞞であり、成り立たない。 だからこそ、顔の黄金比での採用基準がまかり通る… 日本の採用システム、会社組織の不条理さと、正しくはないが「自分の美学・信念」を持って職務を全うする主人公の皮肉さが相待って、とても痛快な部分もあった。
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採用側の視点で就活をみられるのが面白い。主人公が復讐をするための行動で、周囲からは評価されてしまうのも皮肉が効いてるな、と。 ラストの展開までどう決断するのかワクワクして読めました。
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主人公の淡々とした皮肉が面白かった。最後、コネ入社の彼の採用はどうするんだろうとドキドキもし、ゾッとした。
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